HPは9日(中国時間)、新しいパーソナライズドビデオサービスを提供するモバイルソフトウェアソリューション「The HP OpenCall Mobile Video Solutions」を発表した。この発表は9日から10日(中国時間)にかけて上海で開催されている「Making Connections: The 2007 HP Mobility Summit」で行われたもの。同ソリューションを使うことで、ボイスメッセージがわりにビデオメッセージを送受信できるようになるうえ、ビデオブログのようなビデオサービスも簡単に実現できるとされている。
モバイルビデオサービス(映像の録画、再生、共有などをモバイル端末で行えるようにするサービス)は現在成長している携帯サービスの中でも特に注目されている分野だ。第三世代携帯電話サービスを普及させる鍵となるサービスとみられており、今後も発展が見込まれている。
今回発表されたThe HP OpenCall Mobile Video Solutionsは、「HP OpenCall Video Messaging」「HP OpenCall MMS Call Completion」「HP OpenCall Video Blog」の3つのプロダクトで構成されている。それぞれの概要は以下に示すとおり。
- HP OpenCall Video Messaging - パーソナライズドビデオメールボックスやビデオメッセージなどを作成するためのもの。このプロダクトを使用すると、ユーザは、ダウンロードしたアニメーションを使ってメッセージを送受信できるようになる。また、モバイル/ブロードバンドの両ネットワークをつなぐコミュニケーションを実現する際にもこのプロダクトが利用されることになる
- HP OpenCall MMS Call Completion - ビデオやアニーメーションを使ったメッセージの送受信完了通知機能を拡張するうえで利用する
- HP OpenCall Video Blog - ブログ、コミュニティポータル、プロモーションビデオなど、ユーザが作成したビデオデータ/ボイスデータの配信を支援するプロダクト
なお、これらプロダクトは、HP OpenCall Media PlatformおよびVoxSurf VxOneをベースとしたプラットフォーム上に構築され、HP ProLiantサーバおよびRed Hat Enterprise Linuxにおいて動作する。