【<新春インタビュー>Spelldata 竹洞陽一郎社長】自社ECで売上3倍増の例も パフォーマンス向上の重要性啓発

ウェブページの表示速度計測サービスを提供するSpelldata(スペルデータ)は、速度計測をはじめとしたウェブページのパフォーマンス向上の重要性を広く啓発している。同社に問い合わせた企業の中には、自社ECの売上高が3倍に増加した企業もあるという。竹洞陽一郎代表取締役社長にパフォーマンス向上の重要性を聞いた。

――スペルデータはかねてから、ウェブパフォーマンス向上の重要性を提唱している。

どんなに質の良い商品やコンテンツ、CRM施策を構築しても、届けたいユーザーに情報が正しく届かなければ意味がない。ところが、インターネット上の混雑状況の把握や、「速く届くこと」に意識を向けられている企業は少ない。EC事業者である以上、表示速度の競争からは逃れられないので、ウェブパフォーマンス向上の重要性に気が付いてほしい。何より、売り上げ拡大につながる。

運送業であれば、高速道路がどんな状況を把握するかはとても大事。混雑状況の情報を集めたり、ドライバー同士が無線で情報交換して、「いかに速く届けるか」「いかにスムーズに運転するか」を重要視している。これは、「回線網を通じて情報を届ける」という点で、インターネットの世界でも同じことがいえる。現在、どのような回線が混雑していて、普段からどのようなときにトラブルが起きやすいのかを把握していないと、取引先や顧客に情報を届けることができない。

例えば、顧客にメルマガを送った際、送り先の相手の迷惑メールボックスに入ってしまえば、販促の効率が落ちてしまう。また、表示速度が遅ければ、いわゆる「かご落ち」や、ECサイトからの離脱につながりやすい。こうした機会損失を防ぐために、ウェブの計測・監視、ひいてはパフォーマンス向上が欠かせない。

――近年、ネットワークの環境が大きく変化している。

ネットワークのトラフィック量は昨今、年に2倍のペースで増加している。これに加えて、約2年前と比べて、インターネットの状況も大きく変わった。

一例を挙げると、ウェブブラウザ各社によるCookie(クッキー)情報の規制に乗り出したことで、iPhone(アイフォーン)のユーザーは、クッキーの追跡を遮断できるようになった。これにより、従来のリターゲティング施策が通用しなくなった企業は多い。

ECサイトの存在価値は、24時間365日いつでもどこでも、インターネットに接続できれば、即座にアクセスできて購入できる点だということを思い出して欲しい。月間10万PVを超えた後、売り上げ向上を狙うなら、やるべきは速度向上・安定配信だ。ECサイトという金の卵を産むガチョウを育てたいのならば、ガチョウそのものをケアする、つまりECシステムの配信品質管理に注力すべきだ。投資する際に、ガチョウそのものに対する投資なのか、ガチョウの周りに投資しているのかを考えて欲しい。

当社が高速化したサイトは、毎年、一律30%以上売り上げを上昇させ続けていることからも分かる。

――ウェブパフォーマンス向上につなげるために、スペルデータが提供しているサービスは?

全国5都市での光回線、モバイル4社の回線での計測サービスを提供している。24時間365日、15分に1回の頻度で計測するので、各都市での自社サイトがどの程度遅延しているかが一目瞭然で分かる。顧客の心をつかみ、各自に買って頂くためには、どの都市のどの回線でも高速に表示されなければECサイトとして負けだ。そのために遅延の可視化は必須だ。

また、遅延しているECサイト向けにWeb高速化サービスを提供している。4カ月で、全国各地で1秒以内に表示できるように統計的品質管理手法を使ってチューニングをする。これは契約書で達成保証を明記している。

いずれも、インターネット上の監視・計測を通じて、これまでのログや現状を「見える化」できる。EC企業からの問い合わせも多い。この他、コンテンツの品質向上を支援するサービスなど幅広く展開している。悩みを持つ人や、気になる人は気軽に問い合わせてほしい。

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