都道府県を跨ぐような遠い場所への引っ越しの際に、車も一緒に引っ越し先へ持って行こうと考えている方は「車検証の住所変更」が必要です!そうは言っても、車検証の住所変更は色々な書類や細かい手続きが必要なので、なかなか大変ですよね。そこで今回、車の手続きがオンラインでできる「ワンストップサービス(OSS)」を詳しく解説していきます!OSSを利用すれば、慣れない土地での手続きが不要になり、自宅から車検証の住所変更が可能です!早速詳しい内容を見ていきましょう!
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・OSSとはどんなサービスか
・OSSの利用方法
・面倒な作業をしないで済む方法
OSSとはオンラインで車関係の手続きが可能なサービス!
「ワンストップサービス(通称:OSS)」とは、国土交通省が運営する車関係の手続き・納税が可能なオンラインサービスです!
2017年から全国で利用可能になり、これまで必要だった警察車や税務署での書類集めや、運輸支局での車検証変更といった面倒な手続きがオンラインで済ませられるのが大きな特徴です!
引越し後は15日以内に車検証の住所変更が必要な為、OSSでスピーディーに手続きを済ませる方法は大きな魅力と言えますね。
OSSでオンライン申請可能な手続き
ここでは以下のOSSでオンライン申請が可能な手続きをご紹介していきます!
- 変更登録
- 移転登録
- 継続検査
- 新車・中古車新規登録
- 一時抹消登録
- 永久抹消登録
- 移転一時抹消登録
- 移転永久抹消登録
- 変更一時抹消登録
それぞれの項目について内容を見ていきましょう!
1.変更登録
引っ越しの際に、「所有者の氏名」「所有者の住所」「使用の本拠地の位置」等を変更する手続きです。
運輸局への変更登録申請、警察署への車庫証明、都道府県税事務所自動車税申告といった面倒な手続きがまとめてオンライン申請できます!
2.移転登録
自動車を売買等により譲渡、譲受する場合の「名義変更」に必要となる登録手続です。
運輸支局等への移転申請、警察署への車庫証明、都道府県税事務所への自動車税申告がOSSのオンライン申請で利用できます。
3.継続検査
自動車検査証の有効期限が切れている状態で公道を走るのは違反となるため、継続検査を行わなければいけません。OSSでは運輸局へ継続検査申請が行えます。
4.新車・中古車新規登録
新車・中古車新規登録は、新車や中古車の新規登録の際に必要が手続きで、ディーラー等の販売店が手続きを行う場合が多いですがご自身でも手続きが可能です。
運輸局への新規登録申請、警察署への車庫証明、都道府県税事務所への自動車税申告が含まれ、これら全て行わなくてはいけません。
5.一時抹消登録
一時抹消登録とは、一時的に車を使用しなくなる予定がある場合に行う手続きです。
この手続きを行うことで、使用しない期間の納税等がストップされるので海外への一時的な移住等の「日本に車を数年保管する」場合は一次登録抹消の手続きを行いましょう。
6.永久抹消登録
車をリサイクル事業者に引渡し、適正に解体処分した場合に必要となる永久抹消登録手続きと、自動車重量税還付の申請をする手続きです。
自動車重量税還付あり・なしで手続きの手順が異なります。
7.移転一時抹消登録
車の所有者等の名義変更を行う「移転登録」と「一時抹消登録」を同時に行う登録手続きです。
OSSでは運輸局への移転登録申請と時抹消登録申請、都道府県税事務所への自動車税申告の申請が可能になっています!
8.移転永久抹消登録
車の所有者等の名義変更を行う「移転登録」と「永久抹消登録」を同時に行う登録手続のことです!
こちらも自動車重量税還付あり・なしで手続きの手順が異なります。
9.変更一時抹消登録
車の所有者の氏名・所有者の住所・使用の本拠地の住所の変更を行う「変更登録」と、「一時抹消登録」を同時に行う登録手続きです。
OSS以外での車検証の住所変更方法はあるの?
OSSというオンラインサービスが生まれる以前は、以下のような方法で車検証の住所変更を行っていました。
- 運輸局または軽自動車検査協会で申請
- 業者に住所変更の代行依頼をする
もちろん現在でも利用可能です。
次はこれらの内容について詳しく見ていきましょう!
運輸局または軽自動車検査協会で申請
普通車 | 陸運運輸支局または自動車検査登録事務所 |
軽自動車 | 軽自動車検査協会 |
普通車と軽自動車では、上記のように申請場所が異なります。
もちろん現在でもこちらの方法での住所変更は可能です。
ただし、「警察署での車庫証明の申請」「行政機関での住民票の取得」「運輸支局での変更手続き書類の取得」といった必要な書類集めに時間と労力を要してしまうことに加え、引っ越しから15日以内に変更手続きをおこなう必要があるのが大きな難点と言えます!
業者に住所変更の代行依頼をする
引越し後15日以内に車検証の住所変更をしないといけない!といっても慣れない土地に移って上記のような細かい手続きや書類集めをするのはなかなか大変ですよね。
そんな時におすすめしたいのは、車検業者に住所変更の手続きを代行依頼するという方法です!
代行費用を支払うことにより、面倒な手続きなどを一括して済ませてくれる便利なサービスになりますが、車検のタイミングと引越しが重なる時は一緒に済ませてしまうという方も多いようです!
代行手数料は業者によって異なりますが、住所変更のみの最低限のプランは1万円〜が相場になり、加えてナンバー変更なども依頼する場合は追加費用が発生するので、業者への事前確認は必須です!
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オンラインで車検証の住所変更を行う際に必要なものと費用
ここからは、実際にOSSを使って住所変更のオンライン手続きを行う際に必要なものや、手順について詳しく解説していきます!早速チェックしていきましょう!
オンラインでの住所変更に必要なものを準備
オンラインでの住所変更の手続きの際に必要なものは以下の通りです!
マイナンバーカードまたは電子証明書 | 身分を証明するために必要な書類 |
ICカードリーダー | 上記の身分証明書を読み取る機械 |
車検証 | 車を運転する際に携帯が義務付けられている書類 |
OSSでの申請の場合、運輸支局に出向く手続きの際に必要になる「車庫証明」や「住民票」が不要になります!
オンラインでの住所変更に必要な費用
オンラインでの住所変更の手続きの際に必要な費用は以下の通りです!
申請手数料 | 350円 |
保管場所証明申請に関する手数料 | およそ2,500円 |
ナンバープレート交換費用 | 1,500~2,000円 |
保管場所証明申請手数料は地域によって変動があります。
ナンバープレートに関しては、希望ナンバー等にした場合は別途料金が発生します!
また、通常の住所変更の際はナンバープレートの交換を行う必要がありますが、オンライン申請の場合は次回車検時までの特例猶予があります!
OSSを使って実際にオンライン申請をしよう!
ここでは実際にOSSを利用する場合の手順をステップ順にご紹介していきます!
- 必要な書類と費用を準備する
- OSSのページにアクセスし、ガイドに従って必要な情報を入力する
- ICカードリーダーでマイナンバーカードの読み取りを行い本人確認
- 申請書を送信し、保管場所証明申請手数料・保管場所標章交付手数料を納付
- 申請に問題がなければ後日保管場所標章や保管場所標章番号通知書、新しい車検証が郵送され、手続き完了!
車検証の住所変更をオンラインで行う3つのメリット
- 運輸局に出向くことなく住所変更ができる
- とにかくスピーディーに住所変更ができる
- 住所変更に必要な書類集めがとにかく簡単
これらはOSSで住所変更のオンライン手続きを行う大きなメリットです!早速詳しい内容を見ていきましょう!
メリット1:運輸局に出向くことなく住所変更ができる
やはり、自宅から住所変更の申請ができてしまうというのは大きな魅力ですよね!慣れない運輸局に出向いて申請を行う場合、申請の仕方に不安があったり、混雑状況によっては家に帰ってくるまでに半日ほどかかってしまうケースもあります。
その点、オンライン申請だと自分のペースで手続きが行えるので安心ですね!
メリット2:とにかくスピーディーに住所変更ができる
車の住所変更は、引越し後、役所へ転入届を提出してから「原則15日以内」で行うことが法律で定められています!
引越しを行い、新しい土地に慣れていない状況の中15日以内に住所変更の手続きを行うというのはなかなか大変ですよね。
オンライン申請の場合は、先述した「必要なもの」さえ揃えば自宅からスピーディーに手続きが可能なので、引越し後の忙しい時期でも安心できます!
メリット3:住所変更に必要な書類集めがとにかく簡単
従来の運輸局に出向いて申請を行う方法の場合、「警察署での車庫証明の申請」「行政機関での住民票の取得」「運輸支局での変更手続き書類の取得」といったように書類集めのために様々な場所に行く必要があり、引越し先の慣れない土地で大変な準備を強いられてしまう状況でした。
オンライン申請の場合は、これらの書類が不要になり、OSSのサイト上で入力するだけで手続きが完了します!
まとめ
ここまで、「ワンストップサービス(通称:OSS)」を利用した住所変更について解説してきましたが、最後におさらいをしていきましょう!
・車検証の住所変更もOSSでのオンライン申請が可能!
・オンライン申請にはマイナンバーカード、カードリーダー、車検証、が必要!
・引越し後の変更登録は原則15日以内!スピーディーに住所変更ができるOSSが便利
「ワンストップサービス(通称:OSS)」は、今まで不便だった自動車関係の諸手続きをマイナンバーカードと紐付けることで、オンライン申請可能にしたとても便利なサービスです!
ただし自宅にインターネット環境やカードリーダー、マイナンバーカードが無い!という方は利用できないので注意して下さい。
OSSを利用できない場合には、従来の運輸支局に出向く方法も可能ですが、時間と大きな労力を要してしまうため、業者に代行依頼することをオススメします!
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