マツダは新型「CX-5」にGoogle搭載のインフォテインメントを採用し、ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)を刷新した。なぜGoogle搭載を決めたのか、開発陣に話を聞いてきた。
新型「CX-5」の写真を一気に見る
マツダのナビ周りは独特だった
マツダ車のナビ周りといえば、画面の形状と大きさからして他社との違いが鮮明で、使いやすさ、見やすさについてはいろいろと意見があったものの、独特であることは間違いがなかった。
新型CX-5のセンターディスプレイは最上級グレード「L」で15.6インチ、その他のグレードでも12.9インチと大きくて見やすい。
Google搭載インフォテインメントは見慣れたGoogleマップでカーナビが使えたり、音声認識の精度が高いGoogleアシスタントが使えたりして便利なのだが、マツダの独自性が薄れたような気がして、若干の寂しさもある。ボルボ、ホンダ、日産自動車でGoogleビルトインのクルマに乗ったことがあるが、ナビ周りの操作性や雰囲気はだいたい同じで、便利ではあるものの、各社の独自性はあまり感じられなかった。
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「オッケー、Google」と声を掛ければ聞く体制に入るGoogleアシスタント。エアコン温度の上げ下げやカーナビの目的地設定などをバッチリこなしてくれたほか、「大黒ふ頭の歴史は?」という質問に対しては、どこかのウェブページに記載してある内容を参照しつつ長文で回答してくれた
Google搭載で提供価値が向上?
新型CX-5開発陣にGoogle搭載についていくつか質問してみた。
――Google搭載は便利になって嬉しい半面、マツダ独自のインフォテインメントがなくなって、ちょっと寂しい気もします。Google搭載のクルマは、ナビ周りがだいたい同じという印象なので。
そのあたりはご指摘の通りで、Googleの機能については、他社と差分がありません。残りの部分、例えばウィジェットの大きさですとか、ユーザー設定の画面など、見た目の部分については、各メーカーで差別化しています。
それと、時期は未定ですが、Googleアシスタントは今後、ジェミニ(GoogleのAIアシスタント)に切り替わります。そうなれば、ジェミニにCX-5のマニュアルを食わせて(AIに取り込ませて)、ジェミニからCX-5に関するやり取りが出てくるような機能を開発します。そこは他社との違いになります。
――なるほど。ただ、それは他社のGoogle搭載車も同じことをしそうです。
他社もやり方は同じかと思います。なので、Google機能の大部分はGoogle依存、ということはご指摘の通りです。
――ところで、Googleビルトインのクルマは、1台売れるごとにGoogleにいくらか支払うんですか?
お答えするのが難しいのですが、イメージ的にはそんな感じです。
――だとすると、CX-5はマツダの最量販車種なので、売れる台数が多くなりますから、Googleに支払う金額も多くなると思うんですが、それでも、マツダ独自のインフォテインメントを開発して搭載するより、コスト的にもメリットがあると判断されたんですか?
そうです。あとは、ユーザーに提供できる価値についても考慮しました。Googleのアプリは、Googleアシスタントがジェミニに置き換わるように、都度アップデートしていきます。それに対して、お客さまがお金を支払うことはありません。そういう意味でも、お客様にとってメリットが大きいと考えて導入しました。
マツダ車が今後、全面的にGoogle搭載を進めていくのかも聞いてみたのだが、この点については回答を得られなかった。










