【ファッションテック最前線】アートトレーディング、フルフィルメントセンター開設 EC新規参入企業からの需要急増

フルフィルメント支援サービスを提供するアートトレーディングは2021年3月、埼玉県所沢市にフルフィルメントセンターを開設した。同社のフルフィルメントサービスは、受注の最低ロットもなく、低価格から対応している。そのため、ECへの新規参入企業や、中小企業からの問い合わせが急増しているという。

同社のフルフィルメントセンターでは、「商品の保管」や「物流業務」だけでなく、「ささげ業務」「ECサイト制作」「受注代行」も行うことができる。商品の保管は1パレットから行っている。

所沢市のフルフィルメントセンター

同社の物流サービス「mylogi(マイロジ)」は、複数モールの在庫管理に強みを持つ。複数モールの受注を一括で管理することにより、管理の時間が短縮され、各モールの在庫のずれも非常に少なくなるという。

同社はもともと、ECの運営会社だった。そのため、EC業界への知見が深いのだという。藤井玲社長自身、20年近くECに携わっていることもあり、業界をマクロな視点で俯瞰できていることも、同社の強みだという。「ファッションECを含めた自分自身の経験や、ショッピファイパートナーを初期からやってきた実績を社内で共有している。各分野のミクロな視点からだけでなく、全体を俯瞰したアドバイスもできると思う」(藤井玲社長)と話す。

過去にECを運営していた経験は、ECの運営代行サービスにも生かされている。細かいラッピングやメール便にも対応。きめ細かいサービスの提供を心掛けているという。「近年のECは差別化を図るため、サービスも多様化している。そういった要望にも応えていきたい」(同)と話す。

「今後の展開としては、料金プランを精査していきたい。現在の料金システムは複雑化しており、分かりにくい。『全てのサービスをセットにしたプラン』『サービスを部分的にセットにしたプラン』などを設け、割引するなどして、通販・ECへの新規参入企業を手助けしていきたい」(同)と話している。

フルフィルメントセンターでの撮影風景

アートトレーディング

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