日々忙しく過ごす社長のカバンの中には、どんなものが入っているのでしょうか? 本連載では、各分野で活躍する会社の経営者が愛用するカバンと、必携アイテムを紹介していきます。今回は、think-cell Japan株式会社 松塚展国 代表取締役社長。
■松塚展国 社長の「カバンの中身」
1.Wpc. IZAの晴雨兼用折り畳み傘
2年間愛用しています。ボタンプッシュ型で傘の開閉ができるので便利です。
2.マスク
公共交通機関を使う時は必ずマスクを着用します。仕事で常に最高のパフォーマンスを出したいので体調管理は欠かせません。日常生活の中で、感染症や菌をもらわないよう心がけています。
3.GATSBYのワックス
日常でもそうですが、特に登壇や重要な打ち合わせの前には、髪の毛の先まで意識します。直前で気になるところを直せるように常にヘアワックスを持ち歩いています。急遽、重要な予定が入っても対応できます。
4.大幸薬品の正露丸
辛いものが大好きでよく食べるからなのか、お腹を壊すことも多いので持ち歩いています。お腹に違和感を覚えたらすぐに正露丸を飲みます。
5.目薬(薬用またはVロートコンタクトPREMIUM)
ドライアイなので目薬はかかせません。コンタクトレンズをしているのでコンタクトでも点眼できる目薬を選んでいます。多いときには1日10回点眼することもあります。
6.予備名刺
常に名刺を切らさないように、予備名刺を持ち歩いています。
7.2本のボールペン
モンブランとcampo marzioのボールペン2本を常に持ち歩いています。過去に某企業の面接を受けていた際、企業ロゴ入りボールペンを使用していて、それはプロフェッショナルじゃないですね、とアドバイスを頂いたことがあります。その翌日、campo marzioのボールペンを買いました。それ以来、人目に付く可能性があるビジネス用品には配慮しています。
8.ノートパソコン
仕事用です。
9.polyの高性能イヤフォン
5年愛用していて3代目になります。経営者の友人からすすめられて購入しましたが、圧倒的なノイズキャンセリング力が気に入っています。
10. ANKERの充電器
充電器かつポータブルバッテリーの2wayができるので、いつでもどこでも快適に仕事を行うためには欠かせません。
think-cell Japan株式会社 松塚展国 代表取締役社長
東京大学工学部在学中にミスター東大に選ばれる。同大学院卒業後、博報堂に入社。その後、Googleや米スタートアップ企業Cinarra Systems(シナラ・システムズ)に在籍。また台湾のAI関連企業Appierでは事業拡大および東証プライム市場上場を牽引。2023年8月よりthink-cell Japan株式会社に代表取締役社長として参画。その他、母校の東京大学工学部でロジカルコミュニケーションに関する非常勤講師を務めるなど多岐にわたって活動を行っている。松塚さん「think-cellは本社がドイツに、支社がロンドンやアメリカにあるため、社内会議が日本の早朝や夜遅い時間になることもしばしば。そのような時間の海外メンバーとの会議では、積極的に発言して日本での活動やパフォーマンスを魅せていく必要があるため、常に万全な調子で会議に参加できるよう日々の体調管理には特に気を使っています。実は私は留学経験がないので、英語での会議に集中力が必要ということもあるかもしれません。」
“データで語る文化”の浸透を目指して
松塚さんが代表取締役社長を務める「think-cell Japan株式会社」は、2002年にドイツで創業した、パワポにおける資料作成を効率化するサービス「think-cell」を開発・提供する会社の日本法人。「think-cell」は、グローバル戦略コンサルティング企業トップ10のうち全てで導入されており、世界中で3万社120万人以上の人に利用されています。
松塚さん「日本語は1億人の言語、英語は20億人の言語ですが、データは世界80億人に共通する言語かつ理解しやすいものであり、加えて解釈の揺らぎが極めて少ないものです。10年ほど前、外資企業に初めて勤めて間もない頃、データで語る表現を研磨しようとしたときに知ったのがthink-cellであり、このサービスにより私自身のコミュニケーション効率は飛躍的に上達したと自負しています。過去の私のようにビジネスコミュニケーションに苦戦している人や組織、ひいてはコミュニケーション生産性を向上することで、コミュニケーションを苦手とされる日本のビジネスパーソンと日本市場に貢献したいという思いでthink-cell Japanの代表取締役社長に就任しました。」
「日本では、暗黙知やニュアンスを含むコミュニケーションを活用する傾向があり、そのために過剰なコミュニケーションが発生しているという調査データもあります。我々はその解決策が“データで語る文化”だと考えています。think-cellが提供するものはサービスですが、そのサービスを通じて日本市場での“データで語る文化づくり”に貢献したいと考えております。」