日産自動車の新型「キックス」が受注好調で、販売担当の日産社員が嬉しい悲鳴を上げている。台数は受注開始から1カ月足らずで7,000台に到達。どんな売れ方をしているのか、話を聞いてきた。
新型キックスの写真を一気に見る
新型キックスの販売状況は?
新型キックスの発売日は2026年6月18日。先行受注の開始が6月11日で、7月5日までのわずか3週間ちょっとで7,000台以上を受注しているという。
「先代モデルが月300~500台という状況だったので、担当としては信じられないくらい。嬉しい悲鳴をあげています」と語るのは、日本マーケティング本部 チーフマーケティングオフィスの延吉みのりさんだ。
発売直後なのでトップグレードの「G」が最も売れていて、駆動方式では2WDが65%、4WDが35%というところ。この比率は想定通りとのことで、季節や地域が変われば4WDの割合が増えてくるとの見立てだ。
狙い目はメーカーが販売の主力と見る中間グレード「X」で、今なら納期も早く、夏休みにも間に合いそうとのことだった。
ボディカラーは2トーンモデルの人気が高く、その中でもイメージカラーである「レゾナンスブルー」(淡い水色)の選択率は想定超え。この色が「可愛い」と女性にアピールできると思っていたのだが、男性からもけっこう選ばれている印象があるという。
エスピノーサ社長もキックスの完成度に自信
新型キックスにかける日産の期待の大きさを表すような出来事もあった。報道陣向けの試乗会に、社長のイヴァン・エスピノーサ氏が登場したのだ。
筆者が参加したのは試乗会初日の早朝枠。撮影ポイントとして指定された夢の島に到着してしばらくすると、現場にエスピノーザ社長が姿を現した。取材陣の感想が聞きたい、ということで、急遽決まったらしい。
「コンパクトでスタイルが良く、静かでよく走るクルマですね」と感想を伝えると、「サイズもパワートレインも日本にピッタリで、居心地のいいクルマだと自負しています」とのお返事。「日本で日産車をもっと増やすためには?」との質問には、「ひとつは開発期間を4割削減できるようになったことで、投入タイミングを柔軟かつ適切に調整でき、スマートな“打順”が組めるようになりました。日本市場で成功することはとても大事で、7車種を1年でどんどん投入していきます。クルマとしても、小さい方(たぶんキックス)と大きい方(たぶんエルグランド)の両方からアプローチしていきますよ」と力強く答えてくれた。
最後に、「キックスに乗ると、ドライバー席から左右のボンネットが膨らんでいるのが目に入るので、まるでフェラーリに乗っているような気がしました(赤いボディだったので余計に)」と伝えると、大笑いされていた。





















