ファイアウォールのフリーソフトおすすめ3選!必要なケースとデメリット・リスクも解説

ファイアウォール

ファイアウォールと言えば、パソコンに標準搭載されているセキュリティ機能ですが、別途ファイアウォールをインストールできることをご存知でしょうか。ここでは、ファイアウォールが必要なケースとメリット・デメリットを解説するとともに、無料で使えるファイアウォールを3つご紹介します。

標準搭載とは別にファイアウォールを使うメリットとデメリット

ファイアウォールとは、直訳すると「防火壁」といい、内部と外部のネットワークの間に位置して不正アクセスを防ぐ機能のことです。

標準搭載のファイアウォールとは別にファイアウォールを導入することのメリットとデメリットについて、詳しくみていきましょう。

1、メリット

ファイアウォールの主な機能は、外部からの不正アクセスを遮断することです。標準搭載のものとは別にファイアウォールをインストールすることで、より高度な偽装も検知できるようになり、強力に不正アクセスを防止できます。

ただし、ファイアウォールにはパソコンに感染したウイルスやマルウェアを検知・排除する機能は搭載されていません。あくまでも、外部からの不正アクセスを遮断するに留まります。これは、標準搭載とは別にファイアウォールをインストールしても変わりません。

2、デメリット

ファイアウォールに限ったことではありませんが、パソコンにソフトウェアをインストールすると、パソコンの動作が不安定になったりソフトウェアが起動しなくなったりする場合があります。

とはいえファイアウォールをインストールする行為そのものにおけるデメリットは存在しません。無料のファイアウォールを使えば、コスト面の問題も解消できます。ただし、無料のファイアウォールは有料のものよりも機能性や信頼性が劣るため、慎重に検討してください。

ファイアウォールが必要なケース

基本的に、標準搭載されているファイアウォールで不正アクセスを遮断できるため、別にファイアウォールが必要なケースは限られています。次のケースでは、別にファイアウォールをインストールした方がよいでしょう。

1、標準搭載のファイアウォールに不安がある

標準搭載のファイアウォールだけでは、不正アクセスの対策において不安がある場合は、別途ファイアウォールをインストールしてもよいでしょう。

ただし、「顧客情報、機密情報、金融情報などを取り扱っているため標準搭載のファイアウォールに不安がある」など、明確な理由がある場合に限ります。

ファイアウォールにもデメリットはあるため、漠然とした理由でインストールすることはおすすめできません。

2、パソコンを最新ver.にアップデートできない事情がある

ファイアウォールは随時アップデートしなければ、セキュリティ性が低下します。金銭的な事情などでパソコンを最新ver.にアップデートできない場合は、別途ファイアウォールをインストールした方がよいでしょう。

無料で利用できるファイアウォールベスト3を紹介!

無料で利用できるファイアウォールの中には、提供元の信頼性が低いものがあります。そこで、無料で利用できるファイアウォールの中でも信頼性が高いものを3つご紹介します。

1、Privatefirewall

Privatefirewallは、電子メールのフィルタリングやセキュリティレベルの調整、危険性が高いサイトへのアクセス禁止など、さまざまな機能を搭載しているファイアウォールです。

標準搭載のファイアウォールの機能を強化する目的でインストールするとよいでしょう。

2、COMODO Firewall

COMODO Firewallは、通信が発生する度に許可・拒否を選べたり、接続先のアドレスや使用するポートを設定できたりするファイアウォールです。悪質なプログラムが作動したときは、リアルタイムで制御できます。

被害にあう前に対処できるため、企業の機密情報の漏えいや改ざんなどを防げます。

3、Firewall App blocker

Firewall App blockerは、標準搭載のファイアウォールの設定画面をシンプルでわかりやすく変更するソフトです。ドラッグ&ドロップで外部との通信をブロックできるようになります。

また許可しているアプリ以外の通信を全て遮断することも可能です。

無料のファイアウォールにおけるデメリットとリスク

無料のファイアウォールには、次のようなデメリットとリスクがあるため、導入は十分に検討することが大切です。

1、アップデートされない場合がある

無料のファイアウォールは、制作者が利益を得る目的で作られていないため、アップデートをされない場合があります。

ファイアウォールは常に最新ver.にアップデートすることで新たな脅威からパソコンを守れます。つまり、アップデートされない場合は、ファイアウォールとしての役割を十分に果たせなくなる恐れがあります。

2、信頼性が高いとは言い切れない

今回、ご紹介した無料のファイアウォールは信頼性が比較的高いと思われるものですが、絶対的な信頼があるわけではありません。

また信頼性が低いファイアウォールに、企業のセキュリティを任せることは難しいでしょう。

3、急に有料化される場合がある

無料のファイアウォールは、急に有料化される場合があります。そうなれば、無料のファイアウォールを再び探すことになり、手間がかかります。

手間や時間をかける余裕がないのであれば、初めから有料で信頼性が高く、機能性に優れたファイアウォールを選んだ方がよいでしょう。

4、サポート体制が不十分な傾向がある

無料のファイアウォールは、サポートにコストをかけられないため、不具合が起きても速やかに対処してもらえない可能性があります。

ファイアウォールはパソコンへの不正アクセスを防ぐための重要なシステムのため、サポート体制が充実しているものを選ぶことが大切です。

無料のファイアウォールが向いている企業の特徴

機能面や信頼性から、無料よりも有料のファイアウォールの方がおすすめですが、次のような企業には無料のファイアウォールが向いているでしょう。

1、重要な情報を取り扱っていない

重要な情報を外部から切り離したサーバーやデバイスに保管しており、不正アクセスされる心配がない場合は、無料のファイアウォールで十分ではないでしょうか。

反対にパソコンに機密情報やクレジットカード情報、顧客情報などを保存している場合は、有料のファイアウォールを検討した方がよいでしょう。

2、気休め程度に利用したい

無料のファイアウォールをインストールすれば、セキュリティ性が高まる可能性があります。しかし、無料のファイアウォールをインストールすれば、高度な偽装をしている不正アクセスからパソコンを必ず守れるようになるとは限りません。

気休め程度にファイアウォールをインストールしたいのであれば、無料のものでも十分でしょう。

3、使用しているパソコンの台数が多い

パソコンの台数が多いため、有料のファイアウォールだとコストが高くなりすぎる場合には、無料のファイアウォールを選ぶのも一つの選択肢です。ただし、機密文書などを扱う場合は有料版を選ぶことをおすすめします。

どれだけコストが低くても、肝心のセキュリティ性まで低ければ本来の目的を果たせません。また、パソコンの台数が多くても低コストで導入できる有料のファイアウォールもあるので、まずはチェックしてみることをおすすめします。

リスク回避のために有料のファイアウォールも検討してみよう

ファイアウォールの導入を検討している方は、無料のものだけではなく有料のものも視野に入れましょう。セキュリティ性を高めてリスクを回避するには、やはり有料のファイアウォールが必要と言えます。

まずは、有料のファイアウォールの特徴や魅力、価格などを知るために、資料請求してみてはいかがでしょうか。

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