Googleは、2016年5月のGoogle IOでTensor Processing Unit(TPU)を初めて発表したが、2017年のGoogle IOでは第2世代となる「Cloud TPU」を発表するという急ピッチの開発を続けている。初代のTPUは、自社のデータセンタでの急増するAI関係の負荷を捌くために、必要に迫られて開発したという感じであるが、今年、発表されたCloud TPUは、これを武器に自社センタのサービスを差別化するだけでなく、クラウド上で一般ユーザがTPUを使うというサービスの販売も視野に入れていると思われる。
Intel、11億5000万ニューロンを実現したニューロモーフィック・システム「Hala Point」を開発
日本の「富岳」は4位に後退、スパコン性能ランキングTOP500(2023年11月版)が公開
阪大、量子コンピュータ開発を進展させる電子1個のスピン操作技術を開発
1兆年以上かかるとされていた1409次元の暗号、KDDIなどが29.6時間で解読に成功
超伝導型vsイオントラップ型 - 量子コンピュータ2方式の性能比較の結果を発表
京をはじめとする日本勢もTOP500に代表されるランキングの上位に多く入ることで注目を集めるほか、人工知能(AI)やディープラーニングでも活用が進むなど、さまざまな用途で活用されるようになったスーパーコンピュータに関わるホットな話題を詳細な説明付きで紹介します。