iPhone16/16Proで指紋認証(Touch ID)が復活しない理由！生体認証はFace IDのみなのはなぜ？

iPhone16シリーズは2024年9月10日の新作発表イベントで登場し、2024年9月13日（金）に予約開始・2024年9月20日（金）に発売開始しました。

iPhone16シリーズには指紋認証(Touch ID)が復活しないのかと期待する声もありましたが、残念ながらiPhone16/16 Proで指紋認証(Touch ID)が復活しませんでした。

「なぜiPhoneに指紋認証が搭載されなくなったの？」
「iPhone16/16Proで指紋認証(Touch ID)が復活する可能性は？」
「指紋認証が使えるiPhoneの機種はどれがいい？」

この記事では、上記のようにiPhone16/16 Proの指紋認証（Touch ID）に対する悩みを解決します。

2024年10月10日時点の情報です。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

iPhone16/16 Plus/16 Pro/iPhone16 Pro Maxで指紋認証(Touch ID)が復活無し

冒頭でも触れましたが、iPhone16/16 Plus/16 Pro/16 Pro Maxで指紋認証(Touch ID)が復活しませんでした。

これまでもiPhone14や15など新しいiPhoneが発売されるたびに指紋認証(Touch ID)が搭載される・搭載されないの議論が巻き起こっていましたが、結局指紋認証(Touch ID)が復活することはありませんでした。

iPhone16/16Proでも同様に、利用できる生体認証は顔認証(Face ID)のみのため指紋認証（Touch ID）を求める人は注意が必要です。。

なぜiPhoneに指紋認証（Touch ID）の生体認証が搭載されなくなった？復活しない理由は？

なぜiPhoneに指紋認証（Touch ID）が搭載されなくなったのか？復活しない理由はなぜなの？と疑問に思う方も多いでしょう。

これはAppleが指紋認証(Touch ID)ではなく顔認証(Face ID)に注力していることが大きな要因です。ここではiPhone16/16 Proでも指紋認証（Touch ID）が復活しなかった理由を解説していきます。

Appleは指紋認証(Touch ID)ではなく顔認証(Face ID)セキュリティに注力している

昨今のAppleはiPhoneの生体認証として指紋認証(Touch ID)ではなく顔認証(Face ID)に注力している傾向にあります。Appleサポートを見ると以下のように記載があります。

メークを変えた、髭を生やした、といった外見の変化も Face ID は自動的に認識します。顔いっぱいに生えていた髭を剃ったなど、外見が大幅に変わった場合は、パスコードで本人確認をしてから顔のデータを更新します。帽子をかぶったり、スカーフを巻いたり、メガネをかけたり、コンタクトレンズをしたり、サングラスをかけたりしても、Face ID は機能するようになっています。さらに、屋内でも屋外でも、たとえ真っ暗な中でも使えます。iOS 15.4 を搭載した iPhone 12 以降では、マスクを着用していても Face ID で認証できます。

引用：Appleサポート（先進の Face ID テクノロジーについて）

ユーザーの外観に変化があっても自動的に認識してくれることや、iPhone12以降ならマスク着用でもロック解除できるなど、Face IDの完成度は目を見張るものがあります。

ディスプレイ内指紋認証が搭載されれば販売価格が上がる可能性あり

今後、指紋認証が復活する場合は、ディスプレイ内指紋認証が有力となります。

しかし、Face IDに力を入れている中でディスプレイ内のTouch IDを搭載するとなると、販売価格が上がる可能性が出てきてしまうでしょう。

昨今は円安の影響もあり、iPhoneの価格は高くなってきています。

Touch IDまで搭載となると、予想以上に価格が上がってしまい、ユーザーの買い替え意欲がそがれてしまうのではないでしょうか。

iPhone16だけじゃない！iPhoneの指紋認証（Touch ID）はいつからなくなったのか？

iPhoneの指紋認証（Touch ID）はナンバリングシリーズだと、2017年のiPhone Xから顔認証(Face ID)が採用され、指紋認証(Touch ID)は搭載されなくなりました。

指紋認証(Touch ID)が消えた理由は定かではありませんが、ホームボタンが廃止され全画面化したことが指紋認証廃止の理由ではないでしょうか。

現行iPhoneで指紋認証が残っているのは、ホームボタン搭載のiPhoneSEシリーズのみ。

つまり、どうしても指紋認証が必要な場合は大画面を切り捨て、ホームボタンを選ぶ必要が出てきてしまいます。

iPhone16の代わりに！iPhoneで指紋認証（Touch ID）ができる機種

iPhoneで指紋認証（Touch ID）ができる機種は以下のとおりです。正直なところ、これから指紋認証搭載のiPhoneを買うならiPhone SE(第3世代)またはiPhone SE(第2世代)がおすすめです。

特にiPhoneSE(第3世代)は5Gに対応するなど、今買ってもハードな使い方をしなければ活躍してくれます。

iPhone SEシリーズは指紋認証（Touch ID）搭載で安く買える

iPhone SEシリーズは指紋認証（Touch ID）搭載で安く買えるiPhoneです。

iPhone SE(第3世代)はauやソフトバンクで投げ売り、iPhone SE(第2世代)はワイモバイルの認定中古品が一括1円などのキャンペーンが開催されています。

iPhone16で指紋認証が搭載されておらず、Face IDだけではどうしても普段使いで困る場面が多いのならSEシリーズを視野に入れてみてください。

なおiPhoneSE（第3世代）に関するキャンペーン情報は以下の記事でご紹介しています。指紋認証つきのiPhoneを狙っている方は、ぜひ合わせてお読みください！

iPhoneにこだわらないならAndroidスマホもあり

Androidスマホの中には、顔認証と指紋認証の両方を搭載したモデルも多数あります。

例えばiPhone16と似たようなモデルの「Google Pixel 9」も顔認証と指紋認証の両方を搭載しています。

項目	iPhone16	Pixel 9
本体価格	・ソフトバンクオンラインショップ 乗り換え：145,440円〜 機種変更：145,440円〜 ・auオンラインショップ 乗り換え：140,500円〜 機種変更：140,500円〜 ・楽天モバイル 乗り換え：141,700円〜+最大17,000円分のポイント還元 機種変更：141,700円〜 ・ドコモオンラインショップ 乗り換え：139,700円〜 機種変更：134,200円〜 ・アップルストア 124,800円〜	・ソフトバンクオンラインショップ 乗り換え：151,200円〜 機種変更：151,200円〜 +購入&事前応募で最大20,000PayPayポイント還元！ ・auオンラインショップ 乗り換え：122,900円〜 機種変更：111,900円〜※9/30まで +予約&購入&応募で10,000Pontaポイント還元！ ・ドコモオンラインショップ 乗り換え：126,060円〜 機種変更：148,060円〜 +購入&応募で10,000dポイント還元！ ・Google Store 128,900円〜
サイズ	147.6mm×71.6mm×7.8mm	152.8mm×72mm×8.5mm
重さ	170g	198g
カラーバリエーション	ブラック/ホワイト/ピンク/ティール/ウルトラマリン	Peony/Obsidian/Porcelain/WinterGreen
CPU	A18 Bionic	Google Tensor G4
ROM	128GB/256GB/512GB	128GB/256GB
RAM	8GB	12GB
ディスプレイ	6.1インチ FHD+ 有機EL（OLED） 1,179×2,556	6.3インチ FHD+ 有機EL（OLED） 1,080×2,424
リフレッシュレート	最大60Hz	60Hz〜120Hz
最大輝度	最大2,000ニト	最大2,700ニト
アウトカメラ	2眼 ・広角カメラ : 4,800万画素 ・超広角カメラ :4,800万画素 最大2倍の光学ズームイン/アウト 最大10倍のデジタルズーム	2眼 ・広角カメラ : 5,000万画素 ・超広角カメラ : 4,800万画素 超解像ズーム最大8倍 マクロフォーカス
インカメラ	1,200万画素	1,050万画素
バッテリー	？mAh ビデオ再生：最大22時間 ビデオ再生（ストリーミング）：最大18時間 オーディオ再生：最大80時間	4,700mAh バッテリー駆動時間24時間以上 スーパーバッテリーセーバーを利用した場合最長100時間
充電端子	USB Type-C	USB Type-C
生体認証	顔認証	顔認証/指紋認証
防水/防塵	IP68	IP68
おサイフケータイ	対応	対応

今後発売されるiPhoneに指紋認証が搭載されるかどうかは現時点では未定ですが、可能性は低いと思われます。

どうしても指紋認証が必要で、かつ最新のスマホや大型ディスプレイのスマホを求める人はAndroidも検討してみてはいかがでしょうか。

指紋認証（Touch ID）より顔認証（Face ID）のほうがセキュリティ性は高い｜メリット・デメリットも解説

項目	顔認証（Face ID）	指紋認証（Touch ID）
メリット	・セキュリティ性能が指紋認証より高い ・帽子やマスクを装着していてもロック解除できる ・写真や動画を使った不正アクセスができない ・認証性能が高く、環境に左右されることなくロックを解除できる	・顔認証より高速でロック解除できる ・指紋は経年劣化しにくいため、一度指紋の登録をしておけば再登録をする必要がない
デメリット	・マスクと帽子の両方を着用していると、ロックの解除が難しい ・メイクや老化など顔の外見が変わった場合、顔の再登録が必要になる場合がある	・寝ている間に指紋を勝手に使われる可能性がある ・手袋をはめていたり、指が濡れている状態だとロック解除できない

スマホの認証機能には指紋認証（Touch ID）と顔認証（Face ID）の2種類がありますが、顔認証のほうがセキュリティ性能が高いと言えます。

iPhoneの顔認証は赤外線センサーや、目に見えないドットを顔に投射して解析を行い顔の立体的な構造を正確に読み取り認証を行います。

そのため写真や動画を使った認証や目を閉じた状態での認証ができないため、セキュリティが高いと言えるでしょう。

一方で指紋認証は、マスクや帽子に左右されることなくポケット内で簡単にロックを解除できるメリットがありますが、指紋データを盗まれるリスクがあります。

指紋認証だと寝ている間にロックを解除される可能性がありますが、顔認証であれば勝手にロックを解除されるリスクがありません。

また最近のiPhoneはマスクや帽子、眼鏡を掛けた状態でもロックを解除できるなど、精度が非常に向上しています。

iPhoneはパスコードのロック解除も併用できるため、たとえ顔認証がうまくいかないシーンでも、問題なくロック解除できるでしょう。

どちらも利用できるのがベストですが、顔認証のセキュリティの高さや利便性を考えれば、指紋認証はなくても問題ないでしょう。

iPhone16の指紋認証（Touch ID）に関するよくある質問

最後にiPhone16の指紋認証（Touch ID）に関するよくある質問をまとめました。

まとめ｜iPhone16/16 Proに指紋認証(Touch ID)は必要ない

結論、iPhone16/16 Proに指紋認証(Touch ID)は必要ありません。なぜなら顔認証(Face ID)の精度はどんどん向上しているからです。

Face IDはマスクがあってもなくてもヒゲを剃ろうが髪型を変えようが、最先端のシステムであなたの顔を認識してくれます。

ディスプレイ内指紋認証を待ち望む気持ちもわからなくもないですが、指が乾燥していて画面が多少汚れていると認証できないこともあるので結構ストレスになります。

指紋認証の精度に悩まされるくらいなら、素直に顔認証(Face ID)とパスコードでiPhoneをロックしたほうがよいでしょう。