ホンダの「プレリュード」に特別仕様車「2027 Limited Edition」が追加となった。「ガーネット」のエクステリアと「ボルドー」の内装で大人な雰囲気を極限まで高めたセクシーな1台だ。夜のベイエリアで撮影すると、プレリュードはその真価を発揮して見せてくれた。

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

    ホンダが2026年8月20日に発売した「プレリュード」の「2027 Limited Edition」。通常版と何が違う?(本稿の写真は撮影:安藤康之)

プレリュードってどんなクルマ?

プレリュードの初代モデルは1978年にスペシャル・プライベート・カーとして誕生。ロングノーズ&ショートデッキの2ドアクーペスタイル、スピードメーターとタコメーターを同軸上に配置する独特の集中ターゲットメーター、国産車初となる標準装備の電動サンルーフなどで新たな世界を切り拓いた。

その後、モデルチェンジを繰り返して系譜が紡がれるも、2001年に5代目モデルの販売が終了し、その歴史にいったん幕を下ろした。それから24年を経た2025年9月、ホンダは6代目「プレリュード」を復活させる。

  • ホンダ「プレリュード」

    2025年9月に発売となった6代目「プレリュード」(通常版)。電動化時代の新しい「スペシャリティスポーツ」の先駆けとなるモデルだ。価格は617.98万円(この写真のみマイナビニュース編集部撮影)

6代目プレリュードはなめらかなボディラインが特徴。ワイド&ローなスタイリングとすることで、ダイナミックな走りの想起を狙った。「グライダー」から着想を得た低くシャープなフロントノーズがカッコいい。

パワートレインはホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」にホンダ車初搭載の制御技術「Honda S+ Shift」を組み合わせる。モーター駆動でありながら、仮想8段変速による加減速時のエンジン回転数の緻密なコントロールが可能で、ダイレクトな駆動レスポンスと鋭いシフトフィールを実現しているという。

特別仕様車はどこが違う?

特別仕様車「2027 Limited Edition」の価格は630.63万円だ。

なぜ、特別仕様を企画したのか。担当者は「6代目プレリュードをこれからもまだまだ盛り上げていきたいという気持ちを持っています。発売からちょうど1年が経つタイミングで、何か特別感を出せないかということで、もう少し大人の雰囲気や世界観が演出できるクルマを……と考えて出したのが、今回の特別仕様車です」と説明する。

落ち着いたカラーリングで大人の色気を漂わせることで、どちらかといえば若者世代向けの感がある6代目プレリュードを40代~50代の大人世代にもアピールするのが狙いだ。

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

    6代目プレリュード特別仕様車「2027 Limited Edition」

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」
  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

「2027 Limited Edition」の特徴は、内外装に4代目モデルと5代目モデルのオマージュを取り入れているところだ。

例えば、エクステリアで目を引く専用ボディカラー「プレミアムクリスタルガーネット・メタリック」は、4代目モデルのオマージュ。艶やかさと深みを追求した色に仕上げたという。ボディカラーに合わせて、フロントバンパーとリアバンパーのアクセントカラーやフロントアッパーグリルモール、ブレーキキャリパーのカラーもそれぞれ変更した。

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

    フロントバンパーとリアバンパーのアクセントカラーをブルーからレッドに変更

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」
  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

    フロントアッパーグリルモールがボディーカラーと同色に

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

    足回りではアルミホイールを切削ブラッククリアとし、レッドカラーのブレーキキャリパーを組み合わせた

通常版のエクステリアはこちら

インテリアでは、5代目モデルを想起させるボルドーを基調色に採用。ステアリングホイールステッチや助手席側ミドルライニングに施されるプレリュード刺繍ロゴはレッドカラーとした。

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

    センターコンソールやアームレスト、ミドルライニング、コンビシートの基調色をボルドーに変更

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」
  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

    助手席側ミドルライニングのプレリュード刺繍ロゴ

  • ホンダ「プレリュード」の特別仕様車「2027 Limited Edition」

    ステアリングホイールステッチはレッドに

通常版のインテリアはこちら

プレリュードは売れている?

ところで、6代目プレリュードの販売状況はどうなのか。

ホンダは2025年9月の発売時に「月間300台」の販売目標を掲げていたが、その後の売れ行きを担当者に聞くと、初速は好調だったものの、やはりSUV全盛の時代にあって、現状では苦戦しているというのが実感のようだった。 それでもコンスタントに売れてはいるようなので、刺さる人には刺さるモデルであることは間違いなさそうだ。

今後は最低でも現状を維持しつつ、今回の特別仕様車投入により、さらなる盛り上げを図っていきたいとのことだった。

【フォトギャラリー】プレリュード「2027 Limited Edition」