最近、「なんとなくやる気が出ない」「仕事に集中できない」「疲れが取れにくい」と感じることはありませんか? 30代後半から50代にかけての男性に多い悩みですが、多くの方が「もう年齢のせいだから仕方ない」と考えてしまいます。
しかし、そのパフォーマンス低下の背景には"隠れ栄養失調"が潜んでいるかもしれません。
ビジネスシーンに欠かせないやる気・集中力は「ホルモン」が握っている
私たちの体調や気力を大きく左右するのが「ホルモン」です。なかでも男性ホルモンの代表であるテストステロンは、筋肉や骨を守るだけでなく、意欲・集中力・判断力といったビジネスシーンで欠かせない能力にも深く関与しています。十分なテストステロンが分泌されていれば、朝の目覚めがよく、仕事にも前向きに取り組めるはず。逆に分泌が低下すると、「何となく気力が湧かない」「イライラしやすい」「判断が遅くなる」といった不調が表れやすくなります。こうした症状は“加齢現象=年のせい”と思われがちですが、実際には 栄養不足がホルモンの働きを弱めているケース も多いのです。
ホルモンは“栄養”からしか作れない ホルモンを支える「栄養」の力
ホルモンは体内で自然に作られているように思えますが、実際には「材料」となる栄養素が揃わなければ合成されません。特に、テストステロンに関わる代表的な栄養素は、タンパク質、亜鉛、ビタミンD、ビタミンB群・マグネシウムです。特に、現代人に不足しやすいのが亜鉛とビタミンD。外食やコンビニ食が続くと、これらの栄養素は極端に欠けやすく、知らないうちにホルモンの“生産ライン”が止まってしまいます。そして、これらの栄養が不足すると、テストステロンが減少し、気力や集中力が低下する。結果的に運動量が減り、筋肉が落ち、基礎代謝が下がる。こうした負の連鎖が進むと、生活習慣病のリスクまで高まってしまいます。
つまり、「年齢のせい」と思って放置していると、健康と仕事の両面でダメージを受けることになるのです。
今日からできる、ホルモンを整える食習慣
では、何から始めればよいのでしょうか。難しいことはありません。毎日の食事を少し工夫するだけで、ホルモンを支える“材料”を取り戻すことができます。主食・主菜・副菜をバランス良く揃え、肉・魚・卵を中心にタンパク質を確保すること。また、亜鉛やビタミンDを意識して、牡蠣、牛赤身肉、レバー、ナッツ類、鮭、イワシ、サンマ、干し椎茸を習慣的に取り入れること。加えて、喫煙やアルコールの飲み過ぎ、夜更かしはホルモンを大きく減らす要因。飲酒は週2日程度の休肝日を設け、睡眠は6〜7時間を目安に整えることが重要です。
「隠れ栄養失調」に気づけば、体は変えられる
「年齢のせい」と諦めるのは簡単ですが、それでは現状を悪化させるだけです。体は食べたもので作られています。そして、男性ホルモンなどのホルモンも例外ではありません。栄養を整えることで、40代・50代、そして、60代であっても活力を取り戻すことは十分に可能です。
もし最近の不調を「加齢」と片づけていたなら、今日からの食事を見直してみましょう。 “隠れ栄養失調”を防ぐことが、あなたのパフォーマンスを守る最短ルートなのです。
新刊『更年期の不調の原因は栄養不足が9割』(梶尚志/あさ出版)
疲労感、イライラ、眠れない……。多くの女性が抱える更年期のつらいお悩みですが、その症状には大きな「個人差」があり、ホルモンバランスの変化だけでは説明しきれません。その違いを生む要因は、体質や生活習慣、そして“栄養不足”です。 女性はホルモンの影響を受けやすいため、栄養の乱れが不調に直結しやすいといわれています。「年齢のせいだから仕方ない」という誤解を解き、栄養状態と生活習慣で根本的な対策を。今の不調を和らげ、その後の人生を健康的に生きるために、すべての世代の女性に届けたい新しい“更年期ケア”の一冊です。


