スプリング(コイル)マットレスの特徴と種類

スプリングマットレスの種類と特徴

1日の1/3を寝て過ごしている私たちの体。実に人生の多くの時間を寝て過ごしているといっても過言ではありませんが、睡眠の質を重視している人はそれほど多くありません。

快眠は健やかで丈夫な体を作り、集中力をアップさせ、充実した豊かな生活には欠かせないものです。快眠を支えてくれているのが、心地よい眠りを作ってくれるマットレスです。 今回はマットレスの中でもコイルといわれるものを使ったスプリングマットレスについて詳しくご紹介いたします。

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スプリングマットレスの特徴

スプリングマットレス そもそもマットレスは、ベッドの上に敷いたり、布団の下に敷いたりする寝具の一種です。 用途によってマットレスの種類は選別されますが、中でもベッドの上に敷いて使用するものは非常に厚みがあり、スプリングといわれる硬銅線のコイルをらせん状に巻き、バネとして使っているものが一般的です。

これらのバネを使ったマットレスはスプリングマットレスといわれます。スプリングマットレスはバネを使ったマットレスのため、バネの強弱に合わせて体を包み込むほど柔らかくすることも、沈み込みすぎることなくしっかりと支えることも可能です。

バネの柔軟さや形状、巻き数、種類により寝心地や体の支え方は異なってきますが、日本の布団のように綿やポリエステルなどの繊維素材だけで作られているものと違い、長期間使用しても固くならない特徴があります。 最近ではスプリングマットレスと合わせて、体が触れる箇所に低反発素材高反発素材のマットレスを合わせた合体型のスプリングマットレスや様々な柔らかさのバネを組み合わせたマットレスなどもあります。

スプリングマットレスの種類

バネを使ったスプリングマットレスにはその形状や敷き方によっていくつかの種類に分けられます。中でももっとも普及しているスプリングマットレスがポケットコイルスプリングといわれる種類のマットレスと、ボンネルコイルスプリングといわれる種類のマットレスです。

ポケットコイル

ポケットコイルの構造 ポケットコイルはコイルスプリング(バネ)を一つ一つ小さな袋で包んで、敷き詰めたマットレスのことをおいます。袋でバネを包んでいるためスプリングが一つ一つ独立し、体を点で支えることが可能です。

加重を効率よく分散させられるため、体へのフィット感が高く、寝返り時の横揺れも少ないのが特徴です。生産に手間を要するため価格はやや高めですが、柔らかな寝心地が体への負担を軽減してくれます。

ポケットコイルマットレスの特徴

  • コイルが一つ一つ袋に包まれている
  • 点で体を支える
  • 柔らかな寝心地
  • 体にフィットする
  • 寝返り時の横揺れが少ない
  • 値段が少し高め

ボンネルコイル

ボンネルコイルの構造 一般的なスプリングマットレスとしてよく使用されているのがボンネルコイルです。ボンネルコイルはらせん状に巻いて作られたコイルスプリング(バネ)を連結させて作られたマットレスのことを言います。 スプリングが連結しているので、体を面で支えることが可能です。

連結しているスプリングでは反発力が高くなるため、極端に沈み込むことがなく、寝姿勢に合わせて緩やかに体を包み込んでくれます。適度な硬さがあるマットレスなので寝返りがうちしやすく、体格の良い人や体重の多い人でもしっかりとした寝心地を実感できます。

ボンネルコイルマットレスの特徴

  • 連結したコイルが使用されている
  • 面で体を支える
  • 沈み込みすぎない少し固めの寝心地
  • 体をしっかりと支える
  • 価格が手ごろ

スプリングマットレスは腰痛に良い?

スプリングマットレスに寝ている様子 腰痛の人にとって寝具を選ぶというのはとても大切な問題です。体を休めるはずの寝具で腰痛が悪化しては元も子もありません。

しかし、腰痛持ちの人が快適なスプリングマットを見つけるのは難しいのが実際のところです。 スプリングマットレスは柔らかい寝心地のポケットコイルと硬めの寝心地のボンネルコイルに大きく分けられます。

腰痛の人には柔らかい布団がいいといいますが、柔らかい布団だと腰が痛くなるという人もいます。逆に硬い布団の方が腰痛にはいいという人もいますが、硬い布団だと腰痛が辛くて眠れないという人もいます。

様々な腰痛の専門雑誌や医療機関の意見を見てみても硬い方、柔らかい方とそれぞれどちらも推奨しており、見解は大きく分かれています。 その理由としてあげられるのが腰痛の症状、状態の違いです。

腰痛の症状、原因、具合、感じ方は人によって異なるため、一概に腰痛の人には柔らかいスプリングマットレスがいい、硬いスプリングマットレスがいいというふうに判断することができないからです。腰痛の人で柔らかいマットレスがいいという人には、体の加重を点で支えてくれるポケットコイルのマットレスがおすすめです。

ポケットコイルには加重を効率よく分散させ、高いフィット感が得られるという特徴があります。 これは体圧を上手く分散できることで、体が感じる負担を軽減することができるとともに、体を無理なく自然な姿勢で支えることができるため、立ち姿勢の時と同じ姿勢を再現できるためです。

腰痛の人で硬いマットレスがいいという人にはボンネルコイルのマットレスがおすすめです。 柔らかいベッドでは腰が沈みすぎる傾向にありますが、硬めのボンネルコイルはスプリングが連結しているため、ある一点にだけ加重が加わるということはありません。

ボンネルコイルのマットレスは面で体を支える構造になり、マットレス全体で体をバランスよく支えてくれるため、布団に近い寝心地を再現することが可能です。 もちろん、ボンネルコイルマットレス、ポケットコイルマットレスともにその柔軟さは種類やコイルの巻き数、素材などにより一つ一つのマットレスで異なるため、自分に合ったマットレスを探すことが重要です。

しかし布団よりは確実に体の負担を分散でき、腰痛の痛みを緩和しながら快眠へといざなってくれるでしょう。

スプリングマットレスの 耐久性や寿命は?

スプリングマットレスの耐久性 スプリングマットレスは繊維素材だけで出来た布団などと比べ、長期にわたって使用しても型が崩れにくいものです。だからといって永久に使えるものではなく、劣化したり寿命があったりする消耗品に変わりはありません。

スプリングマットレスの寿命は、マットレスの種類や素材、使用頻度や加重量などによっても異なりますが、長くても10年といわれています。また耐久性に関して言えば、スプリングが連結してできているボンネルコイルマットレスよりもスプリングが独立しているポケットコイルマットレスの方が傷みやすい傾向にあります。

寝返りをよくうつ場合や子供がマットレスで飛び跳ねるなどしている場合にはさらにマットレスは劣化しやすくなります。マットレスの耐久性を少しでも良くするには、常に同じ面の同じ個所で寝ないことがカギになります。

スプリングマットレスは両面使用できるものがほとんどなので、裏返したり、上下を逆にしたりしてまんべんなく使用することでマットレスの劣化を遅らせられます。 マットレスの劣化具合は、マットレスのへこみ具合やキシミ音、寝心地の変化などで把握でき、これらが寿命の一つの目安になります。

スプリングマットレスの 通気性やカビ・湿気について

スプリングマットレスの通気性 マットレスは洗うことができないため、一度カビが発生してしまうと新しいのに交換しないといけなくなるというデメリットがあります。そのため、マットレスにとって通気性は非常に重要なポイントです。

スプリングマットレスは素材にスプリングを用いているため、空気が入りやすく湿気が貯まりにくい傾向にありますが、それでも全く湿気がこもらないわけではありません。マットレスの通気性はコイルの連結密度やコイルの巻き数、コイル以外の使用素材によって大きく変わってきます。

つまり、同じボンネルコイルを使ったマットレスでもメーカーや使用素材、作り方により通気性は異なるというわけです。では、大きな分類でスプリングマットレスを代表するボンネルコイルのマットレスとポケットコイルのマットレスを比較した場合、どちらの通気性が優れているのでしょうか。

上記でも説明しましたが、ボンネルコイルはスプリングを連結して作られているのに対し、ポケットコイルはスプリングが一つずつ袋に包まれて作られています。 この2種類のスプリングで比較すると、通性に関しては一つずつ袋に包まれているポケットコイルの方が劣ります。

ボンネルコイルは硬銅線が連結しているだけで、中が空洞になっているため通気性がよくできています。 後はその他に使う繊維部分の素材に綿、ウレタン、低反発ウレタン、繊維構造素材など、どういったものが使われているのかによってスプリングマットレスの通気性が大きく変わってきます。