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フォルクスワーゲンの初代「ゴルフ」でキャンピングカー? 持ち主に来歴を聞く

APR. 28, 2026 11:30
Text : 原アキラ
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昔のクルマは総じて今のクルマよりもサイズが小さいものだが、中でもフォルクスワーゲンの初代「ゴルフ」は、現代の目から見ると驚くほどコンパクトだ。そんなクルマのキャンピングカー仕様を見つけたので、持ち主に来歴を聞いてみた。

  • 「Golf Caddy Camper Bischofberger」

    初代「ゴルフ」でキャンピングカー? これは珍しい!(本稿の写真は「オートモビルカウンシル2026」で原アキラが撮影

「オートモビルカウンシル2026」に集結した名車、旧車の写真ギャラリーはこちら

世界に14台の希少車は完成間近

「オートモビルカウンシル2026」のプレミアムライフスタイルブースで、ゴルフ1のトラック版「キャディ」のキャンピングカー仕様が展示されているのを見つけた。かなり珍しい車両だ。正式名称は「Golf Caddy Camper Bischofberger」で、「ビショフベルガー」(Bischofberger)は「司教さん」の意味。司教さんが使うキャンピングカーなのか?

  • 「Golf Caddy Camper Bischofberger」

このクルマを所有しているのは横川謙司さん。聞けば購入の経緯が面白い。

「インターネットでこのクルマの写真を見たのが10年前で、まずは自分で作ろうと思い、3年前にベースモデルのキャディをオーストリアで見つけて、その購入手続きをしているときに、たまたまドイツ出張となって、そのタイミングで中古車サイトにアラート登録していた本物が南ドイツで見つかって、もう断れないので2台いっぺんに手に入れてしまいました」

  • 「Golf Caddy Camper Bischofberger」

ちなみに、キャディはすでに完成済みで、昨年の同イベントに出展したそうだ。

今回の展示車両の価格は1.8万ユーロ(約300万円)だが、船便での輸送費など本体以外の経費が相当にかかっているはず。手に入るまでは、構造研究用の1/5模型など、いろいろなものを自作したそうだ。

  • 「Golf Caddy Camper Bischofberger」

1987年製のボディのフロント部分は、四角いボンネットに丸型2灯のヘッドライトを備えた「ゴルフ1」そのもの。コックピットは3本スポークのステアリングやバケットシートがGTIモデルに似た仕様となっている。

  • 「Golf Caddy Camper Bischofberger」

後部のキャンピングカー部分はポップアップルーフ付きで天井高が高い。フロアにはテーブル、シンク、コンロ、冷蔵庫などが効率よく配置されている。

ベットにするためには、キャビンとの仕切り板を持ち上げ、運転席の背もたれを倒し、そこに足を伸ばすそうだ。思ってもみなかった変形スタイルである。このあたりも、ドイツらしい合理的な発想だといえる。

日本への持ち込み後は、登録の難しいディーゼルエンジンを「シロッコGTX」用のガソリンエンジンに載せ替えるなど、紆余曲折を経て無事“ガス検“をクリアし、展示車のスタイルまで漕ぎ着けたという。

あとは、初めて見て憧れた個体と同じようなブラウン系のカラーに全塗装を行う仕事が待っているだけ(本当はイベントまでに仕上げる予定だったというが)。それが終われば、世界で14台という希少なビショフベルガーの復活となるのだ。

【フォトギャラリー】ゴルフ1のキャンピングカー


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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