マツダの「CX-5」が新型となり、国産メーカーのミドルサイズSUVが出そろった感じだ。この分野で強さを発揮しいているクルマといえば、トヨタ自動車の「RAV4」だろう。CX-5はRAV4に迫れるのか。2台を徹底比較してみる。まずは「サイズ編」だ。
とちらも世界で大人気! 中型SUVの大定番
トヨタの「RAV4」は世界180を超える国と地域で累計1,500万台以上が売れた同社の大ヒットモデル。2025年12月には新型(6代目)が発売となった。
現行型「RAV4」(6代目)の写真を一気に見る
一方の「CX-5」は、130の国と地域で累計500万台を販売したマツダの中核モデル。新型(3代目)の発売は2026年5月だ。
新型「CX-5」(3代目)の写真を一気に見る
RAV4とCX-5はどちらもミドルクラスのSUVであり、世界中で売れに売れているモデルということで、ライバル視される機会も多かろう。
これら2台を「サイズ」「デザイン」「内装と装備」「走りと安全性能」の各項目で比較し、最後に「まとめ」として両者の優れている点を確認してみたい。全5本の記事を掲載する予定で、今回が1本目の「サイズ」編だ。
ただし、比較のために乗ったRAV4の「アドベンチャー」グレードはハイブリッド車(HEV)であり、現状ではMHEV(マイルドハイブリッド車)しかないCX-5とはパワートレインが異なることを前もってお伝えしておこう。
サイズで比較編
新型RAV4は「Z」「Adventure」「GR SPORT」の3グレード展開。基本的なサイズはほぼ先代モデルと変わっていない。
都会的な洗練をテーマとするZ(HEVとプラグインハイブリッド車=PHEVあり)のボディサイズは全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,680mm(PHEVは1,685mm)。Adventure(HEVのみ)は4,620mm×1,880mm×1,680mmだ。専用バンパーを装着しているため全長が20mm長く、張り出したフェンダーの影響で25mm幅広くなっている。
GR SPORT(PHEV専用)は4,645mm×1,880mm×1,685mm。専用空力パーツの影響で、ラインアップの中で最も長くなっている。ホイールベースは2,690mmで全グレード共通だ。
一方のCX-5(3代目、新型)は4,690mm×1,860mm×1,695mmで、ホイールベースは2,815mm。先代の弱点だった後席とラゲッジを広げるため、全長とホイールベースを115mm拡大したのが特徴だ。
どちらもミドルサイズSUVの目安となる全長4,600~4,750mm、全幅1,800~1,860mm、全高1,650~1,750mmに収まっている。長さはCX-5の方がRAV4(Adventure)に比べて70mm長く、幅はRAV4の方が20mm広く、高さはCX-5の方が15mm高いというサイズ感になっている。
一長一短あり?
日本国内での使用を考えた場合、2台とも車幅が1,850mmを超えているため、一般的なパレット式駐車場(機械式の上段など)に駐車する場合にはギリギリとなる。駐車ができた場合でもドアが開けられな場合があるだろうし、スーパーマーケットなどでは隣のクルマにドアパンチしないよう注意が必要だ。
また、ミラーを出したままだと2mを超えるので、幅の狭い道路でのすれ違いに気をつける必要もある。
前向き駐車した際にバックで出るときには、張り出したフェンダーをフェンスやブロック塀、隣のクルマに擦らないように注意深く動かすことも必要だ。特にRAV4のAdventureはフェンダーの出っ張りが大きく、さらに最小回転半径が大きい(5.7m。CX-5は5.6m、RAV4のZグレードなら5.5m)ので、より慎重になることが求められる。
一方のCX-5は、ホイールベースがRAV4比で125mmも長いので、内輪差が大きく、狭く直角な角を曲がる時などには、ちょっとだけ前に引っ張ってからステアリングを切り始めるような操作が求められる。
微妙な点だが、一長一短があるのだ。















