問題をおさらい!

  • トヨタ「2000GT」

    伝説のスポーツカー「トヨタ2000GT」には前期型と後期型あり! これはどっち?という問題でした

正解はこちら!

【答え】後期型

答えは後期型です。写真の個体はビンテージカーヨシノが「ノスタルジック2デイズ 2026」で展示していたクルマです。

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トヨタ2000GTは1967年(昭和42年)発売の2人乗りスポーツカーです。

トヨタ自動車工業(現在はトヨタ自動車)は1955年(昭和30年)に本格的な量産市販乗用車である「クラウン」を売り出しました。それから12年後に、このように流麗で高性能なスポーツカーを生み出したのです。

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車両価格は238万円。当時の価値としてはクラウンが2台、「カローラ」であれば6台買うことができる金額でした。このため、試作車を含めても337台の生産であったといわれます。

生産期間は1970年10月までのわずか3年あまりでしたが、この間、1969年8月にマイナーチェンジをしています。主な内容は内外装の変更ですが、自動変速機(オートマチックトランスミッション)の追加が技術的な注目点です。スポーツカーで自動変速(2ペダル運転ができる)というのは、当時ではめずらしいことでした。

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このマイナーチェンジにより、前期型と後期型の区別がされます。一目でその違いを判別できる点は、フロントのライト周りの造形です。ラジエターグリルの両側に丸いフォグランプがあります。それを縁取る形がラジエターグリルと直線的に一体化したのが後期型です。前期型は、フォグランプ周りがラジエターグリルより大ぶりの造形でした。

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見た目にはヘッドライトのように思えるそのランプは、実はフォグランプです。霧の深いときに見通しを利かせる機能を持つ明かりです。

では、夜間照明となるヘッドライトはどこにあるのか? 答えはボンネットフード上の前端部分です。使用しない際は姿を隠すリトラクタブル式になっています。点灯時はボンネットフード上に持ち上がり、ライトが現れます。その分、空気抵抗は増えますが、日中、ヘッドライトを使用しないときは空気抵抗を少なくし、速度を高められるようになります。高速性能への思いが、このヘッドライトの処置に現れています。

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ヘッドライトをボンネット前端に取付けたもうひとつの現実的な理由は、フォグランプの位置だと照明として高さが足りなかったのです。それほど、車体前端部を低く抑えた精悍な姿であったといえます。

リトラクタブル式ヘッドライトはのちに、マツダの「RX-7」や「ロードスター」でも採用されます。

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60年近く前の日本でトヨタは、国産の高性能スポーツカーを開発できる力量を明らかにするため2000GTの開発に挑みました。当時は茨城県の矢田部にあった自動車高速試験場で、トヨタ2000GTは市販直前に国際記録に挑戦します。それが、黄色と緑に色分けされた車両です(写真は現車ではなく復元車両)。こちらは前期型で、フォグランプの造形が後期型とは異なります。

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このテストで2000GTは、6時間、12時間、24時間、48時間、72時間という連続走行(途中で燃料補給は行う)、また1,000マイル~1万マイル、あるいは2,000km~1万5,000kmという13の節目で、いずれも時速200km以上を記録する成果を上げました。ちなみにその走行中、台風に見舞われるなど過酷な条件下での挑戦であったと伝えられています。

それでは、次回をお楽しみに!