三菱自動車工業の名車「ギャランGTO」に関する問題です。このクルマのトップモデル「MR」はボンネットに「エアスクープ」を装着していますが、その役割とは?
機能的な役割はない?
MRの初期型はもともと、ボンネットにエアスクープを装着しておらず、後付けのオプション品でした。実はエアスクープに機能的な役割はなかったのかも?
正解はこちら!
【答え】高性能エンジンをアピールするための飾りだった
誰もが知る1970年デビューのスポーツクーペ「コルトギャランGTO」のトップモデル「MR」ですが、そのボンネット上には高性能エンジン搭載モデルの証であるブラックのエアスクープが2つ付いていました。
そのエンジンは1.6L直列4気筒の「4G32型」で、ノーマルのSOHCヘッドをDOHCに換装して最高出力125馬力を発生し、980kgという軽い車重も相まって0-400m加速16.3秒、最高速度200km/hを誇っていました。
愛知県岡崎市にある「三菱オートギャラリー」を訪れた際、そんな高性能エンジンに装着されたゴールドのDOHCヘッドを見ようと展示中のMRのボンネットを上げてみると、「あれれっ?」。なんと、裏側のエアスクープ部分には空気取り入れ用の穴が開いていないではありませんか。
聞けば、ごく初期型のGTO MR(リアガラスの熱線が縦縞模様に付けられているのが識別点)のボンネットはノーマルグレードと同じもので、エアスクープ用の穴を開けるまでもなく十分な性能を発揮していたのです。
ブラックのエアスクープは、オーナーがその高性能をアピールするために貼り付けるだけのオプションパーツとして用意され、言葉としては悪いですが、単なる「ハリボテ」だったのです。MRのオーナーがこぞってこれを装着したため、オプションではなく製造時から取り付けることになった、という経緯があります。
ちなみにGTOは「Gran Turismo Omologato」(GTレースに出場するホモロゲーションモデル)の意、MRはMitsubishi Racingの頭文字です。
ブラックのライトベゼルにトランクリッド後端がキュッと上がったダックテール、8連メーターのコックピットなど魅力たっぷりのGTO MRは、今でも憧れのクルマです。
それでは、次回をお楽しみに!











