自分に合った枕は基本的には枕の高さが自分に合っているかどうかで判断します。しかし、高さ以外の枕の素材や使用感は、個人の好みで選んだほうがいい枕に巡り合える可能性が高くなります。
枕の中身の素材は種類も多く、その特徴などもどういった素材を使っているのかによって全く異なってきます。今回は枕の中身の素材について特徴を詳しくご紹介します。
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紹介内容
枕の中身の素材と特徴一覧
現在、取り扱われている枕の中身の素材は数十種類あるといわれています。しかし実際に私たちが目にすることのある素材の多くは、ウレタンを使ったものや綿、羽根などを使ったものがほとんどです。
数十年前まで日本の枕の素材として主流だったそばがらやビーズなどの素材は、今でも取り扱いはあるものの、商品数としては減ってきています。昔に比べ現在ではよりフィット感の高いものが人気を集めているというわけです。ではそれぞれの素材の特徴について項目ごとに見ていきましょう。
高反発ウレタンの特徴
長所:適度な硬さがあり、首から肩をしっかりと支えてくれます。フィット感があり、体格のいい人や体重のある人でも十分な使用効果が得られます。肩こり改善効果が期待でき、安定した睡眠が期待できます。ものによっては水洗いできるものもあるため衛生的です。
短所:値段によって品質にばらつきがあります。安いものだと高反発なのに柔らかいことがあり、十分な安定感を得られないことがあります。通気性が若干悪いため、人によっては蒸れを感じることがあります。
フィット感 | 高い |
通気性 | 若干悪い |
寿命 | 2~3年 |
硬さ | 普通 |
お手入れ(洗濯) | ものによっては丸洗い可 |
アレルギー | ほとんどなし |
おすすめできる人 | 体格のいい人、肩こりのある人 |
価格帯 | 3,000円~10,000円 |
低反発ウレタンの特徴
長所:非常に高いフィット感と頭全体を包み込むように支えてくれる特徴の枕です。体圧分散力が高く、負荷を均一にしてくれます。首から肩にかけての凹凸にもしっかりとフィットしてくれるので、肩こりや首の痛み改善に高い効果が期待できます。
短所:通気性が悪く、特に夏場熱がこもりやすい欠点があります。また安い枕だと、柔らかすぎることがあり、十分な体圧分散力を得られないことがあります。体重が重い人や体格がいい人だと枕が沈み込んでしまう可能性があります。丸洗いすることが基本的にはできません。
フィット感 | 非常に高い |
通気性 | 悪い |
寿命 | 2~3年 |
硬さ | 柔らかめ |
お手入れ(洗濯) | 洗濯不可 |
アレルギー | ほとんどない |
おすすめできる人 | 体重の軽い人~普通体系の人 |
価格帯 | 2,000円~15,000円 |
ラテックスの特徴
長所:柔軟性のある反発力が特徴の枕です。沈み込む最初は低反発ウレタンのような感覚があるものの、支える力が高いため、低反発ウレタン枕ほど沈み込みません。通気性が高く、天然素材のため抗菌作用があり、清潔に保てます。
短所:ゴム特有の臭いがあるため、使っていると不快に感じることがあります。またゴムアレルギーの危険性もあり、アレルギー体質の人は使用不可です。反発力がしっかりとあるため人によっては硬さを感じることがあります。
フィット感 | 普通 |
通気性 | 良い |
寿命 | 2~3年 |
硬さ | 普通 |
お手入れ(洗濯) | よっぽどの時は洗濯可能。ただし若干面倒。 |
アレルギー | ゴムアレルギー |
おすすめできる人 | 体が大きい人、安定した硬さと柔らかさを求める人 |
価格帯 | 5,000円~15,000円 |
高反発ファイバーの特徴
長所:寝返りが打ちやすく、しっかりとした支える力のある枕です。通気性が抜群に優れているため、寝汗や熱などがこもらず、常に快適な快眠環境を整えてくれます。また丸ごと水洗いできるため、常に清潔に維持できます。
短所:やや硬めのため、フィット感があまり高くありません。最初はなかなか馴染みにくく、寝にくいこともあります。若干、値段が高く、扱っているところも少ないので、なかなか購入しづらい欠点があります。
フィット感 | 低い |
通気性 | 非常に良い |
寿命 | 3~4年 |
硬さ | 硬め |
お手入れ(洗濯) | 丸洗い可能 |
アレルギー | ほとんどなし |
おすすめできる人 | 体格のいい人、硬めの寝心地が好きな人、臭いや衛生面が気になる人 |
価格帯 | 7,000円~20,000円 |
ポリエチレンパイプの特徴
長所:通気性が抜群に良く、ほこりも出ず、水でサッと洗えるので非常に衛生的です。耐久性が高く、長期間にわたって使用できます。中身のパイプの量によって枕の使い心地を自在に変えられるのもポリエチレンパイプならではの良さです。
短所:たくさんのパイプの粒が常に流動するため、フィット感に欠けているのがデメリットです。また人によってはパイプのガサガサという音が気になることがあります。粒の大きさによっては頭に当たる感覚が痛く感じます。
フィット感 | 低い |
通気性 | 非常に良い |
寿命 | 5~6年 |
硬さ | 硬め |
お手入れ(洗濯) | 丸洗い可能 |
アレルギー | ほとんどなし |
おすすめできる人 | 通気性重視の人、硬めの寝心地が好きな人 |
価格帯 | 1,000円~5,000円 |

枕選びに悩んでいる方は、アイメイドシリーズの枕がとてもおすすめです。
枕の表裏でパイプと綿を使用していて、蒸れる夏はパイプ面を、寒い冬は綿面を使うことで快適に眠れます。中身のパイプを減らしたり増やしたりすることで自分好みの高さに調整できるので半オーダーメイド型の枕です。
価格も4,580円~と品質のわりにお手頃な価格なのでぜひ一度試していただきたい枕です。
ストレートネックや肩こり、首の痛みなどに悩んでいる人にもおすすめです!
羽毛の特徴
長所:ふわっと柔らかく、包み込むような使い心地が特徴の枕です。復元力が非常に高く、枕の中に含有されている羽毛の量で、寝心地が変わってきます。軽くて、暖かく、長期間使用してもへたりません。
短所:羽毛特有の臭いがあるため、人によっては不快に感じます。また天然素材の羽毛は目の細かい布であっても簡単に通り抜けてしまうため、使用していて枕の中から素材が出てくることもあります。
フィット感 | ややある |
通気性 | 良い |
寿命 | 3~4年 |
硬さ | 柔らかい |
お手入れ(洗濯) | 難しいが一応洗うことが可能 |
アレルギー | 動物アレルギー、羽毛アレルギー |
おすすめできる人 | 柔らかな寝心地が好みの人 |
価格帯 | 7,000円~25,000円 |
羽根の特徴
長所:空気をたっぷりと含んだ特有のふわふわな寝心地が特徴の枕です。吸湿性、放室性に優れ、復元力が非常に高くなっています。羽毛の枕よりも取り扱っている店舗が多く、お値段も若干、お手頃です。
短所:羽根独特の臭いがあります。羽軸がついている羽根枕は、羽毛よりも若干硬く、場合によっては羽軸がチクチクと刺さることもあります。安価な羽根枕の場合は、臭いが強いものも多く、終始臭く感じることがあります。
フィット感 | 普通 |
通気性 | 普通 |
寿命 | 3~4年 |
硬さ | 柔らかい |
お手入れ(洗濯) | 難しいが一応洗うことが可能 |
アレルギー | 動物アレルギー、羽根アレルギー |
おすすめできる人 | 柔らかな寝心地が好みの人 |
価格帯 | 7,000円~15,000円 |
そばがらの特徴
長所:適度な硬さと安定感が人気の枕です。吸湿性、放室性に優れ、日本の高温多湿の気候に非常に適しています。天然素材特有の清涼感があり、お手頃な価格で、どこでも購入できます。
短所:中身が小さい粒上のため、流動性があり、人によってはなかなか快適な寝心地を得られないことがあります。お手入れをきちんと行わないと湿気がたまり、虫が発生してしまいます。またそばがらの割れた実が当たる感覚がチクチクすることもあります。
フィット感 | 普通 |
通気性 | 良い |
寿命 | 半年~1年 |
硬さ | 普通 |
お手入れ(洗濯) | 洗える |
アレルギー | そばアレルギー |
おすすめできる人 | 安定した硬さが欲しい人 |
価格帯 | 1,000円~3,000円 |
ポリエステルつぶわたの特徴
長所:繊維が切れにくく、天然綿よりもわた埃が発生しにくいのが特徴の枕です。洗濯もできるため非常に衛生的です。使用するポリエステルつぶわたの量によっては、ボリューム感をしっかりと出せるため、弾力のある枕を作れます。
短所:使用頻度に応じて綿がだまになってくると使い心地が悪く感じられます。洗えて衛生的な反面、吸湿性がなく、放湿性も低いため、お手入れをしないとダニなどが繁殖してしまうことがあります。
フィット感 | 良い |
通気性 | 普通 |
寿命 | 3~4年 |
硬さ | 柔らかめ |
お手入れ(洗濯) | 丸洗い可能 |
アレルギー | ダニアレルギー |
おすすめできる人 | 柔らかい寝心地が好みの人 |
価格帯 | 2,000円~7,000円 |
ウール(羊毛)の特徴
長所:程よい硬さがありながらも、独特の柔らかい寝心地が特徴の枕です。天然素材のため吸湿性、放湿性に優れ、耐久性があります。復元力が高く、変わらない品質の寝心地を味わえます。
短所:動物性天然素材のため、きちんとお手入れを行う必要があります。お手入れを怠ると、ダニが発生してしまい、アレルギー症状などが出てしまいます。夏場は特に熱がこもりやすく、注意が必要です。
フィット感 | 普通 |
通気性 | 普通 |
寿命 | 2~3年 |
硬さ | 普通 |
お手入れ(洗濯) | 丸洗い可能 |
アレルギー | ダニアレルギー |
おすすめできる人 | 柔らかめの寝心地が好みな人 |
価格帯 | 5,000円~10,000円 |
極小ビーズの特徴
長所:独特の感触が特有の不思議な感覚の枕です。非常に小さな発泡ビーズを使用しているため、滑らかなさわり心地で、首や肩にも柔軟にフィットしてくれます。極省のビーズはつぶが非常に小さいため、つぶ自体がつぶれることなく、耐久性に優れています。
短所:発泡ビーズ自体は通気性がないため、熱がこもりやすくなっているのが特徴です。また形が自由自在に変わってしまうため、安定感に欠けます。寝返りが打ちにくく、肩こりなどの原因になることがあります。
フィット感 | 高い |
通気性 | 悪い |
寿命 | 3~5年 |
硬さ | 柔らかめ |
お手入れ(洗濯) | 丸洗い可能 |
アレルギー | ほとんどなし |
おすすめできる人 | やせ型の人、特有の触感が好きな人 |
価格帯 | 2,000円~3,000円 |
ヒノキの特徴
長所:安定感のある硬めの寝心地が特徴の枕です。思わずため息が出るほどの心地よいヒノキの香りが快眠をしっかりとサポートしてくれます。防湿、防カビ効果が高く、頭部にこもる熱を分散し、不快感を解消してくれるのも天然ヒノキならではです。
短所:十分な大きさの枕となると値段が高く、取扱店はあまり多くありません。素材が硬いため、慣れるまでに時間がかかることがあります。独特のヒノキの香りは早ければ1か月程度で、長くても3か月くらいで抜けてしまいます。
フィット感 | 低め |
通気性 | 良い |
寿命 | 香りの寿命が3か月程度、機能性の寿命が1年~2年 |
硬さ | 硬め |
お手入れ(洗濯) | 丸洗い不可 |
アレルギー | 臭いアレルギー |
おすすめできる人 | 安定感のある寝心地が欲しい人、高い香りで癒されたい人 |
価格帯 | 10,000円~15,000円 |
枕の中身の種類でいろいろ比較してみた
枕の中に入れる素材の種類は非常に多く、素材の特性によって扱いやすさや扱いにくさは大きく異なってきます。そこでここでは、枕の中身の種類によってどれぐらい扱いやすさに差があるのかを項目ごとにご紹介したいと思います。
お手入れ(洗濯や掃除)のしやすさで比較
【お手入れしやすいもの3つ】
- 高反発ファイバー
- ポリエチレンパイプ
- ポリエステルつぶわた
お手入れしやすいものの特徴としては、やはり丸洗いができるかどうかが判断基準です。この3つは丸洗いができ、なおかつ、簡単に乾かせるのでお手入れのしやすさから言えば優秀な素材です。
【お手入れしづらいもの3つ】
- 低反発ウレタン
- ラテックス
- 羽毛
低反発ウレタンは丸洗いできず、清潔に保つにはなかなか大変な素材です。ほかの素材も洗濯はできても洗うのが大変だったり、うまく干せないと臭いが残ったりとなかなかお手入れは簡単ではありません。
虫やダニが付きにくい素材の枕を比較
【虫がつきにくい素材のもの3つ】
- ポリエチレンパイプ
- 高反発ファイバー
- 極小ビーズ
通気性がいい化学繊維は虫がつきにくいものの代表です。同じ化学繊維でもポリエステルつぶわたは、お手入れの方法によっては綿の部分にダニなどが住み着いてしまう可能性があります。
【虫がつきやすい素材のもの3つ】
- 羽毛
- 羽根
- そばがら
天然素材は虫などがつきにくいものもありますが、お手入れを怠ると、虫が発生しやすい特徴があります。特に動物性の天然素材は虫が付着してしまう可能性が高く、扱い方が重要になってきます。
臭いが蓄積されづらい素材の枕を比較
【臭いがつきにくい素材のもの3つ】
- 高反発ファイバー
- ポリエチレンパイプ
- ポリエステルつぶわた
これらの化学繊維は、吸湿性があまり高くない分、臭いを留めておくことがないので臭いが蓄積されづらい素材だといえます。もちろん、お手入れを怠ると臭いが染みついてしまう可能性は十分にあります。
【臭いがつきやすい素材のもの3つ】
- 羽根
- 羽毛
- 低反発ウレタン
羽毛や羽根はそもそも動物の臭いが完全に抜けきらないため、素材そのものに臭いが感じられる素材です。またお手入れを怠ると人の臭いと動物性の臭いが混ざり、強烈な臭いに代わってしまいます。低反発ウレタンは熱や湿気がこもりやすく、なかなか汗などが発散されないため、臭いを放つことがあります。
枕の硬さを比較
【硬めの素材のもの3つ】
- ヒノキ
- ラテックス
- そばがら
素材自体に柔軟性のないヒノキやそばがらは硬い枕の代表といえます。ラテックスはゴムでできているため多少の弾力性はあるものの、弾力性そのものが硬さにつながるため吸収されるような柔らかさはありません。
【柔らかめの素材のもの3つ】
- 極小ビーズ
- 羽毛
- 低反発ウレタン
極小ビーズは非常にやわらかく、頭部用の枕として使うには不十分である場合がほとんどです。羽毛は枕の中身で使用されている質量によっては後頭部が床についてしまうことがあります。低反発ウレタンはやせ型の人にはちょうど良くても、体格のいい人には沈み込みの強い枕になってしまいます。
おすすめの枕の種類・素材はコレ!
- 高反発ファイバー
- 高反発ウレタン
- ラテックス
とにかく柔らかい枕がいい!という人にはあまり参考にならないかもしれませんが、今回の様々な素材の比較からおすすめできると総合的に私が判断したのはこの3つの素材です。
寝やすさ、扱いやすさ、価格を総合的に判断すると、やはりある程度しっかりと支えてくれる枕でなおかつ購入しやすく、お手入れができることを条件に選考してみました。もちろん、好みは人それぞれなのですが、参考程度に一度検討していただけたら幸いです。
また当サイトでは、熟睡できる枕の選び方や肩こり対策としての枕の選び方、ストレートネック対策として枕を選ぶ方に向けた内容も公開しているので、こちらもぜひ参考にしてください。