重力波望遠鏡を使って宇宙を観測している、米国と欧州の共同実験チームは2017年10月16日、今年8月に2つの中性子星からなる連星が合体して放出されたと考えられる重力波を観測したと発表した。中性子星同士の合体によって放出された重力波が観測されたのは初。さらにこの重力波源に向けて、世界各国と宇宙空間にある合計70か所以上の天文台が目を向け、追跡観測を実施。そこでもさまざまな大きな成果を残すことに成功した。この大成果について、6つのポイントに分けて紹介。第1回では「そもそも重力波とはどんなものなのか」、そして「今回観測された『中性子星の合体』とはどんなものなのか」という2つについて見ていきたい。
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