スイスの高級時計ブランド「タグ・ホイヤー」は、「カレラ」コレクションの新作2モデルを発表。それぞれ異なる素材と構造を取り入れた「カレラ クロノグラフ ツインタイム」と「カレラ クロノグラフ フルゴールド」は、ブランドが掲げる“スポーツエレガンス”の象徴的な形を描く。価格はツインタイムが135万8,500円、フルゴールドが329万4,500円。
GMTを搭載したチタン製ツインタイム
ツインタイムは、タグ・ホイヤーのレーシングスピリットを反映したスポーツクロノグラフ。軽量なグレード2チタンのケースをベースに、ベゼルにはブラックセラミック製のタキメータースケールを組み合わせた。サテンとポリッシュを交互に施した仕上げが、光を柔らかく反射する。
ダイヤルはブラックを基調に、外周にレッドのGMTスケールを配置。センターの赤いGMT針が第2タイムゾーンを指し、海外渡航時やビジネスユースに役立つ。クロノグラフ秒針と積算計の針にも同系色のアクセントを加え、視認性とデザインの一体感を高めた。
ムーブメントには、自社製自動巻き「キャリバーTH20-02」を搭載。約80時間のパワーリザーブを備え、双方向巻上げ機構によって効率的なエネルギー伝達を実現している。ケース径は44mm、防水性能は100m。サファイアクリスタルのケースバックからは、ローターに刻まれたタグ・ホイヤーロゴを眺めることができる。
- ケース素材:グレード2チタン(ブラックセラミックベゼル)
- ケースサイズ:径44mm
- ストラップ:ティールグリーンの一体型ラバーストラップ
- 風防:ドーム型サファイアクリスタル(両面無反射コーティング)
- 防水性能:100m
- ムーブメント:自動巻き機械式「キャリバー TH20-02」
- パワーリザーブ:約80時間
18Kローズゴールドが放つフルボディの存在感
フルゴールドは、ラグジュアリーな魅力を前面に打ち出したクロノグラフ。ケース、ブレスレット、プッシュボタン、リュウズを18Kローズゴールドで統一し、ブランド史上でも希少な“フルメタル・ゴールド”仕様となっている。
ブラックオパーリンダイヤルには、垂直方向のヘアラインを加え、光の加減によって奥行きを演出。立体的なゴールドインデックスと時分針が、上質な陰影を生み出している。サテンとポリッシュを組み合わせた表面仕上げのケースが、ゴールド特有の質感を際立たせている。
ムーブメントは、タグ・ホイヤーの新世代自動巻きクロノグラフ「TH20」シリーズの基本機構をベースとし、コラムホイールと垂直クラッチを備える。裏ぶたにはサファイアクリスタルを採用し、最新の自社製ムーブメント「キャリバー TH20-00」の動きを鑑賞できる。
- ケース素材:18Kローズゴールド
- ケースサイズ:径44mm
- 風防:ドーム型サファイアクリスタル(両面無反射コーティング)
- ストラップ:ブラックの一体型ラバーストラップ
- 防水性能:100m
- ムーブメント:自動巻き機械式「キャリバー TH20-00」
- パワーリザーブ:約80時間
タグ・ホイヤーが60年以上にわたり築き上げてきた「カレラ」の名は、モータースポーツにおけるひとつの象徴ともいえる。今回の「カレラ エクストリームスポーツ」新作2モデルは、タグ・ホイヤーの哲学をそれぞれ異なる角度で表現した。ツインタイムは、レーシングクロノグラフの機能美を研ぎ澄ませた技術的ピース。フルゴールドは、受け継がれるエレガンスの系譜を再構成した存在だ。


















