住宅ローン関連で「モーゲージバンク」という言葉を聞いた方も多いでしょう。近年利用者が増えている金融機関ですが、どのような特徴があるのでしょうか。この記事ではモーゲージバンクのビジネス、利用するメリット・注意点をわかりやすく解説します。
モーゲージバンクとはどのような機関?
モーゲージとは英語で、抵当・抵当権を意味する言葉です。モーゲージバンクは、住宅ローンを専門として取り扱う金融機関を意味します。
国内のモーゲージバンクの会社として、ARUHI、日本住宅ローン、日本モーゲージサービスなどがあります。
同じモーゲージバンクでも、貸付をする範囲はさまざまです。特定の住宅メーカーの住宅に特化するケース、提携先などを問わず幅広く住宅ローンを提供するケースなどがあります。
モーゲージバンクと銀行はどこが違う?
モーゲージバンクと、一般的な銀行の住宅ローンの違いをまとめました。
| モーゲージバンク | 銀行 | |
|---|---|---|
| 住宅ローンの原資 | 住宅ローン債権の証券化 | 預金 |
| 取り扱う商品 | フラット35が中心 | 多種多様 |
住宅ローンの原資
両者の大きな違いは、まず住宅ローンの原資がどこから来るかにあります。銀行には預金業務があり、顧客からの預金を原資に充てるのが一般的です。
これに対してモーゲージバンクは預金がないため、別の方法で用意することになります。具体的には住宅ローンの債権を、住宅金融支援機構が買い取り、証券化することで資金とします。
取り扱う商品
モーゲージバンクが取り扱うのは、フラット35が中心です。フラット35は最長35年・金利固定の住宅ローンで、返済額が変わらないこと、金利引き下げを受けられる可能性があることなどがメリットです。
これに対して銀行ではフラット35だけではなく、その銀行独自の住宅ローンを取り扱っています。金利や借りられる期間、補償サービスなどさまざまな違いがあります。
モーゲージバンクを利用するメリット
モーゲージバンクで住宅ローンを利用するメリットは、以下の3点です。
審査基準の柔軟性が比較的高い
住宅ローンの借り手を積極的に募っているため、銀行と比較すると審査基準の柔軟性が高い傾向があります。銀行では断られた方でも、モーゲージバンクなら審査に通過するかもしれません。
また、フラット35において団信への加入は任意となっており、団信に加入しなくても住宅ローンを組めます。持病のある方、健康状態に不安のある方もモーゲージバンクは利用しやすいでしょう。
審査期間が短い
銀行や信用金庫では審査に時間がかかるケースが多く、モーゲージバンクのほうが審査はスピーディーな傾向です。ただし、申し込みが集中している時期は、モーゲージバンクでも時間がかかるケースもあります。
任意の口座を引き落としに設定できる
銀行の提供する住宅ローンの場合、その銀行の口座を引き落とし口座に指定するケースがほとんどです。しかし、モーゲージバンクであれば、好きな金融機関から選べます。
給料の振込口座と同じにしたい、普段の支払いで使っている口座を設定したいなど、さまざまなケースに合わせて口座を指定できるのは便利でしょう。
モーゲージバンクのデメリット
モーゲージバンクで取り扱う金融商品は基本的にフラット35であり、銀行に比べるとバリエーションは多くありません。フラット35は原則として全期間固定であり、固定期間選択型などの金利タイプを選べるケースは限られています。
変動金利のほうが金利は低いため、できるだけ低金利で借りたい方にモーゲージバンクは向いていません。固定金利による安心感を重視する方、ローン審査に不安がある方に向いているといえます。
モーゲージバンク・満足度ランキング
最後に、オリコンの2025年度満足度調査ランキング、モーゲージバンク部門の結果を紹介します。
| 順位 | 企業名 |
|---|---|
| 1位 | 日本住宅ローン |
| 2位 | ARUHI |

