「横浜ヒストリックカーデイ」(YHCD)でアバルトの珍しいクルマを見つけた。「FIAT ABARTH 750GT ZAGATO」というモデルだ。かなり昔のクルマだが、今でも快調に走るのだろうか? オーナーさんに話を聞いてみた。
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ベース車両は何でしょう?
アバルト(ABARTH)はイタリアの自動車メーカーで、フィアットなどをベースに高性能なスポーツカーを製造している。サソリのエンブレムを付けた「595」や「124スパイダー」などを街で見かけたことのある人も多いはずだ。
写真はアバルトがフィアット「600」(セイチェント)をベースに作った「FIAT ABARTH 750GT ZAGATO」というクルマ。今から67年前の1959年式だ。アバルトは「600」が搭載する633ccのエンジンを747ccにチューンナップして、ボディを全面的に作り変えている。
「FIAT ABARTH 750GT ZAGATO」のオーナー、しらかわさんに話を聞いてみた。
これから買うとすると、いくらくらい?
――いつごろ入手されたんですか?
しらかわさん:ちょうど30年前です。
――快調に走ってますか?
しらかわさん:いろいろありましたけど、そんなに大きな故障はありませんでした。5年くらい前にラジエーターの交換とエンジンのオーバーホールをしましたが、それから調子がいいですね。
――なぜ、このクルマを買おうと思ったんですか?
しらかわさん:まあ、「売ってたから」なんですけどね。30年前に見た雑誌広告にこれとは別のアバルトが載っていて、その店に見に行ってみたら、このクルマ(FIAT ABARTH 750GT ZAGATO)があって、こっちの方がいいなと思ったので買いました。
――すごい出会いですね(笑)。もともとイタリア車が好きだったんですか?
しらかわさん:そうですね。大学に入って、最初に買ったクルマがフィアットの初代「パンダ」でした。就職して、今度は「NAロードスター」(マツダ・ロードスターの初代モデル)に乗り換えたんですけど、やっぱりイタリア車がいいなという気持ちがどこかにあって、探していたら、たまたま出会いました。
――NAロードスターも名車ですよね。
しらかわさん:はい、いいクルマです。しばらくは2台持ちでした。
――NAと比べると、このクルマはどうですか?
しらかわさん:こっちは屋根が開かないんで、開けば最高ですよね(笑)。
――メンテナンスとか、部品が出てこないとか、そういう点で大変ではないですか?
しらかわさん:そんなに壊れないので、大丈夫です。普段はそこまで乗らないんですけど、メンテナンスも基本はほったらかし。片道100kmくらいのドライブであれば、全く問題なく走りますよ。
――運転しやすいですか?
しらかわさん:さすがに古いクルマなので、現代のクルマのようにはいかないですけど、よく言われるように「ピーキーで扱いにくい」ということは全くありません。
――乗り心地は?
しらかわさん:多分、悪いでしょうね。跳ねますし。
――日本では珍しいクルマでしょうか?
しらかわさん:そこまでじゃないと思います。こういうイベントがあれば、何台かは見かける感じですね。国内に10~20台はあるんじゃないでしょうか。
――30年前に購入された時は、おいくらくらいだったかお聞きしてもいいですか?
しらかわさん:いいですよ。375万円です。
――今買うとすると、どのくらいになるんでしょうか?
しらかわさん:程度にもよりますけど、一番高いので2,000万円というのを見たことがあります。レストアしたばかりの綺麗な個体でしたけど。旧車あるあるなんですけど、相場ってあってないようなものなんで、程度とかヒストリーで変わってきますね。




















