BSNアイネットとマイクロソフトは4日、新潟県においての地域IT化を推進、さらなる産業活性化を目指し、協業を強化していくことで合意したと発表した。

今回の協業強化の具体的な内容は次の通り。

地域企業団体向けITソリューションの共同開発

地域企業の競争力強化や生産性向上のため、社員間の円滑なコミュニケーションや情報共有を促進するソリューションと、情報システムを安全/効率的に運用管理するためのソリューションを両社で共同開発。

マイクロソフト北関東支店を活用し、高度IT人材の育成

マイクロソフトは、BSNアイネットの高度IT人材の育成を支援。IT技術を活用した総合的なソリューションを円滑に構築/提供できる人材に育てることを目標とする。そのために、2007年2月に群馬県高崎市にマイクロソフトが開設した同社北関東支店の施設を活用。

地域企業/団体を対象に選任窓口の設置

BSNアイネットは、営業/技術者からなる専任窓口を設置。地域企業を対象に、マイクロソフト製品の活用による高品質なITソリューションを提供。また、"i-PALET"をはじめとする.NETテクノロジを活用したパッケージソリューションの活用推進をはかる。

新潟県内でのIT推進/啓蒙活動

両社は、共同でIT活用の普及/高度化に向け、講演会やセミナーなどを実施。具体的には、まず10月4日に新潟市内で地域企業/団体を対象に「マイクロソフト新潟ビジネスフォーラム」を開催。これによりIT化の推進によって生まれるであろう、ユーザーが抱えるニーズ/課題の解決のための具体的なソリューションを提案する。

マイクロソフトは、これまでにもさまざまな地域産業のIT利活用を支援、協業を行ってきている。今回のBSNアイネットとの協業強化は、新潟地域におけるBSNアイネットの実績とノウハウ、および優れたシステムインテグレーション力と、マイクロソフトの最新の製品/サービスとの融合により、ITを活用した地域における企業の競争力強化と生産性向上などを推進するものだとしている。