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6 大手企業・人事リーダーに聞く、キャリア採用の実態

金融・エンタメなど異業種からの転職が多数! 人的資本経営を強化するNTTドコモのキャリア採用

FEB. 03, 2026 08:30
Text : 平原俊幸
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転職がキャリアの選択肢として一般化し、多くの企業が活発にキャリア採用を行う現代。大手企業への転職を検討する方も多いですが、各社が実際にどんな採用を行っているのか実態が見えづらいところがあります。

本企画では、大手企業に特化した転職プロダクト「Bloomキャリア登録」を展開するBloomの代表取締役 平原 俊幸が、「求職者が知りたい視点」をもとにしながら大手企業のキャリア採用責任者にインタビューを行っています。

ドコモにおける人的資本経営の推進のため、志願してキャリア採用も管掌

今回は、通信事業を基盤に法人・スマートライフ事業へとサービスの幅を広げるNTTドコモの総務人事部 人事戦略担当課長 兼 採用担当課長の高木さんにお話を伺いました。

キャリア採用を管轄するリーダーが「人事戦略」も担当しているのは非常に珍しいケースと言えます。ドコモが事業として金融、映像コンテンツ、5G/6Gといった成長領域への変革を加速するなか、人的資本経営の強化も掲げており、連動するキャリア採用を推進しているとのこと。通信以外の専門性を持つ人材の採用も増加するキャリア採用の実態について詳しく伺います。

――高木さんのこれまでのキャリアについて教えてください。

2007年にNTTドコモへ新卒入社しました。最初のキャリアとしてはドコモショップを展開する代理店への提案・販売促進の営業業務に従事していました。その後、本社の営業戦略部に異動し、「月々サポート」などの割引施策を企画しサービス名も含めて作り上げた経験があります。 その後人事部に異動し、新卒採用と社員育成・研修企画を担当しました。再度営業現場に戻り、東北支社における営業企画を経て、2024年に現在の総務人事部に着任しています。

――入社して18年になるのですね。なぜ新卒ではドコモに入社したのでしょうか。

通信という無形のサービスに、どのような価値を付加していくかという点に大きな面白さを感じ入社しました。

実際に入社した後の業務でも、多くの人に価値を届けられることはやりがいですね。 「月々サポート」という割引施策もドコモらしい「サポートする」という意味合いを入れて名称を企画しましたが、その頃に電車に乗っていたら、近くにいた高校生が「ドコモの月々サポートってのが始まってさ」と話しているのを聞きました。通信という無形のサービスだからこそ、自分たちの工夫によって知らない誰かのためになる、生活を支える仕事ができるというのは、影響力の大きさや仕事の醍醐味を感じています。

――現在は総務人事部においてどんな職務を担っているのでしょうか。

人的資本経営の推進や人員計画の策定、社員のエンゲージメント施策などの人事戦略、およびキャリア採用に関してそれぞれ課長として業務を管轄しています。

昨年総務人事部に着任した際は、ドコモにおける人的資本経営の方針を形にしていく仕事を主に担いました。事業戦略と人材戦略の連動を強化することが、「人材の成長」と「事業の成長」につながると考え、「Sustainable Growth Cycle」というモデルを作りました。

事業の成長を支えるHR Business Partnar(HRBP)の体制を構築し、人員計画の策定も事業計画に合わせて行っていく中で「どんな専門性を持つ人材を何名採用するか」といった採用計画にも関わってきました。

外部から必要な人材を採用するには、当社の希望だけでなく、転職市場の状況と連動する必要があります。採用の難易度などを踏まえて事業側と議論を重ねられるようにするために採用の知見・ノウハウも高めたいと思い、キャリア採用領域も合わせて担当することを自ら希望して今に至っています。

  • ドコモのめざす「Sustainable Growth Cycle」

    ドコモのめざす「Sustainable Growth Cycle」

法人事業やスマートライフ事業を大きく強化するドコモの展開

――ドコモの事業内容についても改めてお教えください。

ドコモはこれまで携帯電話の通信事業を主軸に成長してきましたが、現在は事業の約半分が法人事業やスマートライフ事業となっています。

法人事業では5G、IoT、AIの活用やソリューションなど、通信を超えた価値を提供しています。

スマートライフ事業においては通信インフラという強固な基盤の上に、金融決済や「Lemino」などの動画配信、ファンダムマーケティングとしての「DAZN」などを展開しています。特に金融分野では、ネット銀行などとの提携や事業強化を進め、お客様にワンストップで便利に使っていただけるような環境整備に注力しています。

――通信以外の事業を強化する狙いはどこにあるのでしょうか。

2024年にブランドスローガンを「つなごう。驚きを。幸せを。」に一新しました。「つなぐ」を価値創造の源泉として、それぞれの事業の強みをつなぎ、掛け合わせることで、「驚き」と「幸せ」にあふれた社会を実現したいと考えています。

例えば、スポーツファンの方々に向けて、DAZNとの連携によるJリーグやプロ野球、NBAとの連携によるNBAの試合など、さまざまなスポーツのといったコンテンツをドコモのお客さまに安価に提供することで、ファンとしての体験価値を高めることを目指しています。「ドコモを使っていて良かった」と思えるような付加価値を生み出すことが、我々の大きな目的です。

――競合他社との違い、ドコモならではの強みはどんな点にあるとお考えですか。

ドコモの大きな強みは、リアル店舗網やオウンドメディアという圧倒的な顧客接点の強さにあります。また、通信という無形のサービスをベースに、金融やエンタメなど多様な事業を創造できるダイナミックさもドコモの魅力です。通信という事業はどのような価値を付加していくかで無限の可能性を秘めており、そこに各事業を乗せていくことで大きなシナジーを生み出すことができます。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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