米Evernoteは8月10日、7月初旬にサーバ障害が発生し、新規作成/編集したノートの一部がEvernoteサーバーに正常に記録できなかったユーザーがいたことを発表した。
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障害が発生したのは、米国時間の7月1日から7月4日までの期間。メインサーバーと障害迂回用システムでハードウェアトラブルが重なり、Evernoteユーザー約350万人のうち6323人に記録ができないなどの影響が生じたという。
Evernoteでは不具合の影響を受けたユーザーを全員特定しており、該当ユーザーに対してメールを送信。PCに保存されたノートデータのコピーや、メール/ブラウザの履歴などからバックアップする方法を説明し、実際に影響を受けたユーザーの大多数がデータを復旧できたとしている。
なお、Evernoteは、不具合発生のメールを受信していなければ今回の問題には影響がないことを強調したうえで、即時公表を控えた理由について「影響を受けておられないユーザーの方々からの問い合わせが溢れるのを危惧し、実際に影響を受け不具合にお悩みの方々を徹底的にサポートし問題解決に尽力するために公のコメントを控えた」と説明している。
不具合が生じたユーザーには、1年間利用可能なプレミアムアカウントが提供されている。