ワインはぶどう品種と生産地によって大きく味わいが変わります。では、白ワインの中でも人気の品種と産地はどこか。人によって意見は違ってくるでしょうけれど、おそらく誰もが上位に挙げるのが「ニュージーランド産のソーヴィニョン・ブラン種のワイン」だと思います。
もちろん、ニュージーランド産のソーヴィニョン・ブランのワインといってもたくさんの商品があります。同じ産地、同じぶどう品種なので、味わいや香りには共通点がありますが、やはりそれぞれ個性や特徴があるのが面白いところです。
中でも飛び抜けて有名な銘柄といえば「クラウディーベイ」。ニュージーランドのソーヴィニョン・ブランを世界中に知らしめた立役者とも言える存在で、知名度やブランド力はトップクラス。それでいて比較的価格もお手頃なのが嬉しいところです。
今回、そんなクラウディーベイのソーヴィニョン・ブランの最新ヴィンテージとなる2025年のリリース記念イベントが表参道のTwo Roomsで開催されました。
イベントの模様と、クラウディーベイ ソーヴィニョン・ブラン2025の味わいについてお届けします。
表参道・Two Roomsで開催! クラウディーベイ ソーヴィニョン・ブラン2025年リリースイベント
クラウディーベイは、ワインファンの間で絶大な知名度を誇る白ワインです。1985年にファーストヴィンテージがリリースされると、瞬く間に世界中で大人気となり、ニュージーランド産ソーヴィニョン・ブランのポテンシャルを見せつけました。
現在、ニュージーランドがソーヴィニョン・ブランの銘醸地としてブランドを確立している一端は、間違いなくクラウディーベイと言えるでしょう。
その特徴は、すっきりとした爽やかな酸味に、トロピカルフルーツのようなみずみずしい果実味が重なり、そこにハーブのような清涼感がアクセントとして加わるバランスのとれた味わい。料理にも合わせやすく、日本食とも好相性です。価格は4,000~5,000円といったところ。知名度のわりに手に取りやすく、コスパも抜群です。
そんなクラウディーベイ ソーヴィニョン・ブランの最新ヴィンテージとなる2025年がこの度リリースされ、お披露目イベントが東京・表参道のTwo Roomsで開催されました。
Two Roomsは洗練された空間と抜群の眺望が魅力のスタイリッシュなレストラン。特に青山の街を一望できるテラス席は圧巻です。
イベントでは、まず今回が初来日となるクラウディーベイのワインメーカー、ダニエル・ソレル氏が登場。会場となったTwo Roomsのチームへの感謝を述べ、「クラウディーベイを代表してこの場所に立てるのはとても光栄なことです。40年前にクラウディーベイを創業したデヴィッド・ホーネンも、まさか今日、東京でクラウディーベイのワインが楽しまれているとは思わなかったでしょう」とコメントしました。
ソレル氏はさらに、「過去10年間、クラウディーベイの代表として世界中をめぐってきましたが、今でも多くの人がクラウディーベイのすばらしさについて私に伝えてくれます」と振り返った上で、「多くのワインがある中で、初めてクラウディーベイを味わったときの記憶を覚えている人が多いのは、極めて珍しいことです」と誇らしげに語りました。
今回、新たにリリースされた2025年のクラウディーベイ ソーヴィニョン・ブラン。その味わいいついてソレル氏は、「10年前に初めてクラウディーベイに来たときのことを思い出させる」とコメントします。
ソレル氏の言葉の背景にあるのは、2025年というヴィンテージの特徴です。クラウディーベイの生産地であるニュージーランドのマールボロは今年、非常に冷涼な一年となりました。
ソーヴィニョン・ブランのような爽やかな白ワインにとって、涼しい気候は有利に働きます。ソレル氏曰く、「クラウディーベイの本質である、フレッシュさを表現できた」とのことで、過去10年の中でも最高峰の一つに仕上がったといいます。
爽やかな酸味とフレッシュな果実味が広がる完成度の高い味わい
実際にソーヴィニョン・ブラン2025を味わってみました。
個人的にクラウディーベイのソーヴィニョン・ブランは、樽香などのない爽やかさと熟した果実風味の両立が特徴だと思っています。2025年ヴィンテージもそうしたクラウディーベイらしさはしっかりと表現されており、レモンやグレープフルーツを思わせる鮮烈な酸と、パッションフルーツやメロンのような南国フルーツの甘い香りが強烈に立ち上ります。
一般的にニュージーランドのソーヴィニョン・ブランといえば、植物のような香りも特徴の一つとされます。人によっては葱や芝生のような香りと捉えることもあり、強すぎると苦手な人も一定数いる香りです。
ただ、クラウディーベイのソーヴィニョン・ブランはこの青っぽい香りが絶妙で、ないわけではないけれど、気になるほど目立たないというラインで仕上げているように感じました。
また、2025年ヴィンテージの特徴なのか、白胡椒のようなスパイシーな香りをいつもより強く感じるように思いました。
総じて完成度が高く、そのまま飲んでもいいし、料理に合わせても活躍するワインだと思います。
魚介系と万能に合う! タイ料理にも合わせてみたい
イベントでは、ソーヴィニョン・ブラン2025に合わせる料理も提供されました。
ニューカレドニア産の海老や、北海道産のホタテ、鹿児島産のカンパチ、大分・大入島産の牡蠣、千葉産のハマグリなどの魚介系が中心で、いずれもソーヴィニョン・ブラン2025との相性は最高です。レモンを絞ったり、スパイシーなソースを合わせたりするのもおすすめ。「特に二枚貝との相性が良い」といった声も聞かれました。
たしかに魚介系には万能に合うワインだと思います。シンプルで素材を生かした調理法はもちろん、ハーブやスパイス、柑橘系のニュアンスを加えると、さらにマッチするでしょう。個人的にはタイ料理に合わせても面白そうだと思います。
飲むときは、できれば香りを存分に楽しむために、ワイングラスを用意したいところ。温度はあまり気にせず、冷蔵庫でしっかり冷やしてOK。何なら暑い夏の日は、氷を入れるのもあり(公式推奨ではありませんが)。スクリューキャップなのでコルク抜きも不要です。ひねってやればパキッと開けられます。
白ワインの定番スタイルの一つであるニュージーランド産ソーヴィニョン・ブラン。その代表格とも言えるクラウディーベイ。飲み慣れた人だけでなく、これからワインのことを知っていきたい人にもおすすめの一本です。











