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( Car ) 夢のクルマが大集結! JMS2025特集

ホンダの新型車「スーパーワン」を詳細チェック! 乗って楽しい小型EVは実現可能?

NOV. 07, 2025 11:30
Text : 室井大和
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ホンダが小型EV「スーパーワン」のプロトタイプを世界初公開した。軽自動車のプラットフォームに中身はパワフルな電気自動車(EV)という楽しみな1台で、乗車体験を豊かにする多彩な仕掛けを備えているらしいが、いったいどんなクルマなのか。ジャパンモビリティショー2025(JMS2025、会期は11月9日まで)の会場で実物をチェックしてきた。

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

    世界初公開となったホンダの小型EV「スーパーワン プロトタイプ」。EVなのにガソリン車のような感覚を味わえるらしいが…

EVなのにギアチェンジを体験できる!?

スーパーワンの外観を見て、どこか見覚えがあると感じた方がいらっしゃるかもしれない。すでに発売されている軽EVの「N-ONE e:」がベースとなっているからだ。ヘッドライトを見ても、ほぼ同じものが使われているのがわかる。

  • ホンダ「N-ONE e:」

    「スーパーワン」のベースは軽EVの「N-ONE e:」だ

軽自動車ベースではあるが、オーバーフェンダーを採用して車幅が拡大しているので、区分としては軽自動車ではなく登録車(乗用車)となる。そのため、軽自動車に適用される最高出力64PSという自主規制は適用外に。乗用車として、性能をフルに引き出すことが可能になったのだ。単純な話、軽のような小さな車体に高出力な(馬力の大きい)モーターを積むことができるのである。

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

    「スーパーワン プロトタイプ」のリアは張り出しがあって迫力がありつつも、どこかかわいらしい

  • ホンダ「N-ONE e:」

    「N-ONE e:」のリアは質素ながらスッキリとしていて好印象

リアを見たときのデザインもN-ONE e:を彷彿とさせるが、テールランプの間にあるピアノブラックのパネルに「Honda」の文字が浮かび上がっていて引き締まった印象だ。リアの下部で赤く光るバックフォグランプもカッコいい!

スーパーワンのグランドコンセプトは「e:Dash BOOSTER」。乗車体験を豊かにする多彩な仕掛けを採用しているという。その象徴となるのが、専用開発の走行モード「BOOSTモード」の搭載だ。このモードを使えば出力が拡大し、鋭い加速が可能になるという。

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

    「N-ONE e:」との違いは車内に乗り込めば一目瞭然

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

    インテリアはシンプルにまとまっているし、運転席からの視界もかなりいい

担当者はスーパーワンの魅力を次のように話す。

「EVなのにガソリンエンジン車を運転しているかのような体験が得られるのが最大の魅力であり、このクルマの特長です。アクセルの踏み込み加減によって変化するエンジンサウンド(アクティブサウンドコントロール)が車内に響き渡り、マニュアル車でギアチェンジをしているかのような感覚(仮想有段シフト制御)を楽しむことができるような設計を行いました」

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

    EVなので当たり前だがシフトレバーはなく、すべてボタンで操作する

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

    後席も思っていた以上に広々している

さらに、3連のタコメーターで(架空の)エンジンの回転数を表示させることで、視覚的にもアクティブな運転操作を体験できるようになっているようだ。他社を含めて、このようなEVはこれまでなかったのではないだろうか。

「EVはつまらない」という固定観念に挑戦

なぜ、このようなEVを開発したのか。そもそもの意図を聞いた。

「そろそろEVに乗り換えてもいい、もしくはEVが気になっているものの、ガソリンエンジンの楽しさも忘れたくない。そんな思いを抱いているアクティブなシニア世代の男性をイメージして開発しました。実際、ガソリン車のオーナーにEVを勧めても、『どうせEVはつまらないんでしょう?』という声をいただくことがあります。そう感じている方にこそ刺さる1台ではないでしょうか」

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

    シートは「N-ONE e:」とはまったく違うバケットシートを採用。カラダをしっかりとホールドしてくれそうだ

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

    早ければ来年にも発売される可能性があるスーパーワン。続報を楽しみに待ちたい

  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」
  • ホンダ「スーパーワン プロトタイプ」

EVにはEVならではの良さがある。ただ、エンジンサウンドやギアチェンジといった、ガソリンエンジン搭載のマニュアル車でしか味わえない魅力もたくさんある。スーパーワンはEVでありながら、ガソリン車のような操る喜びを追求した結果生まれた1台だ。

会場で展示されたスーパーワンはプロトタイプのため、詳細はまだ明らかになっていないが、量産モデルを2026年中に日本で発売する予定。また、小型EVのニーズが高い英国やアジア地域でも販売するという。

N-ONE e:で最も高いモデル(e:L、319.88万円)より高くなることは間違いないとは思うが、価格を含め、スペックの詳細など続報を楽しみに待ちたい。

  • ホンダ「0 SALOON プロトタイプ」

    JMS2025のホンダブースには次世代EV「ホンダ 0シリーズ」も展示してあった。フラッグシップモデルである「0 SALOON」(写真)はフロア高を抑えたスポーティーEVとして開発

  • ホンダ「0 SUV プロトタイプ」

    中型SUV「0 SUV」はシリーズ第1弾として発売予定だ

  • ホンダ「0 α プロトタイプ」

    世界初公開となった「0 α」。量産モデルは2027年に日本やインドを中心にグローバルで販売を予定している

  • ホンダ「アキュラ RSX プロトタイプ」

    ホンダ「アキュラ RSX プロトタイプ」

  • ホンダ「アキュラ RSX プロトタイプ」
  • ホンダ「マイクロEV」

    集配所から自宅までといったラストワンマイルの移動に適したマイクロモビリティ「マイクロEV」

  • ホンダ「サステナブルロケット」

    2025年6月に北海道大樹町で離着陸実験を行ったロケットの実物

  • ホンダ「ホンダジェット エリートII」

    小型ビジネスジェット機「ホンダジェット エリートII」の実物大のモックアップも展示

  • ホンダ「CR-V e:HEV RS」

    日本専用モデルの「CR-V e:HEV RS ブラックエディション」には新開発のモーターを採用して高出力を実現している

  • ホンダ「EV OUTLIER コンセプト」

    電動二輪のコンセプトモデル「EV OUTLIER コンセプト」は、両輪にインホイールモーターを採用することで既成概念にとらわれないダイナミックなプロポーションを実現している


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。