日本電気(以下、NEC)は9月8日、米国ブレード・ネットワーク・テクノロジーズ(BLADE Network Technologies、以下BLADE)と資本提携を含む戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
BLADEは、2006年に創設された企業。ノーテル・ネットワークスからスピンアウトするかたちで設立された。高速ネットワークスイッチやネットワーク仮想化などの製品を提供しており、特にブレードサーバ向けの1ギガビットおよび10ギガビットLANスイッチの分野では、世界で約40%のシェアを獲得しているという。
NECは、2007年から高速LANスイッチモジュールのOEM供給を受けており、ブレードサーバ「SIGMABLADE」に搭載している。また、ネットワーク管理ソフトウェア「スマートパネル」をBLADEと共同で開発したという経緯がある。
今回の提携では、NECからBLADEに対して資金提供を行い、BLADEの取締役にNECの社員を1名派遣する。また、高速ネットワークスイッチを共同で開発するほか、マーケティングや販売ツールの日本語化なども連携して行っていくという。