身体がポカポカと温まる上、簡単なのに美味しい『お鍋』。冬の代名詞と言っても過言ではなく、中には「冬は毎日鍋料理を食べている」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな皆が大好きなお鍋特集!どんな鍋があるのか・どんな味なのか――定番から変わり種まで豆知識を交えながらご紹介していきます。
また、今流行りのトレンド鍋についての解説も!ぜひ参考にすることで、今晩の献立選びや鍋の席での話のネタに役立ててくださいね。
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ぼんちび
大阪府在住のWEBライター。2018年からライター活動を始め、これまで手掛けた記事は300本以上。IT・デジタル関連サービスから家電、生活雑貨まで様々なジャンルを担当しています。
鍋料理の定義って?


鍋料理、あるいは鍋と聞けば、どんなものを指しているのかイメージできますよね。しかし、「具体的に鍋料理って何?」「カレーやシチューも鍋で煮込むけど鍋料理じゃないの?」と聞かれたら、自信をもって答えられる方はそう多くないでしょう。
そこで定義について調べてみると、デジタル辞書の『デジタル大辞泉』によれば、鍋料理とは「鍋を食卓に出し、材料を煮ながら食べる料理。」とのこと。
ここで重要なのが、材料を煮ながら食べるという点。カレーやシチューも鍋で煮込んでいるのに鍋料理とされないのは、それらが「キッチンで調理する」「煮ながら食べるわけではない」からなんですね。
鍋料理の歴史は?
調理法がシンプルなので、鍋料理って古くから存在していそうなイメージがありますよね。
実際、縄文時代には既に土器で食材を煮る調理法が存在していたそう。しかし、その時はまだ現代のような「鍋を囲んで食べる」スタイルではありません。


その後、囲炉裏を中心に生活を送っていた室町時代になると、鍋を囲炉裏の火にかけて、そのまま家族一緒に食べていました。既に現代の鍋料理と通じるところがありますが、この時点では「そのほうが効率がいい」という実利メインで、娯楽性はありませんでした。


現代のような「鍋を囲んで楽しむ」スタイルになったのは、江戸時代から。様々な鍋料理が庶民の間で人気になり、特にマグロ+ネギの『ねぎま鍋』、どじょうとゴボウの卵とじにした『柳川鍋』、どじょうを丸ごと甘辛い割下で煮込んだ『どぜう鍋』などが流行していました。
こうして鍋料理は、生活のための調理法から、人々が集い楽しむ食文化へと変化していったのです。
海外にも鍋料理ってあるの?


「みんなで鍋を囲んでつつきながら食べる」――このスタイルは日本だけのものと思われがちですが、実は海外にも同じ文化があるのをご存じでしたか?
たとえば、中国には、熱々のスープに肉や野菜などの具材を入れて煮込みながら食べる鍋料理『火鍋(ホーコー)』が。韓国には、日本でもお馴染みの『チゲ』がありますし、鶏を丸ごと煮込んだ鍋料理『タッカンマリ』もあります。
また、『チーズフォンデュ』もれっきとした鍋料理のひとつであり、本場のスイスでは冬場や人が集まる場面を中心に今も親しまれています。
いずれも複数人でわいわいと囲んで食べるスタイル。なので、鍋料理は何も日本独自の文化というわけではなかったのですね。
どんなのがある?定番人気の鍋料理一覧!
ここからは数多ある鍋料理の中から、特に人気が高い鍋料理をご紹介していきます!
水炊き
水炊きはその名の通り、具材を水から煮ることで作る鍋料理です。煮た食材はポン酢などにつけていただくことが多く、素材の味を活かした素朴な味わいが特徴です。
そんな水炊きですが、実は地方差があって、主に九州風と関西風の2つにわかれます。
九州風
鶏ガラをじっくり煮込んだ濃厚な白濁スープ(鶏白湯)で食材を煮て、そのまま、もしくはポン酢などにつけて食べる。お肉は鶏肉がメイン。
関西風
水と昆布で食材を煮て、ポン酢や醤油ベースのタレにつけて食べる。お肉は鶏肉のほか、豚肉や牛肉など幅広く使われる。
このように同じ水炊きでもまるで別物!どちらにも違った良さがあるので、ぜひ普段食べていない方も試してみてくださいね。
取り箸の置き場所って困らない?
鍋から自分のお皿によそった後の取り箸。テーブルに直置きするのは衛生的に気になるので、都度食器の上に乗せたり、テーブルから先を出すようにして置いたりしている方が多いのではないでしょうか。
でも、そのポジションを探したり、食器から転がらないようにそっと置いたりする手間って、地味にストレスになりませんか?
『いたれり菜箸』なら放ってOK!


そこでおすすめしたいのが、このいたれり菜箸!
箸の中央についているパーツの力で、置くと自然に箸先が浮くようになっているんです。ポイッと放っても先がテーブルにつかないので、もう置き場所に悩む必要なし!
筆者はこれを使い出してから、より快適に鍋を楽しめるようになりました。
また、魅力はそれだけでなく、耐久性の高さも特徴。耐熱温度は驚異の220℃を誇り、揚げ料理などの高温調理で多用しても焦げ知らず!綺麗な状態で長く使用できますよ。
鍋の席ではもちろん、普段の調理の際にも使いやすく、大いに活躍してくれるので、ぜひこの際にチェックしてみてくださいね。
すき焼き
すき焼きは、醤油・砂糖・みりん・酒などを合わせた甘辛い割り下で食材を煮込んだ鍋料理です。一般的には溶いた生卵につけていただきますが、そのまま食べる方も少なくありません。
実はすき焼きにも関東風と関西風があるのをご存じでしたか?
関東風
調味料を合わせた割り下を加熱し、食材を煮ながら食べるスタイル。肉や野菜の旨味が割り下に溶け出し、まろやかな味わい。
関西風
鍋で肉を焼いてから、野菜と砂糖・醤油などを加えて煮るスタイル。肉の風味・旨味が前面に出た、ガツンとした味わい。
ちなみに関東風と関西風の境界線については、明確なものはないものの、大体東海地方(愛知・岐阜)あたりで分かれると言われています。関東風と関西風でかなり印象が変わるので、気分を変えたい時は普段食べているのとは違うほうを!
おでん
おでんは、鰹節と昆布でとっただし汁で食材を長時間じっくりと煮込んだ料理。煮物という認識が強いですが、一応鍋料理としても扱われています。
おでんは地方によって食べ方が大きく異なるのが特徴で、以下の3つがその代表例。
| 青森県青森市周辺 | しょうがをすりおろした味噌ダレをつける。 |
| 静岡県 | 濃口醬油と牛すじの煮汁をベースにした黒いつゆが特徴。青のりや魚のだし粉をふりかけて食べる。 |
| 愛知県 | 八丁味噌を使った味噌ダレで煮込む。 |
※画像はタップorクリックで拡大できます。
静岡育ちの筆者はおでんといえば、黒いつゆ+ふりかけ!
味は関東の一般的なおでんよりは濃いものの、見た目ほど濃くはありません。ふりかけに入っていた魚のだし粉が風味豊かで、美味しかった思い出です。ぜひみなさんにも食べてみてほしいところ。
おでんの具人気ランキング
おでんといえば具の幅広さが特徴ですが、その中でどの具材が世間的に人気なのか気になりませんか?
こんにゃくやしらたきなどを扱う『株式会社関越物産』が実施したアンケートによると、結果は以下の通り!
| 男性 | 女性 | |
|---|---|---|
| 1位 | 大根 | 大根 |
| 2位 | たまご | たまご |
| 3位 | こんにゃく | こんにゃく |
| 4位 | 牛すじ | しらたき |
| 5位 | 厚揚げ | もち巾着 |
| 6位 | しらたき | はんぺん |
| 7位 | もち巾着 | 牛すじ |
| 8位 | ちくわ | 厚揚げ |
| 9位 | はんぺん | ちくわ |
| 10位 | がんもどき | がんもどき |
| 出典:株式会社関越物産 | ||
男女ともにTOP3は「おでんといえば」の大根・たまご・こんにゃく!納得の結果ですね!
変わり種の鍋料理一覧!
ここからは一風変わった鍋料理をご紹介していきます!
キャベツなべしゃぶ
キャベツなべしゃぶは、焼肉のタレで有名な『エバラ食品』がテレビCMで推している鍋です。材料は同社の専用タレと、キャベツの千切り&豚肉のみ!煮た千切りキャベツを、しゃぶしゃぶとした豚肉で巻いていただきます。
非常にシンプルなので、思い立ったらすぐに作れる手軽さが推しポイント!お仕事終わりでくたくたな状態でも楽しみやすいです。また、タレを自作、もしくは水炊きのように水で煮てポン酢で食べるなどすれば、出費も抑えられますよ。
千切りキャベツは自分で作ったほうが安いし美味しいけれど…
キャベツなべしゃぶに使う千切りキャベツは、最初からカットされているものを買うのも一つの手ですが、そうすると割高。味も鮮度の違いなどから、自分で千切りにしたほうが圧倒的に美味しいです。
とはいえ、キャベツの千切りはかなりの重労働…。仕事や家のことで疲れている状態だと、とても包丁で千切りする気にはなれないですよね。
『キャベピィMAX-EX』があれば労力いらず!


そんな方にぜひおすすめしたいのが、『キャベピィMAX-EX』!キャベツの千切りに特化したピーラーで、特許取得の二枚刃構造によってキャベツを撫でるだけでみるみるうちに千切りに変わっていくんです。包丁で切るよりもずっと簡単で、しかもスピーディー。千切りのハードルをグッと下げてくれる優れものです。
実際、筆者もこれを使い始めてからはあまりの手軽さにより、もうカット済みの千切りキャベツは買っていません。おかげで経済的!
キャベツをよく食べる家庭なら持っておいて損はありませんので、ぜひこの機会に試してみてくださいね!
ほわっほわな食感が好きなら『天才ピーラー シルクカット』!


キャベツの千切りは『天才ピーラー シルクカット』というピーラーでも作ることが可能!こちらは世界初の4枚刃となっていて、向こう側が透けるほど薄くスライスできます。その厚さはなんと驚異の0.3mm。『キャベピィMAX-EX』をはじめとしたピーラーの約4分の1の厚さです!
超極細に削ることによって、空気をたっぷり含んだエアリーな食感に仕上がるので、ほわっほわなキャベツが好きなら『天才ピーラー シルクカット』がおすすめ!
反対にシャキシャキした食感が好きな方は歯ごたえのある『キャベピィMAX-EX』が向いています。
ほわっほわ or シャキシャキ――どちらが好みかで選んでみてくださいね。
\天才ピーラーを詳しく知りたい方はこちら!/
カレー鍋
カレー鍋は、和風出汁にカレールウやカレー粉を加えた鍋料理です。通常のカレーと同様、多くの食材と相性がよく、肉・魚介・野菜――なんでもござれの万能選手で、ありあわせでも立派なお鍋にできるのが強みですね。
ちなみに似た料理として『スープカレー』があり、よく混合されがちですが、煮ながら食べるという鍋の定義に当てはまっているか否かに加え、以下のような違いもあるんですよ。
| カレー鍋 | スープカレー | |
|---|---|---|
| 使う野菜 | 白菜・春菊・ネギなどの葉物類が多い | じゃがいも・人参・かぼちゃなどの根菜類が多い |
| 出汁 | 鰹や昆布などの和風出汁ベースが多い | 鶏ガラやブイヨンなどの洋風出汁ベースが多い |
餃子鍋
餃子鍋は、野菜やキノコと一緒に餃子を煮込む鍋料理です。餃子には肉・野菜・にんにくなど、旨味がギュッと詰まっているので、鍋に入れた瞬間からスープが美味しくなるのが魅力。また、チルド品はもちろん、冷凍餃子を凍ったまま入れてもOKで、手軽に作れる点も嬉しいポイントですね。
なお、餃子鍋にも似た料理として水餃子がありますが、そちらとの違いは、餃子鍋は餃子はあくまで具材の一つであるのに対し、水餃子は餃子がメインであることが挙げられるでしょう。
みぞれ鍋
みぞれ鍋は、大根おろしをたっぷりと入れた鍋料理です。名前の由来は、加熱されて半透明になった大根おろしが、雪と雨が混じった「みぞれ」に似ていることから。大根おろしのおかげで非常にさっぱりとした味わいで、食欲がない時も食べやすく、胃にも優しいというメリットもあります。
注意点として、大根おろしを強火で熱すると独特の匂いが立つことがあります。それを避けたい場合は、ザルなどに入れて軽く流水で洗うようにしましょう。そうすることで匂いの原因である硫黄化合物が水に溶け出すため、匂いを抑えられますよ。
現在のトレンド鍋は?
どの鍋にしようか迷った時は、今のトレンド鍋を試してみるのはいかがでしょうか。
毎年発表されており、2025年のトレンドとして昨年2025年9月に選定されたのは『アロマ鍋』。ぐるなびによると、アロマ鍋とは「ハーブ、スパイス、柑橘類の香りを使用し、五感で味わう「香り×食」の体験で心まで満たす鍋。」と定義されており、以下の3つのポイントから選定されました。
香辛料やハーブへの注目
国内の香辛料市場が拡大していることから。また、ぐるなびのデータにて、「ハーブ」の検索数が1年で約1.7倍、「セリ」2年で約1.6倍に増加していることを受け、ハーブや香草への関心が高まっていることが判明したため。
記憶に刻む「五感体験」と、“香り”への注目
ぐるなびが実施した会員へのアンケート調査にて、約8割が食事における「香り」を重要視していると回答したため。嗅覚は一番記憶に残りやすいとも言われており、「香りマーケティング」がトレンドの傾向にある点も影響。
ストレス社会の新たな食習慣。香りまで食べる新潮流
同調査では、約48%がリラックスや気分転換のために香りやアロマを使用すると回答。食事においても香りを味わう潮流も生まれており、そのニーズに応えるためとのこと。
味や見た目だけでなく、香りも楽しめるアロマ鍋。ぜひレシピを参考に、作ってみてくださいね。
話のネタに!鍋に関する豆知識・トリビア
最後に、鍋に関する豆知識・トリビアをいくつかご紹介します!鍋を囲む時の会話のネタに!
鍋に関する言葉は「鍋奉行」以外にも!


お鍋の席で、火加減や煮込み具合など、何から何まで細かく仕切りたがる人のことを「鍋奉行」と呼びますよね。この奉行とは、武家が権力を持っていた時代に存在した役職の一つで、簡単に言えばかなり偉い人のこと。その権力をふりかざす様子になぞらえて、鍋を強引に取り仕切る人を「鍋奉行」と呼ぶようになったと考えられています。
実はそんな鍋奉行にも、武家時代の役職になぞらえた呼び名があるのをご存じでしたか?
鍋将軍
口うるさく指示は出すも、自分では何もしない人。将軍は役職のトップで、鍋奉行よりも偉い存在であることからだとされています。
アク代官
アクを取り除く人。時代劇などにでてくる悪役「悪(あく)代官」から来ていますが、そんな由来とは裏腹に、アクを取ってくれるのでありがたい存在ですね。
待ち奉行・待ち娘
何もせず、鍋ができあがるのをただただ見ている人。「町(まち)奉行」が男性で、「町(まち)娘」が女性です。
火消し
火加減を調節する人。江戸時代にあった消防組織の「火消」から。鍋の味を左右する大変重要なポジションです。
あなたはどの役職になることが多いでしょうか。
鍋でアクを取る理由は?


アク代官がでてきたところで、ふと気になるのが鍋をしていると現れる「アク」。なぜこのアクを取るのか、そもそも「アク」とは何なのか、知らないという方も多いでしょう。
アクとは、食材の渋み・えぐみ・臭みの原因となる成分の総称です。放置していると、食事の際に渋みやえぐみを感じたり、舌触りが悪くなったりして、せっかくの料理の味が損なわれてしまうほか、見た目も悪くなってしまいます。アクを取るのは、まさに百害あって一利なしの存在だからなのですね。
鍋の〆で人気なのは?
鍋の最後を飾る〆。ご飯を入れて雑炊にする人がいれば、麵類を入れるのが好きという人もいますが、最も人気なのは何なのか気になりませんか?
ユーザー参加型の投票サイト『macaroniランキング』のデータでは、鍋の〆の人気ランキングは以下の通りになっています。
| 1位(83票) | 雑炊 | 8位(10票) | スープパスタ |
| 2位(57票) | ラーメン | 9位(9票) | にゅうめん |
| 3位(47票) | うどん | 10位(8票) | オートミール雑炊 |
| 4位(22票) | リゾット | 11位(7票) | きしめん |
| 5位(13票) | マロニーちゃん | 11位(7票) | 麩 |
| 6位(12票) | ちゃんぱん | 11位(7票) | パン |
| 7位(11票) | そば | 11位(7票) | しらたき |
| 出典:macaroniランキング | |||
さすがはお米の国!雑炊が圧倒的な票数で1位という結果に!
また、麩やパンなど意外な回答も。その発想はありませんでしたが、たとえばカレー鍋などであれば確かに合いそうですよね。
美味しいお鍋で寒さを吹き飛ばそう!
寒さが本格化してきた今日この頃。お鍋は冷えた身体を温められて、簡単。しかも野菜をたっぷりと食べられると、いいことづくめの料理なので、献立に迷ったらお鍋にするのがおすすめ!
鍋料理にもさまざまな種類があって、どれも違った美味しさがあるので、ぜひ本記事を参考にすることで色々試してみてくださいね。
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