ショーケース・ティービーは4月4日、電話着信認証による個人認証サービスを開発・提供するオスティアリーズと業務提携を行うと発表した。

2016年2月に、クレジット取引セキュリティ対策協議会から「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画」が発表された。同実行計画は、2020年のオリンピック・パラリンピック東京大会の開催などを踏まえ、国際水準のクレジット取引のセキュリティ環境を整備することを目的として、クレジットカード各社をはじめ、決済代行事業者や加盟店など、クレジットカード取引に関わる事業者が実施すべき対策をまとめたものとなる。

同実行計画における対策の三本柱のうちの1つが、「ECにおける不正使用対策」となり、ネットでなりすましをさせない為の多面的かつ重層的な不正使用対策が求められている。また、日本国内におけるFintechの盛り上がりにより、銀行APIとの連携をするクラウドサービス提供業者が増え、多くの金融機関がスマートフォン向けアプリの提供などを行っている。

一方で、2016年上半期におけるオンラインバンキングの不正送金の被害としては、96の金融機関で前期を上回る857件の不正送金が発生し、被害額は8億9800万円に達した。これまでは不正防止に有効とされていたワンタイムパスワードを標的としたウイルスも確認されており、金融関連サービス運営事業者やWebサービス運営事業者、そしてインターネットユーザにとって「安心」「安全」なサービスを提供する事が非常に重要となってきている。

こうした状況を受け、同社は個人認証ソリューションで高い技術と実績をもつオスティアリーズと業務提携し、セキュリティに特化した新商品の共同開発を実施するとした。

オスティアリーズは、リアルおよびネットサービス利用時の本人認証をスムーズかつ安全に行うセキュリティソリューションをクラウドで提供し、不正ログインや、なりすまし被害の防止を目的としたセキュリティ企業。

同社が提供する個人認証(着信認証)ソリューションは、サービス利用時に登録した電話番号で、毎回ランダム生成される認証用電話番号にダイヤルすることで、登録電話番号を認証する技術。インターネット回線のみの既存認証(ID&パスワードなど)に加え、電話回線を経由した電話番号認証を組み合わせることで、2経路(電話網とインターネット網)/2要素(ID・パスワードと電話番号通知)認証を、セキュアでシームレス、グローバルかつ低価格/短期間で導入できる。

今回の協業により、不正申込み、なりすましによる不正ログイン、Bot型攻撃にも有効かつ効率的な対策が講じられる新ソリューリョンを、多くの顧客企業に提供していく予定だ。