販売士検定の受験資格とは?2022年の試験日や申し込み方法を解説!
- 販売士検定の受験資格はある?
- 販売士検定は科目免除が適応されるって本当?
- 販売士検定の2022年試験日詳細が知りたい
販売士検定の受験を検討していると受験資格や試験日など気になる点がいくつもあるでしょう。
本記事では、販売士検定の資格取得を目指している方へ向けて、受験前に知っておきたい点をまとめてご紹介します。
販売士の通信講座について紹介している記事と合わせて、ぜひ最後までご覧ください。
販売士検定の受験資格とは?
販売士検定は、1級・2級・3級と3つに分かれています。
どちらの級も年齢や性別も関係なく、販売士検定を受験できます。
3級から受験も可能ですが、1級の受験から申し込みにも対応しています。
また、1級・2級、2級・3級と併願受験に対応しているため、販売士の知識がある程度ある場合は、併願受験を選択して合格することで一気にスキルアップができるでしょう。
販売士検定の試験科目
販売士検定の試験科目は、等級全て同じであり5科目に分かれています。
試験科目 | 試験時間 | 合格基準 |
小売業の類型 | 60分 ※2021年度から変更 |
・平均得点が70点以上 ・1科目ごとの得点が50点以上 |
マーチャンダイジング | ||
ストアオペレーション | ||
マーケティング |
全て同じ科目が出題されますが、等級によって難易度は異なります。
- 1級:経営に関する極めて高度を身につけ、マーケティングの責任者やコンサルタントで活躍できる
- 2級:マーケティングを中心に流通・小売業における高度な知識を身につけ、販売促進の企画・実行をリードし、店舗や売り場を包括的にマネジメントできる
- 3級:マーケティングに基本的な考え方や流通で必要な基礎知識・技能を身につける
また、今までは試験時間も等級によって異なりましたが、2021年度から60分と全て統一されました。
販売士検定の科目免除制度
級 | 対象者 | 免除内容 |
1級 | 販売士科目を合格 | 70点以上の科目合格 |
2級 | ・日本商工会議所が実施する「2級販売士養成講習会」を受講後、試験に合格 ・日本商工会議所が指定した「養成通信教育講座(スクーリング含む)」を受講・修了 |
・販売・経営科目 ・販売・経営科目 |
3級 | ・日本商工会議所が実践する「3級販売士養成講習会」を受講・予備試験に合格 ・日本商工会議所が指定した「養成通信講座(スクーリング含む)」を受講・修了 ・全国商業高等学校協会主催の「商業経済検定試験」の所定科目に合格 |
・販売・経理科目 ・販売・経理科目 ・合格した科目により異なる |
このように、販売士検定には科目免除が設けられており、上記の内容を満たすと科目免除の対象となります。
全ての科目免除が適応される期限は、受講修了日の年度末から翌年度末までと定められています。
科目免除を活用すると、試験時間を短縮できるでしょう。
販売士検定の科目免除制度の申請方法
販売士検定の科目免除制度を申請する方法は、下記の通りです。
申込専用ページから販売士検定を申し込み時に、各種証書をファイル形式で登録します。
級 | 証明書 | 発行先 |
1級 | ・科目合格基準を満たしていることが分かるスコアレポート ・試験科目別合格証明書 |
・日本商工会議所 ・全国商工会連合会 |
2級・3級 | ・販売士養成講習会修了証明書 ・販売士養成通信教育講座修了証明書※ ・販売士通信養成講習会修了証明書 ・商業経済検定試験の合格証明書又は合格証明書(3級のみ) |
・日本商工会議所・全国商工会連合会 ・日本販売士協会又は公開経営指導協会 ・産業能率大学 ・全国商業高等学校協会 |
※販売士養成通信教育講座のみ修了証書登録は科目免除の対象外となるため、スクーリングで受講・修了した修了証明書を登録して下さい。
科目免除を申請する場合は、書面に乱れがなく文字を判別できるように添付しましょう。
また、事前に有効期限以内であるかしっかりと確認しましょう。
有効期限は、受講修了日の年度末から翌年度末まで対象です。
販売士検定の2022年試験日について(ネット試験)
販売士検定の2022年試験日は、随時受験を実施しています。
また、各試験会場で受験できる時間帯に空きがあるか前もって確認できます。
事前に申し込み専用ページから、希望する試験会場と日時を選択すると空き状況の把握が可能です。
2022年からは、受験停止期間が設けられたため、全ての試験会場で該当期間は受験ができません。
該当期間は、2022年4月12日(火)〜4月14日(木)です。
4月に受験を検討している方は、該当期間を避けて受験申し込みをしましょう。
販売士検定の申し込み方法
販売士検定の申し込み方法は、ネット申し込みで対応しており、指定の申し込みページから申請が必要です。
試験会場は各都道府県に設けられており、希望の試験会場から15分単位で試験時間を選択できます。
また、申し込み日の3日目以降から試験予約ができるため、注意しましょう。
また、車椅子や補聴器利用など特別な環境での試験を希望される場合は、申し込み前に、申し込みページのハンディキャップ申請をダウンロードしましょう。
必要事項を入力し、障害者手帳のコピーをFAX又はメールで受験サポートセンターへ送信します。
申請内容の承認可否については、受験サポートセンターからの連絡を待ちましょう。
連絡が来たら、受験サポートセンターの返答に沿った会場・期日を申し込みページから予約すると手続きは完了です。
販売士検定の試験問題
販売士検定の試験問題は、ネットで実施されることからランダムで配布されます。
全て販売士ハンドブックから、1級試験問題の70%・2級試験問題の80%・3級試験問題の90%で出題されるため、ハンドブックを活用して学習すると間違いないでしょう。
出題形式は、等級によって異なります。1級は穴埋め記述式と穴埋め択一式、2級・3級は正誤択一式と穴埋め択一式です。
また、試験時間は1級90分、2級70分、3級60分であり、科目免除制度を利用した場合も試験時間は同じです。
販売士検定の合格確認方法
販売士検定の試験を受けた後は、そのままパソコン画面でスコアレポートが配布されます。
スコアレポートで合否を確認後、合格だった場合は30日以内に日本商工会議所より、販売士認定証のカードを自宅に郵送されます。
また、科目免除を利用して受験した場合は、各種証明書の確認作業が必要となるため、試験日の14日後に結果が確定されます。
その場合による試験結果は、マイページで確認が可能です。
合格者には、試験日から40日後に日本商工会議所より、販売士認定証のカードが自宅へ郵送されます。
まとめ
販売士検定の受験資格を中心に、試験日や申し込み方法について紹介しました。
販売士検定は、小売業やコンサルタントを中心に活用できる実用性が高い資格です。
現在では、随時試験申し込みを行っており、ネット試験であるため自分のペースで受験を申し込めるでしょう。