問題をおさらい!

  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック

    という問題でした

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【答え】日産自動車「サニー」のピックアップトラック

答えは日産「サニー」のピックアップトラックです。写真の個体は「ノスタルジック2デイズ 2026」でAuto Shop TAKEEY`Sが展示していました。

  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック

「ノスタルジック2デイズ 2026」に集まった名車、旧車の写真ギャラリーはこちら

サニーは日産が1966年(昭和41年)4月に発売した大衆車です。

  • 日産の初代「サニー」(ダットサンサニー1000、B10型)

    初代「サニー」(ダットサンサニー1000、B10型)

サニーが誕生する前、日産には「ダットサン・ブルーバード」という小型車がありましたが、1959年の初代から1963年の2代目へとモデルチェンジした際、車体寸法とともにエンジン排気量も1,000cc(1リッター)以上へ拡大していくようになり、改めて、1,000ccエンジンを中心とした小型大衆車が必要になりました。そこで、サニーの開発が始まります。

ただし、新たな新車開発には投資が必要になるため、当時の日産の経営者には「より安価な乗用車が欲しい消費者は、ブルーバードの中古車を選んでもらえばいいのではないか」といった考えもあったようです。そこで、商用も視野に入れた大衆車を作るという名目で、サニーの開発に着手したとの話があります。そうした背景があったとするなら、乗用車のサニー発売後に、商用車としてのバンやピックアップトラックが現れても不思議ではありません。それが、サニーのピックアップトラック誕生につながります。

  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック
  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック
  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック
  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック

当時は、自家用車を持つのはまだ夢のような話であり、自家用車を毎日のように使うという人も限られました。一方、ピックアップトラックやバンであれば、自営や小規模な会社を経営する人には生産財としての価値も生まれ、購入の動機付けになります。開発陣の「商用車も作るから、より小型の大衆車を新しく開発する」という発想は、時代に適した着眼点といえます。いざ初代サニーが発売されると売り上げは好調で、経営者も脱帽したということです。

  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック
  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック

サニーが2代目となるのは1970年(昭和45年)です。販売面でトヨタ自動車「カローラ」と競合したサニーの人気を高からしめたのは「1200クーペ」でした。その速さ、軽快さで愛好家を夢中にし、「B110」という型式名で愛称されました。

サニーのピックアップトラックは1200クーペと同じエンジンを搭載しており、「速いトラック」としてこちらも人気を集めました。1200クーペは乗用の上級車種で手が届かなくても、ピックアップトラックなら商用なので価格も手ごろになり、それでもエンジンは同等の性能、なおかつ、2人乗りというのはスポーツカーのようだという、いろいろな背景が一部の愛好家を魅了しました。そこから、「サニトラ」(サニーのトラック)の愛称も生まれたのです。

  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック
  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック
  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック
  • 日産自動車「サニー」のピックアップトラック

これに対し、トヨタ派ともいう人たちもいて、「パブリカ」のピックアップトラックを「パブトラ」と愛称で呼んだりもしました。あるいは、ブルーバードを基にしたダットサントラックを「ダットラ」、カローラのバンを「カロバン」などと呼ぶこともあり、互いをライバル視しながら、矜持とともに相手への敬意を払う、楽しい時代でした。

それでは、次回をお楽しみに!