健康に気を使っているのに、なかなか腸の不調が治らない……。それ、「やってはいけない腸活」をやってしまっている可能性が高いです。この記事では、累計2万件の「日本人の腸内解析・栄養解析データ」からわかった腸の新常識、そして本当にやるべき食事術・生活術を解説した『やってはいけない腸活 』(著者:太田華代,監修:手島麻登里/三笠書房)から一部を抜粋して紹介します。
今回のテーマは『その「発酵食品」をやめなさい―「摂りすぎ」はかえって体に毒―』。
その「発酵食品」をやめなさい
一時期、大流行した塩麹は、今も盛んに料理に用いられています。
麹菌によって発酵させた食品は、あるラインまでは腸内環境に良い影響を与えます。しかし、そのラインを超えたときに、ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌などの良い菌を減らしてしまい、腸内環境が乱れてしまうのです。
発酵食品を取りはじめた頃は、たいてい、便通も良くなるし、美肌効果なども感じられます。
そこで、「これはいい」と毎日続けていると、あるときにラインを超え、ガクッと不調に見舞われます。
それは、良い菌が減ってしまったからなのですが、本人は「これはマズい。もっと発酵食品を摂らなくちゃ」と、さらに事態を悪化させているパターンが多いのです。
発酵食品は、1日3食のうちの1回、たとえば納豆1パックを食べるくらいで十分。毎食摂る必要などありません。
チーズも発酵食品の代表です。チーズは乳酸発酵ですが、ブルーチーズはそこにカビの発酵も加わります。少し摂っている分にはいいのですが、摂りすぎれば腸にとってマイナスに働いてしまいますので、注意しましょう。
『やってはいけない腸活』(著者:太田華代,監修:手島麻登里/三笠書房)
健康に気を使っているのに、なかなか腸の不調が治らない……。それ、「やってはいけない腸活」をやってしまっている可能性が高いです。たとえば、日本人と外国人とでは、腸の形状や腸内細菌の種類などがまったく異なります。にもかかわらず、これまでの健康法・腸活法の多くは、「海外のデータ」がもとにされてきました。これでは、日本人に効果がでないのは当たり前です。本書では、累計2万件の「日本人の腸内解析・栄養解析データ」からわかった腸の新常識、そして本当にやるべき食事術・生活術をご紹介します。


