マツダが2026年5月21日に発売した新型「CX-5」の受注台数が1万7,000台を突破した。売れているグレードは? 購入者の特徴は? 販売状況の詳細を聞いてきた。

  • マツダ「CX-5」

    9年ぶりのフルモデルチェンジを経て登場した新型「CX-5」(3世代目)が販売好調。理由は?

マツダの新型「CX-5」(3世代目)の写真を一気に見る

国内ビジネス構造を再構築中のマツダ

マツダによると、同社の国内ビジネスは2019年度から2024年度にかけて停滞していたとのこと。主な要因は「新規顧客の継続的な減少」との分析だ。これを受けて、2025年度から国内ビジネス構造改革に乗り出している。

構造改革の柱は「ブランド育成に向けた成長投資」「優先地域の特定都市圏戦略」「店舗体験の向上に向けた現場支援の徹底」の3つ。この3本柱を実現する具体的な重点施策が「都市圏での販売網再構築」「マーケティング変革」「リテールオペレーション変革」「組織・人事・風土変革」だ。

例えば「都市圏での販売網再構築」では、2025年度に関東を中心とする注力12店舗を改装。限られた資本を集中的に投下して整備を進めた結果、近年は右肩下がりとなっていた東京と首都圏のシェアが反転したという。

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    注力12店舗のひとつとしてリニューアルした関東マツダ 横浜鶴見店

新型CX-5は都市圏で売れている?

マツダ 理事 国内ブランドビジネス統括本部長の三浦忠さんは、「1年間進めてきた国内ビジネスの構造改革の成果は、新型CX-5の状況にも現れつつある」と説明する。

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    国内ビジネス構造改革の進捗を説明した三浦さん

5月21日に発売となった新型CX-5は、8月末時点で受注も含めた累計販売台数が1万7,000台を突破。前年同月のCX-5の売れ行きと比較すると、新型CX-5は都市圏において台数を伸ばしている。構造改革の成果が販売増につながっているといえそうだ。

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    新型「CX-5」

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CX-5購入者の内訳を見ると、「新規他銘柄」の割合が高い。つまり、これまでマツダに乗ってこなかった人が、CX-5でマツダデビューを果たすケースが多いのだ。累計1.7万台の購入者のうち、39%が新規顧客。特に20代以下は新規が63%と割合が高い。直近では全年代で50%が新規客となっているそうだ。

グレード別に販売状況をみると、最上位グレードの「L」が63%と全体の6割を超えている。この点について三浦さんは、「我々が伝えたかった商品価値が、コミュニケーションやマツダ・ブランド・アカデミーにおける商品価値伝達のトレーニングの成果として届いている」と分析した。

先代CX-5との違いとしては、「購入の決め手の多様化」が進んでいるとのこと。先代CX-5の購入理由は「外観デザイン」が突出していた一方、新型CX-5は「外観デザイン」以外にも「内装デザイン」「居住空間の広さ」「大型ディスプレイ」など、広く分散しているところが大きな違いだ。

三浦さんは「今後も国内ビジネスに携わる全ての者が共通の認識で構造改革を進めていく」とした上で、「その延長線として、2030年に20万人に選ばれ続ける会社となれるよう、これからも国内構造改革を着実に進捗させていく」と話していた。

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