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家電量販大手と中古車大手が提携した理由

APR. 03, 2026 08:00
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中古車大手IDOM(旧ガリバー)グループのICTと家電大手のヤマダHDが提携を発表したのは2025年11月のこと。家電量販店を自動車のショールームとして使ったり、ポイント還元を行ったりといった新しい動きが、都市部の共働き世帯を中心に注目を集めています。自動車流通の新たな可能性を示す動きとなるのでしょうか。

ヤマダ×ノレルとは?

家電量販店大手のヤマダとカーリースのノレルが提携することで、どのようなサービスが生まれたのかを解説します。

ノレルはクルマのサブスク

そもそもノレルとは、「誰でも乗れる」をコンセプトとしたクルマのサブスクサービスです。独自の与信サービスがあり、これまでカーリースの審査に通りづらかった方も利用しやすくなるよう設計されています。

ノレルの独自審査の通過率は100%となっており、申し込んだ人なら誰でも利用できる安心感があります(「免許不保持」「反社会勢力」「ノレルの悪質利用歴がある方」を除く)。

ヤマダのアプリからノレルを申し込める

今回誕生したのは、ヤマダの公式アプリからノレルの自動車利用を申し込めるサービスです。ヤマダ利用者にとっては、普段から使い慣れたアプリで気軽にクルマの利用ができるようになります。

車種ラインアップのチェック、申込み、契約後の案内などは、すべてスマホアプリで完結。短期契約でもリーズナブルな料金で利用でき、納車後のトラブルまでプロがしっかりサポートします。

  • ヤマダとノレルの提携

ノレルとヤマダが提携する理由

今回の提携で両社が狙っていることを、くわしく読み解いていきましょう。

ヤマダは「生活インフラ」への進化

まずヤマダは、家電から「暮らしのインフラ」への進化を図っていると考えられます。地方都市では車は「家電」同様に必須の生活インフラであり、車をラインアップに加えることで、家・家電・車という「生活の3大出費」すべてを自社経済圏に取り込む狙いがあるのでしょう。

全国にあるヤマダの広大な店舗を「ショールーム化」することになり、駐車場も含めて車の受け渡し拠点や点検の相談窓口として活用も可能です。ネット通販では実現できない、リアルな接点を強化できます。

ノレルは認知度アップ

一方のノレルとしては、ガリバーの店舗だけでなく、ヤマダの集客力を活用することにより、これまでリーチできなかった層(主婦、高齢者、家電買い替え層)へ一気に認知を広げられます。

自社のビッグデータとヤマダが保有する顧客データを掛け合わせられるのもメリット。より精度の高いマーケティングや再販モデルの構築につながります。

今後の展開は?

ヤマダ×ノレルは今後、以下のようなサービスの充実を図る予定です。

  • ヤマダポイントの付与

  • 店頭サポートサービスの開始

  • 車両の再販

契約期間や利用実績により、ヤマダポイントが付与されるようになる予定です。ノレルで獲得したポイントを活用し、ヤマダでの買い物がさらにお得になります。

一部店舗では相談カウンターを設置し、サポートサービスの導入の本格化が進みます。一気通貫で「クルマも家電もヤマダに相談しよう」という行動を定着化させることが狙いです。

  • ヤマダとノレルの提携

ヤマダ×ノレルのメリット・デメリット

ヤマダ×ノレルを利用するべきか、メリットとデメリットの両面から判断するとよいでしょう。

メリット

  • 家計を平準化できる

  • 下取り価格を気にする必要がない

車のリースであるため、車検や税金・メンテナンス費用などはすべて月額に含まれます。毎月の支出が一定になると、家計の見通しが立てやすくなります。

また、数年後の下取りがどうなるか心配する必要がありません。ライフステージに合わせて、身軽に乗り換えられる柔軟性もメリットです。

デメリット

  • 長期利用ではコストが大きくなる

  • 原状回復を求められる

5年・7年と長期で利用する場合、最終的な支払い総額は、新車を購入して売却した場合より高くなる可能性があります。とくに中古車プランは、割高な設定になります。

契約終了時には、車を原状回復して返却することが必要です。傷やタバコの臭い、ペットの毛などがあると、数万円~十数万円の追加出費が必要になることもあります。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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