今回のテーマは「マフラー」と「車検」の関係性についてです。

愛車のカスタマイズで定番の一つがマフラーの交換ですよね！
車検では騒音等に関わるということでマフラーについてもしっかりとチェックされます！
そこで気になるのが合否の基準です。

本記事では、「車検に通るマフラーの基準とは？」「マフラーはどんなものを選べば良いの？」という疑問と注意点やポイントについて徹底的に解説していきます！

車検時にチェックされるマフラーの基準

早速ですが、実際にチェックされる項目を紹介していきます。

以下の項目をクリア出来ていれば問題なくクリア出来ますし、逆に不安な箇所があれば事前に確認や、必要であれば対策が必要となります！

排気音の大きさ

2010年3月31日までに生産された車は、近接排気音が普通車であれば96デジベル、軽自動車であれば97デジベル以下なら車検に通ります。

それ以降の車については、騒音を制御する消音器が付いている事と、近接排気騒音96デジベル以下、加速騒音が82デジベル以下である事が当てはまらないといけません。
騒音の目安ですが、カラオケ店が90デジベル、電車が通る時のガード下が100デジベル程だといわれています。

地上高の高さ

1999年1月1日以降に生産された車は、地上高９センチ以上でフロアラインから10mm以上突出していないこと。
また、10mmを突出してしまう場合は排気管の端部に丸みがついていて、2.5mm以上の曲率半径があれば合格となります。

※フロアラインとは垂直軸と母線のなす角度が30度である円錐を、積載状態にある自動車の外部表面にできるだけ低い位置で連続的に接触させた時の外部表面と円錐との接点の幾何学的軌跡をいう

触媒の装着

車検では炭化水素と一酸化炭素の数値の測定が行われるので、触媒の装着をしていなければなりません。
マフラーをカスタムする際に触媒を取る方がいますが、そうすると車から大気を汚染する有害物質をそのまま排出することになってしまい車検に合格できません。

また、純正部品のマフラーを使用していれば問題はありませんが、社外部品を取り付けている場合でも基準に満たないので車検に受からないことがあります。

どのようなマフラーを選べば車検に通る？

純正部品として装着されているマフラーをそのまま使用している場合は必ず車検に通るので問題がないのですが、社外部品に付け替える際は、車検に通る規格かどうか注意が必要です。

どのマフラーを装着すればいいか迷った時は、日本自動車スポーツマフラー協会が認定しているJASMA認定品や車検対応品を。また、保安基準適合品のマフラーであれば社外部品でも問題ないので、これらの製品を選ぶと良いでしょう。

但し、純正品であってもマフラーの破損や穴が空いているなどの劣化が見られる場合、消音器として正しく機能しない可能性があると判断され、車検に通りません。
マフラーは地面に近い位置に取り付けられているので汚れやすいので、劣化が進んでいないか車検前に自身で確認しておくと良いでしょう。

車検に落ちてしまった場合の対処法

次に万が一車検に落ちてしまったらどのように対処するのかを解説します。

構造変更を申請する

マフラーがフロアラインからはみ出していることが原因であった場合、構造変更の申請をして保安基準を満たす車であると認定してもらうと現状維持できるケースがあります。
構造変更とは車のサイズや形状や用途などを変更する手続きであり、運輸支局か自動車検査登録事務所で行います。申請する際は、車検証や交換したマフラーの車検対応証明書の書類と構造変更届を持ち込み提出して下さい。

マフラーの買い替え

マフラーそのものが原因である場合は、基準を満たした物を購入して交換するのが良いです。
但し、マフラーの買い替え費用には高くなる可能性があるので見積もりを依頼しておくと安心です。

結論

規定の保安基準を満たしていれば必ず車検に通ります。
ですが、カスタマイズしていたり劣化している場合は注意が必要ですので、基準通りのマフラーを選ぶか交換も考えておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

本記事では、「車検に通るマフラーの基準とは？」「マフラーはどんなものを選べば良いの？」という疑問と注意点やポイントについて解説させていただきました。

車検に向けての準備はもちろん、安全で快適なカーライフを送るために参考にして頂けたらと思います！

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