これから、EC運営の課題を調査 TOP3は「集客・プロモーション」「仕入れ」「商品開発」

これからはこのほど、ECサイト(ネットショップ)運営経験者を対象に運営課題などを尋ねた「ECサイト運営で売れる人と売れない人に関する調査」を実施し、その結果を公開した。運営課題トップ3は「集客・プロモーション」「仕入れ」「商品開発」となった。集客の重要性を認める人が多い一方で、外部に集客を委託しない理由は「コストの高さ」と回答する人が約6割となった。効果的な集客方法として、「Web広告」「SNS発信」が多くの支持を得ていることなどがわかった。

【<画像5点>調査結果はこちら】

「ECサイト運営で売れる人と売れない人に関する調査」は、全国の20~59歳一般男女のうち、これまでに自社ECサイト(ネットショップ/アマゾン、楽天等のモール出店を除く)を運営したことがある1~4の職種(1.自営業 2.会社員 3.会社役員 4.公務員)の人を対象に実施したもの。調査期間は2021年11月16日~11月17日、回収サンプル数は200。

毎年ECサイト需要が高まる年末年始において、ECサイト運営に初めて着手する人の参考・指標となる情報を提供し、ECサイト運営者の増加を図る。2021年9月に「Sitecore」が発表した調査でも、4割の人はホリデーシーズンにECサイトで買い物をする予定だと回答していることから、今年の年末年始もEC需要が高まることが見込まれているとし、今回の調査により、ECサイト運営経験者が感じた課題や悩みを浮き彫りにし、具体的な対策を洗い出すことで、年末年始のECサイト需要増加のタイミングでより売上を伸ばす参考になればとしている。

ECサイト運営において最も課題に感じていることを尋ねた問いでは、2位に倍近い差をつける34.0%の人が「集客・プロモーション」と回答した。次いで「仕入れ」が18.0%、「商品開発」が12.5%と続いた。一方で、「出荷・配送」や「問い合わせ対応」といった業務はほとんどの人が課題として挙げていないことが分かった。

ECサイト運営における「集客」の重要性を尋ねた問いでは、95%以上の人が「大事である」と回答。外部に集客を委託するうえでネックやデメリットとなる要素については、「コストの高さ」が60.5%で最も票数を集め、次点で「集客ができるか分からない」が51.5%という結果になった。集客が大事であることは理解しつつも、外部への集客の依頼については、費用面で躊躇している人が多いことが分かった。

ネットショップにおける効果的な集客方法を尋ねた問いでは、最も多い57.5%の人が「Web広告」が効果があると評価し、僅差であるものの「SNS発信」(56.5%)よりも高い数値を獲得した。「メルマガ」や「チラシのポスティング」といった、これまで主流だった集客方法は順位が下がる傾向となった。

その効果が評価された「Web広告」について、1日にどれくらいの費用をかける必要があると考えるかを尋ねた問いでは、8割以上が一日に500円を超える費用をかける必要があると考えていることが分かった。さらに、3人に1人は「1001円~5000円」は費用をかける必要があると答えており、月額にすると約3万円~15万円ほどのコストがかかっていることがうかがえる結果となった。

売上に直結する要因を尋ねた問いでは、「商品・サービスの質」が最多の58.0%、次いで「集客力」が53.0%の回答を得た。「商品やサービスの質」「集客力」のいずれも半数以上が売上に直結する要因として認めた一方で、昨今注目されつつある「情報発信力」の項目は35.5%に留まる結果となった。

これらの調査結果から、ECサイト運営者のほとんどは「集客」が重要であることは理解しつつも、同時にそのコストや集客の効果がわからず課題を抱えていることがうかがえるとした。また、集客には、WEB広告やSNS発信が効果的であることが調査を通じてわかったとしている。