クルマで「ディーノ」といえばフェラーリが思い浮かぶが、こちらはフィアットの「ディーノ」だ。恥ずかしながら、こういうクルマがあることすら知らなかったのだが、どんなクルマなのか? 「オートモビルカウンシル2026」(Automobile Council 2026)で聞いてきた。
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フィアットがディーノを作った経緯
ディーノといったら、フェラーリのこのクルマだ。
「Vintage Car VISCO」の担当者によると、フェラーリ「ディーノ」が搭載していたV型6気筒エンジンを作っていたのが、実はフィアットだった。フィアット版「ディーノ」はフェラーリ版「ディーノ」と同じエンジンを使っている。
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「オートモビルカウンシル2026」(Automobile Council 2026)は4月12日まで幕張メッセで開催中。写真のフィアット「ディーノ」は「Vintage Car VISCO」(福岡県北九州市)の展示車両だ
なぜ、フィアットがフェラーリのエンジンを作ることになったのか。
フェラーリの公式HPによると、1967年に「F2」というレースのレギュレーションが変更されたことにより、フェラーリでは、レース用に従来よりも小さなエンジンを用意する必要に直面した。使えるエンジンは「連続する12カ月で500台以上生産された」ものであることが条件。当時のフェラーリには、規制に適応したエンジンをこれだけたくさん生産することは困難だった。そこでフィアットと手を組んだ。
フィアットはエンジンを製作し、同社のフロントエンジンモデルに搭載して「ディーノ」の車名で販売する。一方のフェラーリは、「12カ月で500台以上(フィアットによって)生産されたエンジン」を手に入れる。こんな取り引きが成立したのである。
フィアットのディーノにはスパイダー(オープンカー)とクーペの2種類があった。スパイダーはピニンファリーナ、クーペはベルトーネが手掛けたそうだ。写真の個体は見ての通りスパイダーで、格納してあるソフトトップ(幌)の色は黒。付け替え可能なハードトップも付属しているそうだが、ソフトとハードの両方がそろっているのは珍しいことなのだという。
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1969年式のフィアット「ディーノ スパイダー 2.0」。ボディサイズは全長4,110mm、全幅1,700mm、全高1,270mm、ホイールベースは2,280mm。エンジンは2.0LのV6、最高出力は160PS/7,200rpm
こちらの個体は「Vintage Car VISCO」が九州で乗っていたオーナーから譲り受けたもの。価格は2,640万円となっていた。
























