「ケンメリスカイライン」やダッジ「チャレンジャー」など、1970年代のGTカーを想起させるルックスをまとうM55の量産モデル第1弾「ゼロエディション」は100台限定で、あっという間に完売した。
今回のM55「ファーストエディション」は量産モデルの第2弾。2026年のイヤーモデルで、生産販売予定台数は250台となる。ゼロエディションと何が違うのか、詳細をチェックしてきた。
オートマ化とグレード増加で間口が広がった?
ファーストエディションのベースはホンダ「シビック」(現行型)のオートマ車。グレードはハイブリッドの「e:HEV EX」(842.71万円)、「e:HEV LX」(811.8万円)、ガソリンモデル「LX」(756.8万円)の3つから選択できる。
マイチェン後のシビックで人気の高い6速マニュアル(MT)モデル「RS」をベースとするグレードがないのは残念なところだが、M55に乗りたいけど渋滞時や坂道発進時にMTを操るのは苦手、という方には、スイッチシフト式の2ペダルAT採用は朗報だろう。100台限定ですでに走り始めているゼロエディションの抽選に漏れた方にとっては、ファーストエディションの発売が「救済措置」にもなる。
ファーストエディションのボディサイズは全長4,735mm、全幅1,805mm、全高1,415mm、ホイールベースは2,735mm。フロントとリアの形状を変更してミツオカオリジナルとしているため、シビックより275mm長くなっている。ここはゼロエディションと同じだ。
ハイブリッドモデルが搭載する「LFC」型エンジンは1,993ccの水冷直列4気筒。最高出力104kW(141PS)/6,000rpm、最大トルク182Nm/4,500rpmを発生する。
ハイブリッドのモーターは135kW(184PS)/315Nmというスペック。ゼロエディションが搭載していた134PS/240Nmの1.5Lターボエンジン(今回のLXモデルはこれと同じでCVT仕様)よりもパワフルだったり、燃費がよかったりするのはベースモデルのシビックと同様だ。
18インチアルミホイールはシャークグレーメタリック+マット切削のノイズリデューシングタイプ。ゼロエディションはTAN-EI-SYA(富山県射水市)製のM55専用軽量鍛造ホイール(MITSUOKAのロゴ入り)をカラーボルトで取り付けているので、ルックスが異なる。
選ぶ楽しみが拡大、特徴的な装備はオプションに
LEDフォグライト(8.58万円)。ゼロエディションのネイビーから精悍なブラックに色が変わったハトメ加工の専用レザーシート(49.5万円)、ギャランGTO風の専用リアガラスルーバー(16.5万円)などがオプション品となっているのは、それらが“全部入り”だったゼロエディションとの大きな違いだ。
ミツオカが麻布のショールームで開催した発表会では、「ジョンマンゴー」カラーの「e:HEV EX」と「プラチナホワイトパール」の「e:HEV LX」を見ることができた。
「ジョンマンゴー」の「e:HEV EX」はオプションをフル装着した状態。電動パノラマサンルーフは同グレードでは標準装備となる。
プラチナホワイトパールの「e:HEV LX」はオプション未装着の状態だ。シートは標準モデル(シビック)と同じグレーのコンビシートだし、ゼロエディションのようなリアブラインドがないので、後ろ姿がすっきりとしていた。
ワングレード、ワンカラー(レジェンダリーグレーメタリック)だったゼロエディションに比べて、上記のようにグレードが3つに増えたり、ボディカラーが標準4色(ソニックグレーパール、プラチナホワイトパール、プレミアムクリスタルレッド、シーベットブルーパール)、オプション(各49.5万円)6色(ブルーアイスランド、オールドイングリッシュホワイト、ジョンマンゴー、スプリングブルー、パパイヤオレンジメタリック、スカイスクレイパーグレー)に増えていたりと、選ぶ楽しみが増えたのがファーストエディションの特徴だ。
ゼロエディションには千葉県内で乗ってみたが、非常に好印象だった。ファーストエディションのベースとなっているシビックのe:HEVモデルに試乗した時も、「ASC」(アクティブサウンドコントロール)で増幅されるホンダのエンジンサウンドを聴きながらコーナーを攻めるのが楽しかった印象が残っている。
となると「ファーストエディション」のポテンシャルも高そうで、クラシカルなスタイルを楽しみながら走りも燃費も結構いけるはずだ。現状、250台のうち残りは100台というから、気になる方はお急ぎあれ。





























