eラーニングをスマホで受講できるようになり、とても便利になったと感じる人も多いでしょう。
かつて、研修などは社内のパソコンで受講しなければならず、業務終了後など合間の時間を見つけて受講していたという人も多くいました。しかし現在、ほとんどのeラーニングシステムはスマホに対応していて、スキマ時間を見つけて気軽に受講できる環境が整っています。
今回は、eラーニングをスマホで受講するメリットと注意点について整理しました。また、製品を選ぶポイントと、観点別におすすめのeラーニングシステムを紹介します。
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eラーニングをスマホで利用するメリット5つ
eラーニングをスマホで受講するメリットは数多くありますが、主なメリットは以下の5点です。
1、いつでもどこでも研修可能
eラーニングにスマホを使えれば、いつでもどこでも受講可能です。従来のように集合研修を受講する場合、研修の開催場所まで行く必要があります。仕事の状況によっては出席できず研修をキャンセルせざるを得ない場合も多く、業種や職種によっては受講率が低くなるケースもあります。
研修をスマホで受講できるのであれば、仕事の待機時間などのスキマ時間を活用しての受講も可能です。時間や場所の制約が少なくなるため、研修機会の拡大および受講率アップが期待できます。
2、何度も学習できる
反復学習がしやすくなる点も、スマホを利用したeラーニングのメリットです。資格勉強や英検対策の勉強などは、学習を繰り返すことで、本番の試験で高得点を得られる可能性が高くなります。
また、業務中に教育資料を見返したくなる場合もあるでしょう。紙の資料だと欲しい情報を探すのに手間がかかります。スマホなら、調べたい・学習したいと思ったタイミングで、すぐにeラーニングを検索して、欲しい資料を確認できます。
3、講師や他の受講者とのコミュニケーションが取りやすい
eラーニングシステムの中には、講師や他の受講者とコミュニケーションが取れる機能を備えている製品もあります。スマホでコミュニケーション機能が使えると、パソコンから連絡するよりも気軽に講師や他の受講者と連絡できます。
4、パソコンに比べて操作しやすく誰でも使いやすい
パソコンよりも簡単で、扱える人が多い点もスマホ学習のメリットです。スマホは幅広い世代で使い慣れているため、操作にあまり悩むことなく、スムーズに学習を進められます。
また、例えばパソコンを使う機会の少ない工場勤務や運輸業などデスクワーク以外の仕事では、受講人数分のパソコンがそろっていないケースが多く、なかなか受講できません。スマホでeラーニングを利用できる場合は、パソコンの空きを待つ必要はなく、自分のペースで受講できます。
5、現場スタッフへの教育も可能
小売店や飲食業のような現場スタッフは、シフトが合わずに集合研修に参加しにくいという傾向もあります。全国にチェーン店を持つ企業の場合、アルバイトやパートの教育用に紙の資料を送付するケースがありますが、資料を読んだかどうかを確認できません。
スマホでeラーニングを受講できれば、時間や場所に縛られることなく、従業員のペースに合わせて学習を進められます。会社側も、受講者全員の進捗状況を確認し、進捗の悪い従業員に対してピンポイントでフォローすることも可能です。
eラーニングをスマホで受講すれば、このように多くのメリットがあります。ただし、eラーニングのスマホ受講にはいくつかの注意点もあるため、どのような注意が必要かを確認しておきましょう。
eラーニングをスマホで行う場合の注意点3つ
eラーニングをスマホで受講するためには、いくつか注意したい点もあります。注意点は以下の3点です。
1、スマホでアクセスすることも想定した教材作成が必要
スマホでの受講を可能にする場合は、eラーニングに登録する教材もパソコン・スマホ両方でアクセスすることを想定して作成しなければなりません。使用する教材の種類は、テキスト以外にスライド資料、動画コンテンツなどがあり、種類が増えるほど対応のコストがかかります。
eラーニングにスマホでの受講を取り入れる際は、教材の最適化についてどのように対策をするか検討し、予算やスケジュールを確保するように進めましょう。
2、個人端末を利用する場合は別途セキュリティ対策が必要
会社が、全従業員にモバイルデバイスを配布している場合はeラーニングの導入も問題ありません。しかし、従業員の個人端末を利用する運用を考える場合は、従業員の端末にMDMの導入などセキュリティ対策を行う必要があります。
MDM(Mobile Device Management)とはモバイルデバイス管理の略で、従業員のモバイルデバイスの設定などを管理部門で一元管理するツールです。eラーニングで利用する教材も企業の機密情報を含む場合が多々あるため、セキュリティ対策の導入を検討しましょう。
3、スマホでは不向きな講座もある
スマホは画面の表示サイズが小さいため、多くの情報を画面に表示したい講座や、腰を据えて学習したい講座には不向きです。例えばプログラミングの実践教育は、情報を多く表示できるパソコンでじっくり取り組みたい教育のひとつです。
スマホでeラーニングを受講できるようにする場合は、これらの注意点を考慮して、必要に応じて自社に合った対策を検討してください。次に、スマホ対応のeラーニングシステムを選ぶ場合に、どういう点を確認すればいいかについてみていきましょう。
スマホ対応のeラーニングシステムを選ぶ際のポイント6つ
スマホ対応のeラーニングシステムは数多く世に出ていますが、製品によって強み・弱みに違いがあります。自社に合った製品を選ぶ場合のポイントは以下のとおりです。
1、教材コンテンツの提供有無
eラーニング導入に際し、コストをできる限り節約したい場合は、製品や製品の提供会社が用意する教材コンテンツがあるかどうかを確認しましょう。教材コンテンツが充実しており、自社の研修に利用できる内容が多いほど便利です。もちろんスマホでの表示に対応しているかどうかも要チェックです。
教材コンテンツの内容は、一般的なビジネスマナーやセキュリティ教育、コンプライアンス関連など、どの企業でも必要となる講座が多く提供されます。他にも語学学習に強い製品や、IT系の教育教材に強い製品、資格取得コースが充実している製品など、製品によって特徴はさまざまです。
製品の提供会社によっては、教材コンテンツの制作サービスを提供している場合もあります。自社で教材コンテンツを作成する余裕がない場合は、こういったサービスを活用して教材コンテンツをそろえていけるかも検討要素にしましょう。
2、自社で教材コンテンツが作成可能か
多くのeラーニングシステムは、教材コンテンツを新規作成する機能や、既存の教材ファイルを取り込んで教材として利用できる仕組みを提供しています。
自社で新たに教材を作成する場合は、作成画面が使いやすいことを確認しましょう。既存の教材を取り込む場合は、取り込めるファイルの種類が合っているかどうかもチェックしておきたいポイントです。
3、使いやすさ(受講者・講師・管理者)
それぞれの立場での使いやすさも、スマホ対応のeラーニングシステムを選ぶ上で重要な比較ポイントです。
受講者が利用する画面の操作性が悪いと、受講率に大きく影響します。講義の受講画面と、確認テスト画面の両方を実際に操作して、使いやすさを比較しましょう。
また、講師や管理者の使う画面は、スマホ対応よりも、パソコン画面の操作性とあわせて一覧画面の視認性を重要視してください。受講者の進捗状況を確認し、フォローしやすい画面設計になっていると、講師や管理者の管理業務も効率化できます。
4、進捗管理が可能か
スマホ対応のeラーニングシステムは、ほとんどが進捗管理機能を備えています。ただ機能の詳細は製品によって違いがあります。登録している講座だけでなく、eラーニングを使わない集合研修も含めて管理ができる製品が便利です。
受講が進んでいない受講者へのフォローや、受講期間を知らせるメッセージなどを受講者に通知する機能があるかどうかも確認しましょう。一斉通知のしやすい製品なら使い勝手はかなりいいでしょう。
5、費用対効果は高いか
eラーニングシステムの費用対効果は、単純に月額料金を比較するだけでは決められません。製品で提供する教材コンテンツの量や品質、通信量による課金があるかどうかも比較ポイントです。
自社の必要とする機能や教材がそろっていることを確認し、オプションや教材作成サービスの利用料金なども確認して総コストを算出・比較しましょう。
6、受講者数に対応できるか
自社の受講者数を精査して、その人数に対応できる製品を選びましょう。受講者数には、アカウント数の場合と、同時接続人数の場合があるため、両方を調査してから製品を選ぶことも重要です。
ここまで解説したことを踏まえて、おすすめのeラーニングシステムを観点別に紹介します。
研修教材が豊富なスマホ対応eラーニングシステム4選
研修教材の作成コストをできる限り抑えたい場合は、提供される研修教材が豊富な製品を選びましょう。研修教材が豊富なスマホ対応eラーニングシステムは以下のとおりです。
ドリルライブラリーやコンテンツパッケージを豊富に提供「SAKU-SAKU Testing」
株式会社イー・コミュニケーションズ
- 参考価格:【サクテスライト30】月額748円~、【サクテススタンダード300】月額429円~など
- 提供形態:クラウド / SaaS / ASP / サービス
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「SAKU-SAKU Testing」は、マルチデバイス対応のeラーニングシステムで、豊富な教材コンテンツを提供しています。全53タイトル・約3,000問の ドリルライブラリー は、オリジナルの設問を追加して、より自社向けにアレンジすることも可能です。ドリルはインタラクティブに学習でき、反復学習にも適しています。
コンテンツパッケージ は、新人教育用や法人営業向け、コンプライアンス研修など多くの企業で利用できるコンテンツを用意。内定者・新人社員向けのスマホ教材は、ゲーム感覚で学べるモバイル向けの教材です。
提供される教材は自社に合わせて修正可能。自社コンテンツの新規作成や、コンテンツ制作サービスもあるなど、 教材をそろえるための手段を数多く用意している点も本製品の特徴です。
ランキング機能付きクイズ集でやる気を引き出す「GROWING MOBILE」
株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン
- 参考価格:100ユーザーまで月額料金30,000円~
- 提供形態:クラウド
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「GROWING MOBILE」は、ビジネスの基礎知識を網羅した全6シリーズ約3,000問のクイズ(解説あり)を用意 しているeラーニングシステムです。クイズ集にはランキング機能もあるため、従業員のやる気を引き出し、学習意欲を高める効果もあります。
その他の教材は、自社コンテンツをPDF化してアップロード、動画を作成してアップロード、製品内で作成の3パターン で用意できます。
管理画面はグラフで視覚的に見やすくまとめられている他、talknoteやchatworkなどビジネス用の コミュニケーションツールを介したお知らせ配信機能も便利です。
1,500以上の充実コンテンツが利用可能「KnowledgeC@fe」
株式会社富士通ラーニングメディア
- 参考価格:初期費用176,000円、【KnowledgeC@fe】100IDの場合月額33,000円~【KnowledgeC@fe for eラーニング】100IDの場合月額13,750円~
- 提供形態:クラウド / SaaS / ASP
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:要お問い合わせ
「KnowledgeC@fe」は、内定者向けや新入社員・新任管理職など、約1,500ものコンテンツ が使えるeラーニングシステムです。ビジネススキル系の教育以外に、IT系企業向けの教育コンテンツが充実している 点は、本製品の大きな特徴です。
受講人数が多い場合は、eラーニング無制限ライセンスを選ぶとリーズナブル に利用できます。全13コースの中から必要コースと利用期間(1年または無制限)を選び、期間内は何人でも何回でも受講し放題です。
自社コンテンツの作成はWebブラウザ上で行えるため、専用ツールは不要です。ベンダーではライブ配信によるオンライン講習などの研修サービスも提供。自社で研修コースを組むのが難しい場合も活用できます。
多彩な分野の約3,000コンテンツが見放題「playse. eラーニング」
株式会社manebi
- 参考価格:初期費用100,000円 月間の利用者30人まで・月額15,000円、月間の利用者31〜500人月額500円(1ユーザー)など
- 提供形態:クラウド / SaaS / サービス
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:SCORM適合、動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「playse. eラーニング」は、約3,000タイトルの多彩な教材コンテンツを用意 しているeラーニングシステムです。教材が豊富にそろっているため、すぐに自社研修を始められます。
提供コンテンツの分野は幅広く 、一般的なビジネスマナー・ビジネススキルだけでなく企業会計やビジネス統計、人事、労務、法務などが学べます。実務英語やMicrosoft Officeなど、実務で役立つカリキュラムも用意。カリキュラムの作成も、営業職向けやITエンジニア向けなど自由な設定が可能です。
自社教材の作成も可能 で、教育内容に応じて、動画やPDF、スライドなどお好みの形式で教材を作成し、学習結果を確認するためのテストも作成可能です。
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自社教材を作成しやすいスマホ対応eラーニングシステム4選
ここからは、自社で教材作成を予定している企業におすすめのスマホ対応eラーニングシステムを4製品紹介します。自社作成の教材を充実させたい場合にはぜひご検討ください。
かんたん操作でコース設定から自社コンテンツ作成「Cloud Campus」
株式会社サイバー大学
- 参考価格:Entryプラン・初期費用100,000円、月額70,000円(年間契約)、Standardプラン・初期費用200,000円、月額200,000円(年間契約)、Proプラン・初期費用500,000円、月額360,000円(年間契約)
- 提供形態:クラウド / サービス / その他 / SaaS
- 対象従業員規模:100名以上
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
サイバー大学は、全ての授業をeラーニングで行う文科省認可の大学です。「Cloud Campus」は、サイバー大学独自開発のシステムで、 コンテンツ作成機能を豊富に提供している点に大きな特徴があります。
コンテンツ作成機能は、スライドコンテンツ・HTMLコンテンツ、動画の取込みや録画作成などを提供しています。また、コンテンツの管理、受講者同士で行うディベートの課題作成や自動採点テストの作成も可能です。過去コンテンツを再利用できる仕組みを用意しているため、 教材の継続的なブラッシュアップも可能です。
受講者側で便利な機能としては、オフラインでの動画視聴用スマホアプリや、動画の倍速再生機能などがあります。
多彩な設問形式のテストが作成できる「moodle」
株式会社イオマガジン
- 参考価格:月額80,000円~(スタートアップ教材・サーバー代含む)
- 提供形態:オンプレミス / クラウド / パッケージソフト / ハードウェア / SaaS / ASP / アプライアンス / サービス / その他
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:SCORM適合、動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:要お問い合わせ
「moodle」は、全世界で使われているオープンソースのeラーニングシステムです。スマホ対応はもちろんのこと、多言語対応で画面表示の切り替えができるなどの特徴があります。
自社教材では、多くのファイル形式に対応しており、過去の教材資産を活用しやすい 点は魅力です。SCORM対応の教材なら、そのまま取り込むだけで教材として使え、音声ファイルや動画にも対応しています。
学習状況は、管理者だけでなく受講者自身も確認しやすく、管理者はコース終了前に、進捗が遅れている受講者へフォローのメッセージを送信できます。
Power Point利用で動画・音声の挿入も簡単に「学びばこ」
株式会社テクノカルチャー
- 参考価格:パッケージソフト(無制限ライセンス)初期費用100,000円~ 価格1,800,000円、クラウド・初期設定50,000円、5名まで月額15,000円~、詳しくは別途問い合わせ
- 提供形態:クラウド / パッケージソフト
- 対象従業員規模:100名以上
- 対象売上規模:1億円以上
- 対応機能:動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「学びばこ」は、親しみやすく直感的に操作できる画面が特徴的なeラーニングシステムです。教材は、Power Point・PDF・Excel・Word・mp4のデータをアップロードして使用する仕組みです。 使い慣れたPower Pointでインタラクティブな教材を作成できるため、教材作成にかかるコストを節約できます。
管理機能としては、テストやアンケートの作成、学習状況一覧などがあり充実。 お知らせ配信機能では、本製品のお知らせまたは登録アドレス宛へのメール配信が選べます。
教材作成機能が使いやすい「KnowledgeDeliver」
株式会社デジタル・ナレッジ
- 参考価格:550,000円(税込)/100ユーザ など
- 提供形態:クラウド / オンプレミス / パッケージソフト / ASP
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:SCORM対応、動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:なし
「KnowledgeDeliver」は、音声・映像・テロップやアニメーションなどを多用した マルチメディア教材を簡単に作成できるeラーニングシステムです。
教材はWebブラウザ上で作成でき 、テスト・解説や強化の設計まで、順番に進めていけます。学習度の確認には、テキスト型テストおよび、アンケートやレポートの作成機能を利用します。
本製品はオプション機能も豊富です。Web会議ツールと連携したライブオプションは、ライブ配信やオンラインセミナーも開催できるようになります。 集合研修管理オプションを選ぶと、eラーニング以外の集合研修も一括管理できて便利です。
動画やライブ配信がしやすいスマホ対応eラーニングシステム4選
動画やライブ配信により高い学習効果が得られる講座もあります。そこで、動画やライブ配信がしやすいスマホ対応eラーニングシステムを4製品紹介します。動画やライブ配信を社内教育へ積極的に導入したい場合にはぜひチェックしてください。
プロ講師による動画+ライブ研修「Smart Boarding」
株式会社FCEトレーニング・カンパニー
- 参考価格:月額料金・1ID 980円~(ボリュームディスカウントあり)
- 提供形態:サービス / クラウド
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「Smart Boarding」は、プロ講師による動画+ライブ配信によるオンライン教育を受講 できるeラーニングシステムです。動画コンテンツは比較的短時間 のものが多く、スキマ時間を活用して簡単に確認できるよう配慮されています。
本製品の大きな特徴は、アウトプットを重視した学習体系 で、オンラインのディスカッション・レッスン・講座・座談会が用意されています。オンライン座談会などでは他社交流もあり、他社との人脈を広げるといったことも可能です。
自社コンテンツの追加も可能なので、自社独自の研修コース作成もできます。また、学習状況を確認する管理機能もあり、eラーニングシステムとしての機能も充実した製品です。
動画研修向けの機能が豊富!「AirCourse」
KIYOラーニング株式会社
- 参考価格:初期費用0円、【基本料金プラン(1~99ライセンス)】ベーシック月額360円、コンテンツプラス月額600円、その他は別途問い合わせ
- 提供形態:クラウド / SaaS / ASP / サービス
- 対象従業員規模:100名以上
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「AirCourse」は、動画研修コンテンツを数多く提供するとともに、自社撮影の動画を使って簡単にコースを作成できるeラーニングシステムです。
コンテンツプラスプランを選択すると、標準コースで用意されている動画研修コンテンツを自由に受講できます。標準コースには、新人教育など階層別の教育やコンプライアンス教育など、どの企業にも必要となるコースを用意。動画を見た後のテストも提供されています。
マルチデバイス対応で全国どこでも受講できる他、学習状況確認や集合研修の管理など、社内教育全体を管理することも可能です。
動画配信&3つの提供形態「viaPlatz」
NTTテクノクロス株式会社
- 参考価格:パブリッククラウドサービス初期費用50,000円、月額40,000円・80,000円・120,000円の3プラン、プライベートクラウドサービス初期費用300,000円~、月額125,000円、オンプレミス型ライセンス1,600,000円~など、細かい条件は別途問い合わせ
- 提供形態:オンプレミス / クラウド
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:動画対応、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「viaPlatz」は、動画の途中で書き込みやディスカッションが可能 なeラーニングシステムです。提供形態は3パターン(オンプレミス・プライベートクラウド・パブリッククラウド)あり、自社に合った形態を選択できます。
ライブ配信 や書き込み&ディスカッション機能はオプションで別途費用が必要となります。ただ、技術継承や受講者のより深い理解をサポートする機能であり、可能なら導入を検討したいオプションです。
他にも簡易動画編集機能や動画とスライドを連動させる機能など、動画によるeラーニングに便利な機能を数多く提供 しています。
ライブ配信などさまざまな形式の教育が可能「ひかりクラウド スマートスタディ」
東日本電信電話株式会社
- 参考価格:初期費用(基本1契約5,500円 オプション・ビデオ5,500円・ライブ5,500円)、月額費用(受講者1名あたり月額198円、ライブ配信流量1時間あたり220円)
- 提供形態:クラウド
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「ひかりクラウド スマートスタディ」は、ドキュメント・動画・ライブ配信いずれの形式でも教育が可能 なeラーニングシステムです。Web会議機能を組み込んでおり、片方向最大200名・双方向最大100名のWeb会議システムとしても利用できます。
研修の後に行うテストのために、48とおりの問題形式・解答形式テンプレートを提供。 自由記述式のテストをしたい場合は、レポート機能を利用できます。
管理者用の機能としては、学習履歴や進捗状況の閲覧などがあり、eラーニングシステムに求められる機能は網羅しています。
管理機能が充実しているスマホ対応eラーニングシステム2選
eラーニングシステムの重要な機能として、受講者と受講状況の管理機能があります。管理機能が充実しているスマホ対応eラーニングシステムは以下の2製品です。
組織管理や視聴状況を管理できる「UIshare」
株式会社ユイコモンズ
- 参考価格:月額1,000円(10名まで)~
- 提供形態:クラウド / SaaS / サービス
- 対象従業員規模:100名以上
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:動画対応、受講管理、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「UIshare」は、大規模組織の企業にも便利な組織・アカウント管理や視聴分析ができる 動画共有サービスです。eラーニングシステムとしても利用しやすく、コンテンツ配信・テストやアンケート機能も提供 しています。
WEB会議ツールをオプションで連携できるため、ウェビナーなども開催可能。ライブ配信を録画 する機能もあるため、ライブ配信に参加できなかった従業員も後から学習できます。
複数サイトをまとめて管理したい場合に「学び~と」
エスエイティーティー株式会社
- 参考価格:【プラン50】50人月額16,500円、【プラン100】100人月額30,800円など(他のプランや動画配信オプションなどは別途問い合わせ)
- 提供形態:クラウド
- 対象従業員規模:全ての規模に対応
- 対象売上規模:全ての規模に対応
- 対応機能:SCORM適合、動画対応、成績管理、受講管理、教材作成、スマホ対応
- 無料トライアル:あり
「学び~と」は、グループ会社で取りまとめて契約を管理できる eラーニングシステムです。大規模企業の場合、グループ内の会社で一括して契約し、教材や成績の共有などが行えます。
その他の管理者機能としては、受講者の学習状況をグラフィカルに表示 。進捗の思わしくない受講者への対応がいち早く行える機能などがあり便利です。
eラーニングをスマホで行うメリットと注意点を把握して活用を
eラーニングをスマホで利用できると、場所や時間の制約に縛られずに受講できるため、受講率が高まり、反復学習にも便利です。
eラーニングシステムは世に多くありますが、サポート機能や提供コンテンツ、サポートしている教育の形式には違いがあります。製品ごとの強み・弱みを確認して、自社に向いている製品を探しましょう。
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