トヨタ自動車「RAV4」とマツダ「CX-5」を比べたとき、両モデルの個性がはっきりと表れているのが車内の雰囲気だ。両モデルのインテリア、操作関係、荷室を比較してみる。

  • トヨタ「RAV4」とマツダ「CX-5」

    トヨタ「RAV4」とマツダ「CX-5」のインテリア、操作関係、荷室を比較(本稿の写真は撮影:原アキラ)

「RAV4」と「CX-5」の徹底比較で掲載した写真を一気に見る

RAV4のインテリアは配置が絶妙で使いやすい

RAV4のインテリアは実に機能的だ。

  • トヨタ「RAV4」(アドベンチャー)

    トヨタ「RAV4」(アドベンチャー)のインテリア

現行型「RAV4」(6代目)の写真を一気に見る

前モデルから高さを40mm下げたというインパネ越しの眺めは凹凸のないスッキリとした視界を確保。ソフトパッドを広く使用したダッシュボードセンターには、視界を妨げない形で12.9インチタッチスクリーンを配置している。

「アイランドアーキテクチャー」の文字通り、グローブをしていても操作しやすいレバー式シフトセレクター(「Z」では小型の電子制御シートセレクター)やモードボタンなどの走行部分、エアコンやシートベンチレーションなどの空調部分、ステアリングスイッチ部分などの物理スイッチが、機能ごとにバランスよく配置されていてまことに使いやすい。アドベンチャーにはミネラル(カーキ)やオレンジのアクセントカラーを配し、カジュアル感や遊び心のある仕上げにしてある。

  • トヨタ「RAV4」(アドベンチャー)
  • トヨタ「RAV4」(アドベンチャー)

ミニマルで上質なCX-5のインテリア

一方のCX-5はクリーンかつミニマルなコックピットを採用している。

  • マツダ「CX-5」

    マツダ新型「CX-5」のインテリア

新型「CX-5」(3代目)の写真を一気に見る

これまでこだわってきたコマンダーダイヤルなどの物理スイッチは、そのほとんどを廃止。さらに、金属調の加飾もなくした。

15.6インチ(グレードによっては12.9インチ)の大型モニターをダッシュセンターに配置しながらも、9mm細くしたAピラーなどの効果で視界はすっきり。上質なスポーツタンやブラック&ホワイトの洗練されたカラーリングを採用するとともに、欧州車を思わせるコックピットデザインがクラスを超えた高級感を演出している。

  • マツダ「CX-5」
  • マツダ「CX-5」

新たにステアリングパッドに配置したバラ文字の「MAZDA」ロゴは新鮮かつ素敵。文字は水平感がつかみやすく、ドライバーが正しい姿勢を保持する助けにもなる。

  • マツダ「CX-5」

後席はCX-5、ラゲッジはRAV4がリード

RAV4の後席は、身長170cmの筆者が座っても全く狭さを感じない必要十分なサイズ。パノラマムーンルーフ(オプション)を開ければ、抜群の開放感も味わえる。

  • トヨタ「RAV4」(アドベンチャー)

    「RAV4」の後席

  • トヨタ「RAV4」(アドベンチャー)

一方のCX-5は前モデルで不満が出たサイズを大幅改良。全長とホイールベースの拡大分115mmの恩恵、ほぼ全て車内(主に後席スペース)を広くするために使用した。

  • マツダ「CX-5」

    「CX-5」の後席

ニークリアランスを64mm、ヘッドクリアランスを29mm、ドア開口部を70mm拡大したという後席の居住性と乗り降りのしやすさには、ちょっと驚かされるほど。乗車するファミリー全員が満足できる、快適な空間になっている。

ラゲッジサイズはボディ後端まで四角いRAV4が圧倒。通常時で749Lもの大容量を実現している(CX-5は505L)。ゴルフバッグ4個は楽勝で、後席を倒せば190cm近いフルフラットな床面が出現し、車中泊も容易に行える。

  • トヨタ「RAV4」(アドベンチャー)

    「RAV4」のラゲッジルーム

CX-5は新型になって、ゴルフバッグ4個が収納できるサイズを確保。ベビーカーは畳まずに収納できる。後席が40:20:40の分割シートなので、4人が座ったまま、中央に長尺物を積み込めるという利点もある。

  • マツダ「CX-5」

    「CX-5」のラゲッジルーム

【フォトギャラリー】RAV4のインテリア

【フォトギャラリー】CX-5のインテリア