W3Cは7月13日(フランス時間)、「XHTM Basic 1.1」をCandidate Recommendationとして公開した。小型デバイス向けの新機能が4つ追加されているほか、XHTML Basic 1.0と合致するようにも考慮されている。実装フィードバックは8月31日(フランス時間)まで受け付けられる見通し。
Webコンテンツとしてはきわめて強力な言語としてHTML 4が提供されているが、もともとPCのようなデバイスを目的として策定されてきたもので小型デバイス向けには作成されていない。小型デバイスでは実装上のコストなどを加味して処理能力が決定されるため、多くの場合でHTML 4を完全に処理できない。
XHTM Basic策定の背景にはそういった小型デバイス(デスクトップ、テレビ、携帯電話)を横断して共有できるXHTMLタイプセットを提供する狙いがある。策定にはXHTML Modularizationにおいて定義されているXHTMLモジュールが活用されている。