Jetrunテクノロジは8月21日、NTTドコモが提供する開発者向けAPI提供サイト「docomo Developer support(dDs)」向けに、ヒトとロボットが交わす話題を約1900のジャンルに分類するAPIと、日常生活の調和を約26のパターンで判定するAPIの提供を、8月19日から開始していることを発表した。

dDsは、NTTドコモが保有するAPIをより便利に利用できるAPI提供サイトとして2013年に開設された。APIを活用した共同事業開発プログラムを展開し、開発者や企業との協創の取り組みを推進しており、現在17種類の多様なAPIをラインナップしている。

今回、このdDsへ提供されるカテゴリ分析APIは、テキスト化された文章を約1900のジャンル(話題)に機械的に分類し、ロボット対話におけるアルゴリズムの構築やキュレーションアプリにおけるパーソナライズの最適化に活用できるもの。また、センシティブ分析APIは、公序良俗に反するようなセンシティブな話題を約26のパターンに分類し、掲示板などへの投稿記事のなかから、誹謗中傷へ該当する記事の検知、薬物やジェンダーについての話題も検知し、より多様性のある商材の構築に活用できるものとなる。

Jetrunテクノロジは、NTTドコモが提供するスマートフォン向け音声エージェントサービスへ2012年からテキスト解析エンジン「TrueText(トゥルーテキスト)」を提供しているが、上記2つはどちらも、このTrueTextを搭載した開発者向けのAPI。成長が著しいモバイルコンテンツ市場においても、コンテンツの有用性とスピードを維持しながら利用者へ提供できるという。