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( Life )

「コロナにかかりにくい血液型」があるって本当? 重症化しやすいのは何型?

JAN. 29, 2026 08:15
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日本では性格診断の影響で馴染みがある血液型ですが、近年の研究で血液型の分布比率が感染症の流行の影響をうけていることが分かりました。

本記事では血液型が感染症やがん、心血管疾患の起こりやすさやけがの重症化リスクとどのように関係しているのかを解説した『血液型でわかる病気とケガのリスク』(深瀬浩一 著/宝島社 刊)から一部を抜粋して紹介します。

血液型ごとにリスクが異なる

近年でもっとも話題になった感染症といえば、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)です。世界的なパンデミックに陥ったこの感染症が私たちに教えてくれたことの1つが、「血液型による感染や重症化のリスクの違い」でした。

「O型の人は感染しにくく、重症化もしにくい」「A型の人は感染しやすく、重症化もしやすい」――くり返しにはなりますが、これは決して占いや性格診断の話ではありません。新型コロナウイルス感染症のパンデミックの初期から、「血液型と感染しやすさ・重症化のしやすさに関係があるのではないか」と考えられ、世界じゅうで調査・研究が行われてきました。その中で、この傾向が見えてきたのです。

2020年に『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(The New England Journal of Medeicine)』に掲載された研究では、呼吸不全を起こした重症患者約1900人を詳細に分析しています。その結果、A型の人はO型の人に比べて重症化リスクが1.45倍も高く、反対にO型の人はリスクが0.65倍と低いことがわかりました。

また、複数の研究をまとめた2022年の報告では、O型の人と比較した感染しやすさを示すオッズ比(統計学で使われる。リスクの高さを表す指標)が明らかになりました。A型で1.29倍、B型で1.15倍、AB型で1.32倍――つまり、O型を基準とすると、ほかの血液型の人たちはみな、新型コロナウイルスに感染しやすかったのです。

AB型の意外な弱点

日本では「コロナ制圧タスクフォース」として、全国の病院が協力して約2400人の新型コロナウイルス感染症の日本人患者データを詳細に分析しました。すると、基本的な傾向は世界と同じ――A型の人がO型の人より感染しやすいという結果でした。しかし、酸素吸入や人工呼吸器を必要とするもっとも重篤な症状のケースを分析したところ、AB型の人の重症化リスクがO型の人と比べて1.84倍も高かったのです。

これは、年齢や基礎疾患など、他のリスク要因を考慮しても変わらない数値でした。世界的には「A型が高リスク」とされてきましたが、どうやら私たち日本人では、AB型の方が重症化しやすい可能性があるのです。

だからといって、AB型の皆さんが落ち込む必要はありません。血液型の違いは、年齢や基礎疾患といった要因ほど大きな影響は及ぼしませんし、O型の人も感染対策を怠っていいわけではありません。適切な感染対策こそが、何よりも大切なのです。

『血液型でわかる病気とケガのリスク』(深瀬浩一 著/宝島社 刊)

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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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