日々忙しく過ごす社長のカバンの中には、どんなものが入っているのでしょうか? 本連載では、各分野で活躍する会社の経営者が愛用するカバンと、必携アイテムを紹介していきます。今回は、イケダガラス株式会社・株式会社池田硝子工業所 池田友和 代表取締役社長。
イケダガラス株式会社・株式会社池田硝子工業所 池田友和 代表取締役社長
1980年東京都生まれ。2003年立教大学経済学部卒業後、アイエスジー株式会社に入社し、米国ノースウェスタンインダストリーズに出向。2004年に株式会社池田硝子工業所へ、2007年にイケダガラス株式会社へ転籍。2008年より社長室長、2014年に専務取締役就任。2022年にMBAを取得し、2023年6月よりイケダガラス株式会社および株式会社池田硝子工業所の代表取締役社長に就任。国内外での経験と経営知見を活かし、ガラス業界の発展に取り組む。
■池田友和 社長の「カバンの中身」
1.lenovo ThinkPad X1のノートPC
一通り周辺機器も持ち歩いているので、いつでもどこでも作業ができる状態になっています。喫茶店や出張先のホテルで使うことも多いです。
当社は製造業で、割と固い業界なので、会社PCは業務用としてのブランド力が高いThinkPadに統一しています。複数の作業を同時並行で行うことが多いので、CPUやメモリなどのスペックはかなり高いものを選んでいます。
2.イヤホン(marshall Motif Ⅱ)、ヘッドホン(KOSS porta pro)
ヘッドホンは、耳が痛くならないオープンタイプのものを持ち歩いています。ヘッドホンは有線なので電池切れの心配がなく、イヤホンの充電が切れたときの緊急用でもあります。
オンライン会議で使用するほか、移動中や出張先で、動画を視聴して勉強などをしています。
3.フォトフレーム
創業80周年記念式典の際に全社員で撮った写真と、家族の写真とが入っています。社員のことを家族と同様に大切にしたいという想いがあり、お守りのように常に鞄に入れて持ち歩いています。会社や出張先で仕事をするときに、デスクの前に置いています。
4.BVLGARIの財布と小銭入れ付きカードケース
使用しているのは、妻からプレゼントしてもらった、ブルガリのフラグメントケース(小銭入れ付きカードケース)です。財布も、実用性を重視し、軽くてコンパクトなものを選んでいます。支払いは、スマホかカードで行うことがほとんどで、このケースには、カード5枚程度と最低限必要な現金を入れています。
以前はridgeという、アルミ製のカードを挟む極小財布を使用していましたが、フラグメントケースにしたことで、コインロッカーや自動販売機等のちょっとした小銭が必要な際に大変便利で、大活躍しています。
5.Xperiaのスマートフォン
昔から、携帯は実用性を重視して機種を選んでいます。iPhoneが出た当初は、まだWindowsとMacでソフトの互換性が今ほど高くなかったので、仕事での実用性を重視し、アンドロイドを使い続けています。
以前は、富士通製のものを使っていましたが、ここ最近は、SonyのXperiaの最新機種を使っています。スマートフォンの背景は愛娘です。
■Able Carryのバックパックをご愛用
Able Carryのバックパックは、軽く感じるように設計されているようで、とにかく軽いです。容量も大きく、PCが入れられるので重宝しています。
レザー製の手持ち鞄も持っており、TPOで使い分けていますが、普段は、実用性を重視して軽くて持ち運びが楽なこのバックを使うことが多いです。
「社員と共に成長する企業」を目指し
池田さんが代表取締役社長をつとめるのは、産業、自動車、建築という幅広い3つの分野に、ガラスを供給する総合加工ガラスメーカー。製販一体の強みを活かした、顧客とのダイレクトな取引を通して、家電、照明、自動車、建築と様々な分野の顧客のニーズを満たす、防災、安全ガラス、省エネガラスの製造と供給に取り組んでいます。営業や採用などをイケダガラスにて、生産を池田硝子工業所の各工場で行っています。
「『社員と共に成長する企業』を目指し、従来の良い点は残しつつ、改善すべき点は確実に改善し、社員一人ひとりが幸せを感じ、働きがいを持てる会社を目指しています。」と池田さん。
現在では、イタリアの会社と共同開発したシステムなどを導入し、業務効率化を目的としたDX化を促進。新規事業としてECサイトを開設し、従来のBtoBの取引先はもちろん、小規模な購買ニーズにも対応する体制を整えました。これにより、営業の効率化に加え、顧客との接点を増やし新たな市場を開拓しています。
その他、私服制度の導入やフレックス制度の導入を通じて、柔軟で快適な職場環境を実現。従業員の働きやすい環境作りにも注力しています。
伝統を大切にする池田さんならではの、『家族』への愛情やぬくもりを感じるアイテムが印象的なカバンの中身でした。