米Googleは4月16日(現地時間)、ラジオ局向けの広告配信サービス「Google AdSense for Audio」のAPIを公開、米Broadcast Electronics(BE)ら3社がこれをサポートすることを発表した。3社はこのAPIを利用して、Goole AdSense for Audioを自社ラジオ局システムと統合する計画だ。

AdSense for Audioは、Googleが提供するラジオ局向けの広告配信システム。ラジオ局が持つ広告スポットでGoogleの広告主の広告を自動配信するもので、ラジオ局に新しい広告主と収益をもたらすとしている。

今回、BE、米ENCO Systems、米LAN Internationalの3社がこれをサポートし、自社のラジオ局システムに統合する。これにより、ラジオ局は直接AdSense for Audioを利用して広告を配信できるほか、既存の管理ツールで広告を管理できるという。

製品としては、BEの自動化ツール「AudioVAULT Vault2」「AudioVAULT AV100」、ENCO Systemsの自動化ツール「DAD」、LAN Internationalの売上管理システム「VIERO」となる。

Googleは2006年1月に米dMarc Broadcastingを買収、ラジオ広告分野に進出を図っており、すでにAdSence for Audioをサポートした自動化システムとして「SS32」「Maestro」を提供している。