三菱自動車工業の新型「パジェロ」はラダーフレームにディーゼルエンジンという本格オフロードSUVらしい組み合わせ。どんな走りを目指したのだろうか。
内装も外装も! 新型パジェロの写真を一気に見る
オンロードの走りにもこだわりが?
パワートレインには専用開発の2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンを搭載。最高出力は150kW/3,500rpm、最大トルクは480Nm/1,750~2,500rpmで、低回転域から力強い駆動力を発揮する。ダウンサイジングしつつトルクと出力を向上させたエンジンで、リニアでレスポンスのいい加速が特徴になるという。組み合わせるトランスミッションは新開発の8速ATだ。
ちなみに、パワートレインはグローバルで統一するとのこと。よその国にはガソリンエンジンがあったりプラグインハイブリッドがあったりする、ということはないらしい。
シャシーには高剛性ラダーフレームを採用。新型パジェロのベースとなっている現行型「トライトン」で刷新した最新世代だ。高張力鋼板の活用や断面構造の見直しによって、軽量化と高剛性化を両立している。耐久性だけでなく操縦安定性や乗り心地の向上にも寄与する、というのが三菱自動車の説明だ。
サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン式、リアが新開発の5リンクリジッド式。悪路でのタイヤ接地性を確保しつつ、舗装路での快適性も追求した。ベース車両のトライトンはピックアップトラックの宿命として、荷台に荷物を積むことがあるため、リアのサスペンションはリーフスプリングが最適、ということになる。パジェロは純・乗用車であるため、上下の動きに対する強さではなくタイヤの接地性能の高さを重視し、リアのサスペンションを変更したそうだ。
4WDシステムには伝統の「スーパーセレクト4WD-Ⅱ」を採用。2H(後輪駆動)、4H(フルタイム4WD)、4HLc(センターデフロック)、4LLc(ローギヤ+センターデフロック)の4つの駆動モードを選択可能で、オンロードから本格オフロードまで対応する。
さらに、左右輪の駆動力・制動力を統合制御する「スーパーオールホイールコントロール」(S-AWC)も搭載。アクティブヨーコントロール(AYC)やアクティブスタビリティ&トラクションコントロール(ASTC)、ABSを連携させることで、舗装路でも滑りやすい路面でも安定した走りを実現する。
ドライブモードはNORMAL、ECO、GRAVEL、SNOW、MUD、SAND、ROCKの7種類。路面状況に応じて車両特性を最適化し、誰でも安心して走行できるよう配慮した。
開発陣が重視したのは単なる悪路走破性ではなく、「悪路快適性」だったという。最低地上高230mmや優れたアプローチアングルを確保しながら、長距離移動でも乗員が疲れにくい乗り味を目指したことが新型パジェロの大きな特徴といえる。
事前説明会で開発責任者が話したところによれば、新型パジェロではオンロードとオフロードのどちらも重視したとのこと。サスペンションのチューニングは悪路から始め、最後に良路の調整を実施。良路では、小さな凹凸を拾わないフラットな乗り心地を目指したそうだ。























































