吉田カバンは11月14日~16日、創業90周年を記念した展覧会「Every day is a new beginning」を登録有形文化財にも指定されている東京・九段下の「九段ハウス」(東京都千代田区九段北1丁目15-9)にて開催する。
文化財の空間で、ものづくりの神髄伝えるインスタレーション
1935年の創業以来、メイド・イン・ジャパンにこだわり、一針入魂の精神でカバンを作り続けてきた吉田カバン。伝統と革新を調和させ、職人魂とチャレンジ精神を忘れない。流行りを追うのではなく、常に新しいことや周りと違うアイデアを。機能を優先し、「道具としてのカバン」を作るという理念――そのような吉田カバンのものづくりの神髄を「Every day is a new beginning」という言葉に託し、本展覧会のテーマとした。
会場は、1927年に私邸として建築され、現在は登録有形文化財にも指定されている「九段ハウス」。内装は、スパニッシュ様式のデザインをベースに和室など日本的な要素も巧みに取り入れており、和と洋が高い次元で共存した、唯一無二の洗練された雰囲気のなかに歴史を感じる空間となっている。
展覧会では、こうした九段ハウス独自の空間を活かした展示やインスタレーションを展開。
長い年月をかけて育んだ職人の技、人気シリーズのコンセプトの体験、ショートフィルムの上映、90周年を記念したアニバーサリーアイテムの数々を見ることができる。
さらに、戦後の街を歩き、カバンを手売りしていた創業者・吉田吉蔵(よしだ きちぞう)の原点を伝える展示も。当時使用していたリヤカーや黒澤明監督作品「天国と地獄」のために作られたバッグ、吉蔵が最も得意とした馬蹄型のコインケースやトランクケースなど、初公開となる作品や貴重なアーカイブを楽しめる。
展覧会でのみ販売する限定アイテムも
会場では、日本を代表する現代アート作家の一人である横尾忠則氏が、吉田カバン90周年のために特別に書き下ろした作品のポスターを数量限定で販売。他にも、会場のみで販売する限定アイテムを多数用意する(会場限定アイテムの詳細は、吉田カバン公式Xにて随時発信予定)。
開催期間は、2025年11月14日~11月16日の9:00 ~ 20:30(最終入場 19:00)。事前予約制で入場料は1,300円。
















