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23 時計の沼にハマりたい!

冬のボーナスで冒険してみる? 個性的すぎて買うのにちょっと勇気のいる腕時計

DEC. 12, 2025 11:30
Text : 室井大和
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高級腕時計は買うのに勇気の必要なアイテムです。失敗したくないという気持ちが先に立つと、チョイスは保守的になりがち。ただ、人とは違う、自分の趣味が全開の時計に惹かれる自分がいることも否めません。今回は冬のボーナスの時期に合わせて、臨時収入で懐が温かい時期だからこそ、思い切って買ってみたい腕時計を選んでみました。

次元大介が愛用したタイムピース

幅広い世代から愛されている名作アニメ『ルパン三世』。次元大介は主人公ルパンの相棒として、また射撃の名手として登場する人気キャラクターです。その次元大介がアニメの中で着用していた腕時計が、スイスの高級腕時計ブランド「ゼニス」なのは有名な話です。

  • ゼニス「クロノマスター リバイバル 次元大介エディション」

    ゼニスの傑作「エル・プリメロ」を積んだ次元大介エディションが登場しました

  • ゼニス「クロノマスター リバイバル 次元大介エディション」

    アニメでは次元大介がゼニスと思われる腕時計を着用しています

2025年11月、ゼニスは次元大介の腕時計を忠実に再現した「クロノマスター リバイバル 次元大介エディション」を発表しました。

ケースとブレスレットの素材には、マイクロブラスト仕上げのマットブラックチタンを採用。文字盤にはベージュカラーにブラックのクロノグラフカウンターを組み合わせ、ビンテージ感を強調しています。

ムーブメントには、1969年に登場した有名なキャリバー「エル・プリメロ」の系譜である「エル・プリメロ 400」を搭載。300個以上の部品が使われ、緻密な構造と美しい仕上げが施されています。ケースバックにはムーブメントを眺められるサファイアガラスに次元大介のシルエットが描かれていて、特別感を演出しています。

ブレスレットはゲイフレアー社のデザイン。中抜きされたラダーブレスレットが個性的です。実際に装着すると通気性がいいだけでなく、軽量化にも貢献していて、チタン製で37mmという小振りなケースサイズも相まって、軽快な装着感が得られました。

キャラクターものなので買うには勇気がいるかもしれませんが、見た目にはすぐに次元大介コラボとはわかりませんし、腕時計としての品質も超一級品です。200本限定なのですでに売り切れている可能性もありますが、それでも探して買う価値がある1本だと思います。価格は143万円です。

針のない機械式腕時計!?

次に紹介するのは、1983年にドイツで創業した高級時計ブランド「クロノスイス」のユニークな1本。時計には時や分を示す針が使われるのが一般的ですが、針を持たない「ネオ デジター」が復活しました。

1920年代以降にかけて、機械式(アナログ)でありながらデジタル表示を備えた「Montres Sans Aiguilles」(針のない時計)という仕組みや機構が普及しました。2005年に登場した初代「デジター」は、そんな時代へのオマージュでもありました。

  • クロノスイス「デジター」

    奥が初代「デジター」。手前が復活した「ネオ デジター」です

初代デジターから20年の時を経て「ネオ デジター」が復活しました。長方形(レクタンギュラー)のケースが特徴で、湾曲した文字盤の12時位置に「ジャンピングアワー」(時)、真ん中には「スイープミニッツ」(分)、6時位置には「スイープセコンド」(秒)を数字のディスクで表示させることで、針をなくした設計になっています。

ムーブメントには自社で開発したキャリバーを採用。パワーリザーブは約48時間です。ケースバックからはギョーシェ装飾の機械を鑑賞することができます。

  • クロノスイス「ネオ デジター」

    ケースバックからは磨かれたムーブメントを鑑賞できます

針がないという、腕時計としてはかなり独特なデザインに違和感を覚えるかもしれません。しかし、スマートウォッチやスマホなどで時間を確認している人にとって、デジタル表示は見慣れた時間表示だと思います。そう考えれば、腕時計としても実用的なのではないでしょうか。価格は297万円です。

  • クロノスイス「ネオ デジター」

    カラーはブラック系の「グラニット」とブラウン系の「サンド」の2色展開

スイスの伝統とアストロボーイが融合

「機械式時計のゆりかご」と称されるスイス・ジュラ地方に拠点を構える高級時計ブランド「ルイ・エラール」は1929年の創業以来、機械式時計の伝統と技術を体現し続けています。

  • ルイ・エラール「2340×アストロボーイ」

    ルイ・エラールが手塚プロダクションと提携して実現した「2340×アストロボーイ」

ルイ・エラールは新しいスポーツコレクション「2340シリーズ」と、世界中にファンがいるアニメ『鉄腕アトム』のアストロボーイを融合させたユニークな1本「2340×アストロボーイ」を発表しました。

  • ルイ・エラール「2340×アストロボーイ」

    文字盤には鉄腕アトムの世界観が立体的に表現されています

手塚プロダクションと提携し、緻密な編集とレイヤーによって立体的に表現したアストロボーイ。文字盤には「地上最大のロボット」と未来都市が彫刻によって描かれています。

この時計にはアストロボーイが象徴的に描かれてはいるものの、腕時計に用いられるインデックスが省かれています。無駄を省くことで、天才科学者が子供を失った悲しみの中、子供の代わりとして作り出したアトムが、人間の心を持って不正と戦い、人間よりも人間らしく生きたその生き様を表現しているのです。小さな文字盤の中で、物語のみを表現したこだわりの1本です。

  • ルイ・エラール「2340×アストロボーイ」

    ムーブメントは機械式自動巻き「SW300-1」を採用

単なるキャラクターコラボの腕時計ではなく、日々の生活の中で忘れがちな思いやりや子供のころの純粋な気持ちを思い出させてくれるような、意義深い1本に仕上がっています。

ケースのラグ、ベゼル、ケースバックにはステンレススチール、ミドルケースにはチタンを採用。ケースサイズは40mm、パワーリザーブは56時間で実用性も問題なしです。価格は105.6万円です。

ボーナスが出た今こそ、ちょっと冒険して、普段はなかなか手が出ないようなユニークな腕時計を狙ってみましょう。時計に対する価値観が変わるきっかけになるかもしれません。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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