楽天モバイルは1日、メーカー認定整備済 iPhoneの販売を開始した。SIMカードとのセット販売となる。人気が高いiPhone。MVNOに限ればまだ販売取扱いが限られるが、楽天モバイルはiPhoneの力を持ってして、MVNOにおけるシェアを高められるだろうか。

楽天モバイルがiPhoneの販売を開始(画像:楽天モバイルウェブサイトより)

楽天モバイルが販売を開始したのは、iPhone SE(16GB)、iPhone 6s(16GB)、iPhone 6s Plus(64GB/128GB)の3機種。いずれも、海外で販売されているメーカー製備品となる。テザリングも可能で、アップルの1年間のハードウェア保証の対象ともなる。少し違うのは、国内販売機種とはインストールされているアプリや設定仕様が異なる場合があるということくらいだ。

メーカー製備品とはいえ、iPhoneであることに変わりはない。人気機種の取り扱いは、MVNO市場における差別化のポイントともなりそうだ。現時点において、シェア上位を占めるMVNOでiPhoneを取扱うのは、ビッグローブのみとなっており(UQ mobileを除く)、楽天モバイルも、iPhoneの神通力に期待したいところだろう。

問題はその効果の程度だ。それを推し量るには取扱いを先行していたビッグローブのシェアをみるとよさそうだ。ビッグローブは2016年11月からiPhone 6/6 Plusの取り扱いを開始、今年1月からはiPhone SEの販売も開始した。こちらもメーカー整備品(新品もしくは新品並みの品質を確保したもの)だ。